月曜日, 10月 7, 2024
ホーム調査レポート 保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)公表 

[住まいサーフィン] 保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)公表 

– 今年も激戦の“保活”、ワースト3駅は変化なし –

【要旨】
■婚姻数の減少等に伴い出生が低下し都区部の0歳人口は減少した(1月1日現在 ▲2.1%)
■しかしながら保育園の定員減少も見られ大きな改善は見られない(10月現在 ▲1.3%)
■今年もワースト3は不動の3駅となった
1位,葛西 2位,西葛西 3位,新小岩
昨年4位の勝どき駅は定員が15%増加し、やや改善へ(昨年4位から今年9位へ)
尚、昨年との比較では下記2駅がワースト順位を上げており注意が必要である。
7位,篠崎(昨年13位)8位,船堀(同12位)

 分譲マンション購入・売却検討者27万人を有する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は、保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)を発表します。「住まいサーフィン」は不動産ビッグデータを活用しコンサルティングを行う、スタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)が運営しています。

 今回は2022年4月時に、0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計し、保育園に入所しにくい駅、しやすい駅を調査しました。
 待機児童数は、「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とし、区が定める基準を満たす保育サービスを提供する専用施設の0歳児定員」を引いて算出しています。保育サービスの需要は待機児童数で表されますが、この定義は求職中や産休中の需要を含める・含めないなど行政によって基準が異なります。また、通所距離を考慮せず同じ区内であれば利用可と判断されるなど、利用者が実態をつかみづらい面もあります。そのため、本調査では、待機児童数の潜在需要を把握するため、各行政区に対して町丁目毎の0歳児人口の調査を行い、0歳児人口の総数を最大需要と推計し、さらにそれらを駅単位で集計しました。

調査結果

[住まいサーフィン] 保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)公表 のサブ画像1

[住まいサーフィン] 保育園に入りにくい駅ランキング(2022年度入園版)公表 のサブ画像2

 

■保育園に入りにくい駅の特徴
 ワースト3駅はいずれも順位は変わらず、ワースト1位は葛西駅で、駅近隣の0歳児人口が都区部全駅で1番多い651名の最大需要を有しているにも関わらず、0歳児定員は103名と昨年から増えておらず、4年連続都区部内で最も入りにくい駅となりました。
 西葛西駅は、0歳児人口の最大需要を536名有しているにもかかわらず、0歳児定員は42名と未だに少なく、昨年に引き続きワースト2位となりました。
 ワースト3位は新小岩駅で、0歳児人口が615名と都区部で2番目の最大需要を有する駅であり、昨年と比較すると0歳児定員を約1.2%増やしていますが、昨年に引き続き3位でのランクインとなりました。

 全体的にみると、婚姻数の減少などに伴い出生数も低下し、0歳人口は減少しているものの、0歳児定員数も減少しており、大きな改善は見られませんでした。そのため、今年も都区部での“保活” については、苦戦を強いられそうです。
 また、昨年との比較では篠崎駅と船堀駅の2駅がワースト順位を上げており、10位以内にランクインしました。近隣エリアをご検討中の方は注意が必要です。

 マンション選びは、ご家族で暮らす駅を選ぶことでもあります。これらを参考に“保活”を考慮して、マンション購入エリアを検討してみてはいかがでしょうか?

データ作成方法に関する補足説明
・2021年10月時点各行政区により公表されていた最新データをもとに作成しており、2021年11月現在の速報版となります。
・町丁目ごとの0歳児人口は、各区役所が上記時点で公表している最新データを利用しています。
・一部、町丁目ごとの0歳児人口を公表していない自治体については、行政区単位の0歳児人口の合計を町丁目ごとの0歳児を含む年齢別人口の値を元に按分推計し算出しております。
・駅単位の集計に関しては、当社が独自に定めた駅(実質同一駅を一つにしたもの)を起点に垂直二等分線で各駅間を分割し生成した駅の最寄りとなるエリアごとに0歳児定員、ならびに0歳児人口を集計し、各指標を計算しています。
・今後新設予定の保育園情報も一部含まれます。
・認可保育園ならびに区が定める基準を満たす保育サービスを提供し、専用施設を有する認定こども園、独自基準施設、地域型保育事業なども調査対象に含めております。
・各保育施設の0歳児定員については区が公表する数値がある場合はそれらを利用しておりますが、一部未公表の施設などは当社が独自に調査したものが含まれております。

スタイルアクトが運営する「住まいサーフィン」では、より詳細な結果発表しています。
https://www.sumai-surfin.com/lab/gakku-child/nurseryschool/

各メディアの皆様へ
取材等のご依頼、追加データのご相談などはお気軽に下記までご連絡ください。

<本件に関するお問い合わせ先>
スタイルアクト株式会社 広報担当:安藤、川嶋
TEL:03-5537-6333 FAX:03-5537-6334 Email:pr@styleact.co.jp

◆マンション情報サイト『住まいサーフィン』

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マンション情報サイト『住まいサーフィン』は、不動産ビッグデータを元に算出したマンションの自宅査定や相場情報、また、デベロッパー評価・資産性評価・会員による物件評価など、マンション売買をする際に知りたい情報を無料会員制で公開しています。
現在は、中古マンション販売データ約280万件、賃貸データ約1億件を保有し、価格情報からマンション購入者の体験談まで、当社が22年間蓄積した情報を提供しています。会員数は約27万人(2021年11月時点)を超える業界最大級の不動産ビッグデータカンパニーとして、不動産情報を調査・分析するスタイルアクト株式会社が運営している。

<会社概要>
社名:     スタイルアクト株式会社
代表:     代表取締役 沖 有人(おき・ゆうじん)
本社所在地:  東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル7階
電話番号:   03-5537-6333(代表)
ホームページ: https:// styleact.co.jp/
設立:     1998年11月
事業内容:   コンサルティングおよび調査、IT関連業務、不動産仲介業、不動産賃貸管理業
主なサービス: 「タワーマンション節税」を始めとする、タックスマネジメントを組み合わせた、
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