金曜日, 11月 22, 2024
ホーム調査レポートスマートホームに精通する専門家集団X-Hemistryが全面協力!日本初(※1)のスマートホームカオスマップ第1版が公開

スマートホームに精通する専門家集団X-Hemistryが全面協力!日本初(※1)のスマートホームカオスマップ第1版が公開

この度スマートホームに関する事業開発のコンサルティングおよび伴走支援を行うX-HEMISTRY株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:新貝 文将、以下 X-HEMISTRY)と一般社団法人LIVING TECH協会(本社:東京都港区、代表理事:⼭下 智弘・澤田 大輔、英語表記:LIVING TECH ASSOCIATION JAPAN、以下 LIVING TECH協会)は、日本初の「スマートホームカオスマップ」の第1版をLIVING TECH協会公式ホームページ内の特設サイトで公開いたしました。

スマートホームに精通する専門家集団X-Hemistryが全面協力!日本初(※1)のスマートホームカオスマップ第1版が公開のサブ画像1

今後も、カオスマップをはじめとして、スマートホームにおける海外と日本の差や現状を継続的に発信してまいります。

スマートホームカオスマップ特設サイト:https://www.ltajapan.com/industry-map/
カオスマップは特設サイトからダウンロードが可能です。

スマートホームカオスマップ第1版
▼スマートホームカオスマップの制作背景
カオスマップの制作にあたり、当社代表取締役 新貝文将が全面協力をいたしました。一般的なカオスマップは産業軸でカテゴライズされているものが多く、業界構造を理解しやすい反面、近接領域との相関性や、ユーザーを取り巻く環境が見えにくい側面があります。

今回発表した「スマートホームカオスマップ第1版」は、ユーザーの生活の中にある「スマートホーム」というソリューションを12のジャンルに分け、のべ250社をマッピングました。また、国内だけではなく、普及が進む海外と比べて日本の状況を把握しやすい構造としました。

本カオスマップに関しては、当協会が2023年3月16日に開催した「LIVING TECH Week 2022-2023」のDAY-1セッションにおいて細かな解説を実施しております。世界最大の家電見本市と言われる「CES」の2023年におけるスマートホームトレンドや、注目のグローバル規格「matter」に関する解説に加え、スマートホームに関するグローバルコンシューマーサーベイの報告や、LIVING TECHトレンドを含め、以下公式Youtubeチャンネルよりアーカイブとしてご覧いただけます。

アーカイブ動画:

 

なお当日ご説明しきれなかったカテゴリ別の詳しい解説については、X-HEMISTRY代表取締役 新貝文将のnoteで公開しています。
note: https://note.com/fumi_shingai

▼スマートホームの定義とカオスマップ制作の意義
LIVING TECH協会が定義するスマートホーム(※2)は、『「モノとモノ」「モノとコト」がネットワークで繋がり、機能やサービスがアップデートされることで、一人ひとりにフィットした暮らしが実現できる”住環境”』を指します。これを実現するためには、ユーザーの暮らしを起点とした視点と、それにかかわる業界横断の連携が不可欠です。そのため、以下の観点を踏まえて、本カオスマップを制作しました。

①ユーザーの暮らしや住環境全体で考える視点
産業軸で分断されたカオスマップではなく、ユーザーを中心とした暮らしを取り巻くソリューションの観点から可視化する。

②業界横断型の連携強化
近接業界との関連性・相関性が感じられるマップとすることにより、業界間の連携を促進させ、利便性、合理性の先にある「豊かな暮らし」の実現や、内閣府が推進する「Society5.0」の実現に寄与する取り組みとする。

▼カオスマップの読み方と分類について
このカオスマップは、「ユーザーの暮らし」を軸として捉え、スマートホームに関するソリューションを分類したものです。国内のみならず、普及が進む欧米を含め大きく12のジャンルに分け、内側の円が国内企業(サービス)、2段目の円が日本に進出しているグローバル企業(サービス)、一番外側の円が日本には進出していないグローバル企業(サービス)を配置しております。

▼「スマートホームカオスマップ第1版」におけるジャンル別のトレンド
①Smart Lighting(スマート照明)
スマート化の利便性さを感じやすい照明は、需要が高くプレイヤーも多数。スマホのようなタッチディスプレー型壁スイッチも人気。効率的操作で節電効果も期待。

②Energy Management(エネルギーマネージメント)
ヨーロッパでは以前から関心が高いエリア。北米では盛り上がりに欠けていたが昨今、注目の領域になってきている。

③Access Contro(入退管理)
他社のシステムにも繋がることを前提としたオープンな仕様になっていることが一般化。一時利用しやすいデジタルキー提供のトレンドに加え、今後、新たな施解錠手段や標準化が進みそうな領域。

④Smart Home Security(スマートホームセキュリティー)
セキュリティ+スマートホームは王道の訴求方法。堅実にシェアが伸びておりDIYで設置する商品も多数。

⑤Insurance(損害保険事業者)
IoTによる住設機器不具合の早期発見で保険金の支払いを低減することができるため、損保が漏水センサー等を保険にセット販売したり、利用を前提に保険料を割り引くということがトレンドに。

⑥Luxury Smart Home(富裕層向けソリューション)
富裕層向けのスマートホームが米国を中心に普及。シアタールームやAVとの連携が特徴で利用料も高額だが需要あり。

⑦Support(設置設定サービス)
スマートホームの普及に合わせ、有償でも設置や設定をして欲しいという層からの需要が増加。月額固定型のサービスやC2C型のプラットフォームなども登場。

⑧Smart Appliance(スマート家電/ネットワーク家電)
欧米では繋がる家電が当たり前に。データを分析してAIが自動で設定する、節電するなど先回りした家電がトレンド。

⑨Smart Apartment(スマート住宅)
北米で急伸するソリューション分野。当初は戸建てが盛況だったが、集合住宅でも加速。物件内覧も非接触で済むなど、物件販売における効率化のみならず、物件の管理コストを下げたり、価値を上げるためにも有効と考えられている。上場企業も出てきており、北米市場では、もはや新築住宅のスマート化は当たり前になりつつある。

⑩Home Automation(ホームオートメーション)
DIYが中心のラインナップやAPI提供などを行うプレイヤーが多数でているが、各社順調に成長。

⑪Telco(通信)
通信サービスはコモディティ化が進み、映像サービスはインターネット回線を通じてコンテンツを配信するOTTストリーミングで多様化している。電話サービスは衰退が進んでいるため、スマートホームは差別化サービスとして注目。

⑫Standards/Alliance 標準規格/団体
遂にリリースされたCSAが標準規格/団体化したmatter、世界の家電メーカーが手を組んだHome Connectivity Alliance、セキュアにハンズフリーな生活を実現するFiraに注目。世界が手を握って天下統一に進む中、日本陣営は出遅れているか。

▼掲載ガイドライン
以下に該当するサービス、ソリューションを掲載しています。
・単体でネットワークに接続でき、WEBサイトやアプリで管理できる仕組みを持つ、新たな顧客体験を提供している
・システム連携などにより、製品やサービスがコネクテッド(接続)され、連携・連動することで新たな顧客体験を提供している
・AI、IoT、センシングなど、現時点において先進的なテクノロジーを活用することで新たな顧客体験を提供している
・API連携などで他メーカーの機器を接続連携することで、新たな顧客体験を提供している

▼掲載したロゴ・サービス名称・分類について
掲載されている会社名および商品・製品・サービス名・ロゴマーク等は、各社の商標または各権利者の登録商標です。本調査は当協会が独自で作成したものとなり、網羅性・正確性を保証するものではありません。また、ロゴの大きさや配置等、業界規模やシェアとは関係性はありません。本マップ記載のロゴ・サービス名につきましては、各社に掲載許諾を事前に得ていないものもあります。掲載に問題がある場合や、次回更新時に掲載を希望する場合は、お手数ですがinfo@ltajapan.comまでご連絡ください。

※1:一般社団法人LIVING TECH協会調べ
※2:スマートホームは、省エネ住宅(ZEH等)を指す「スマートハウス」とは定義を分けております。スマートホームはスマートハウス如何、戸建・集合住宅、新築中古に関わらず導入可能です。

▼企業概要
社名:X-HEMISTRY株式会社
所在地:東京都豊島区池袋2-23-20
設立:2019年9月20日
公式HP:https://x-hemistry.com/

▼協会概要
名称:一般社団法人LIVING TECH協会
所在地:東京都港区南青山5丁目‐4‐35 たつむら青山ビル
設立:2020年4月28日
公式HP:https://www.ltajapan.com/

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