-住宅の資産価値の評価方法を再定義し、空き家を流通可能な地域資産へ再生-
投資事業・コンサルティング事業を営む株式会社Integrity(東京都新宿区、代表取締役:西山 智史)は、フードロス削減に取り組む株式会社クラダシ(東京都品川区、代表取締役社長CEO:河村 晃平、東証グロース:5884)と共同で、空き家再生事業を展開するジョイントベンチャー「株式会社Nestia(ネスティア)」を、2026年4月22日に設立することをお知らせいたします。国内の空き家率が過去最高を更新し、倒壊リスクの増加、不法投棄などの課題が山積する中、両社が培ってきたノウハウを生かし、空き家を地域資産へ再生します。地域の活性化、ひいては地方創生や循環型社会の実現に貢献してまいります。

▼本件に関する株式会社クラダシの適時開示情報
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS82522/0174f238/80a9/4a8e/b92a/2b368b21798d/140120260417505873.pdf
■ジョイントベンチャー設立の背景
総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、国内の空き家数は約900万戸に達し、空き家率は13.8%と過去最高を更新しました。中でも、賃貸や売却の予定がない「その他の住宅」とされる放置空き家は385万戸に上り、この20年間で約1.8倍に増加しています。放置空き家は、老朽化による倒壊リスクに加え、不法投棄や放火といった治安の悪化を招くおそれがあります。さらに、周辺地域の資産価値の低下や、税収の長期的な減少、空き家対策費用の増大による自治体財政の逼迫にもつながり、地域社会にとって深刻な社会課題となっています。
一方で、私たちはこの課題を、単なる「老朽化不動産の放置問題」とは捉えていません。
本来、価値を持つ住宅が、築年数を中心とした画一的な評価によって適切に評価されず、市場で十分に活かされていないことこそが、より本質的な構造課題であると考えています。Nestiaは、この構造に対し、住宅価値の評価方法そのものを再定義する市場創造モデルを目指します。
Integrityは、「働く投資家®として 社会に資する100の事業を創り出す」をミッションに掲げ、投資とコンサルティングの両面から、社会課題解決につながる事業創造を支援してきました。今回のジョイントベンチャーは、クラダシが培った約2,200社のパートナー企業ネットワーク及びサステナビリティ領域におけるブランド力と、Integrityが有する不動産投資・運用に関する専門的知見を組み合わせることで、両社の強みを最大限に活かした事業展開が可能と判断し、新会社「Nestia」を設立いたしました。
■ジョイントベンチャーの事業内容
Nestiaが目指すもの
住宅は時間とともに価値を失うものではなく、適切な評価・資金・需要が伴えば、時間の蓄積そのものが「深み」として価値になる。Nestiaは、この考え方をもとに、空き家を「住宅ロス」から「地域資産」へと転換していきます。
また、将来的には、住宅の価値評価インフラの構築を目指し、価格決定基準を「築年数」から「状態や価値のスコア」へ、金融機関の融資判断を「担保評価」から「データ評価」へと進化させていく構想を持っています。
この構想の下、以下の4事業を柱として展開します。
-
売買事業(リパーパス/資産の再定義)
放置された不動産を買い取り、現代のニーズに合わせて再構成。購入希望者への販売を通じて、不動産を再び市場へと循環させます。 -
賃貸管理事業(シェアリング)
「所有」の壁に阻まれて眠っている空間を、安価で良質な住まいとして社会へ開放。必要とする方々へ貸し出すことで、居住の選択肢を広げます。 -
施設事業(アップサイクル)
空き家という「箱」に、地域のストーリーや体験という付加価値を載せ、宿泊施設やカフェ、アクティビティ拠点へと再生。これらを法人顧客向けに展開・提供します。 -
ファンド事業(インパクト投資)
親会社の信用力を活用し、ESG投資家から資金を調達。自己資本に頼らない持続可能で拡張性のある成長モデルを構築します。

■ジョイントベンチャーの会社概要
会社名:株式会社Nestia
所在地:東京都品川区上大崎三丁目2番1号 目黒センタービル5階
代表者:代表取締役 河村 晃平
資本金:30百万円
出資比率:株式会社クラダシ 51%、株式会社Integrity 49%
事業内容:不動産の売買・仲介・管理業務、空き家の再生・利活用に関する事業、不動産ファンドの組成・運用業務、宿泊施設の企画・運営業務 等
社名「Nestia」に込めた想い
「Nestia」という社名には、かつて誰かの大切な「Nest(巣・居場所)」であった場所に、新たな価値の循環を生み出していくという想いを込めています。
日本各地には、時代の変化とともに十分に活かされなくなった不動産が数多く存在しています。しかし私たちは、それらを単なる老朽化した建物や未利用の空間とは捉えていません。そこには、本来、次の時代へと受け継がれる価値があり、新たな視点で価値を捉え直すことで、再び社会の中で活かされる可能性があると考えています。
Nestiaという名前には、そうした場所にもう一度光を当て、新たな役割と価値を与えながら、再び社会の中で活かされる存在へとつないでいきたいという意思を込めました。それは、過去を否定して作り変えることではなく、その場所で紡がれてきた記憶や時間の蓄積を尊重しながら、新しい価値へと転換していくことです。

■代表メッセージ
●株式会社クラダシ 代表取締役社長CEO 河村 晃平

「これまでクラダシがフードロスの領域で培ってきた『もったいないを価値へ変える』という思想を、今、日本の『住』の領域へと拡張します。深刻化する空き家問題に対し、単なるリフォームに留まらない『不動産リパーパス(再定義)』することで、放置された空間を、時を重ねるほどに味わいと価値が深まる経年優価へと昇華させていきます。
本プロジェクトは、社会課題の解決と経済的価値の創出を高い次元で両立させる、当社のインパクトビジネスにおける新たな挑戦です。Integrityの専門知見と当社のネットワークを掛け合わせ、100年後の未来においても『この場所があって良かった』と思われるような、豊かで持続可能な風景を創造してまいります。」
●株式会社Integrity 代表取締役 西山 智史

「Integrityは『働く投資家®として 社会に資する100の事業を創り出す』をミッションに掲げています。今回のNestia設立は、その理念のもと、空き家という社会課題に向き合う新たな挑戦です。
私たちは、空き家を単に活用されていない不動産とは考えていません。本来は地域の風景や暮らし、そして未来の可能性を支える資産でありながら、既存の評価や流通の仕組みの中で、その価値が十分に見出されてこなかった存在だと捉えています。
Nestiaは、そうした空き家の価値を見つめ直し、再生し、社会の中で再び循環させていくことで、新たな価値を創出していきます。Integrityの不動産投資・運用の知見と、クラダシのブランド力・ネットワーク力を掛け合わせ、社会的価値と経済的価値の両立する事業を育ててまいります。
空き家の再生を通じて、地域に新しい豊かさと可能性を生み出し、次の時代に必要とされる社会資産のあり方を形にしていきたいと考えています。」
■会社概要

株式会社Integrityは、「働く投資家®として 社会に資する100の事業を創り出す」をミッションに掲げ、投資事業とコンサルティング事業を行っています。
投資事業で育んだ実践知を、コンサルティング事業に展開/磨き込み、社会課題解決を実現する事業を創造するプロフェッショナルファームです。
私たちは、社会課題解決に熱い想いを持つ挑戦者と同じ船に乗り、ともに未来を創り出してまいります。
会社名:株式会社 Integrity
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル18階
設 立:2022年8月8日
代表者:代表取締役 西山 智史
事業内容
・投資事業(事業投資/スタートアップ投資)
・コンサルティング事業
・ファミリーオフィス事業
・エージェント事業(不動産/ M&A / 人材紹介)
・メディア/経営者サロンの企画/運営
ホームページ:https://integrity-sbp.com/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社Integrity お問い合わせフォーム: https://integrity-sbp.com/form
