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Housmart、2024年度「住宅購入者意識調査」を発表
本調査では、株式会社Housmartが提供する中古マンション購入検討者向けのアプリ「カウル」( https://service.kawlu.com/ )のユーザーに対してアンケートを実施。その結果、物件の希望エリアの1位が昨年1位となった「城西エリア(新宿区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区)」を抜いて再び「都心3区(中央区、千代田区、港区)」に戻るなど、都心人気が復活している傾向がみられました。一方で、昨年に続き首都圏以外のニーズも上昇傾向であることがわかりました。
【調査結果サマリー】
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「都心3区」が昨年トップの「城西エリア」を抜き、希望エリアトップに。唯一、30%以上の回答者から支持を獲得
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「城西エリア」は昨年対比 -1.7%、2022年度と同じ2位に
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昨年-3.8%と後退した「城南エリア」が、人気を戻す
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横浜が過去3年間で一番の人気に
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湾岸エリアの人気復活、ピンポイントで検討する人も。晴海・有明等の開発本格化が後押し
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「その他(自由回答)」が昨年に続きポイントを伸ばす(昨年対比1.5%増加)。自由回答の中身から、引き続き首都圏以外の地方を検討するニーズが見られる
【調査結果詳細】
[ 1 ]今、住宅購入を希望しているエリア
(※複数回答可・3つまで)
※各エリア名が示す該当区、地域範囲
都心3区=中央区,千代田区,港区
城西=新宿区,世田谷区,渋谷区,中野区,杉並区,練馬区
城南=品川区,目黒区,大田区
城北=文京区,豊島区,北区,荒川区,板橋区,足立区
城東=台東区,墨田区,江東区,葛飾区,江戸川区
湾岸エリア=芝浦、勝どき、月島、豊洲、晴海、東雲など
神奈川県=横浜市、川崎市を除く
文教エリア=文京区3S1K、千代田区番町小学校、港区青南小学校など、学区重視
<その他の回答例>
北海道、茨城県、栃木県、愛知県、大阪、京都、奈良、三重県、山口、福岡、沖縄、鎌倉、札幌市、熱海市、大阪府堺市、高松市、広島市、地方の魅力的だがまだあまり知られていないところを調査中、特に限定していない など(順不同)
[ 2 ]昨年実施時との比較
増加:都心3区、城南、横浜市、湾岸エリア、埼玉県、その他
減少:城西、城北、城東、東京都23区外、川崎市、文教エリア、神奈川県、千葉県
[ 3 ]今、住宅購入を希望しているエリア【過去3年間の比較】
【コメント:株式会社Housmart 代表取締役 針山 昌幸】
住環境多様化ニーズは顕在ながら、手堅い都心・ブランド立地を求める消費者心理も
これまで不動の立ち位置だった「都心3区」を抑え「城西エリア」がトップになった前年度。弊社の「カウル」は、一都三県(一部エリアを除く)の物件情報に特化して展開しているため、こうしたアンケートでは都心部の人気が非常に高く出る傾向があります。それにも関わらず、都心や湾岸エリアなどが減少した結果には、我々としても驚きました。それが今年度は、再び都心ニーズが高まり、昨対+6.2%と大幅上昇。2022年度と並ぶ勢いです。湾岸エリアの人気復活には、晴海や有明など東側湾岸エリアが近年いよいよ完成に向かい、幅広い層に検討されつつあることが影響していると考えます。
また、「その他(自由回答)」が、昨年に続きポイントを伸ばした点も見逃せません。首都圏一択ではない居住エリアのニーズの多様化は今年も顕在で、コロナ禍以降のライフスタイルや価値観の変化は定着傾向にあるようです。今回の調査で、「今希望しているエリアが、探し始めと比べて変化したか」を尋ねる設問に対しても、「変わった」と答えた19.5%のうち61.8%が「都心から郊外へ」変更したと回答(※詳細データは下記に記載のマンションジャーナルの記事を参照)。また、「希望エリアが変わった理由」に対しては、「探すうちに希望条件が変わってきたため」や「価格が上がったため」が主な要因として挙げられました。
一般的にマンション購入は賃貸と比べ検討期間が長くなるため(※今回のアンケート回答者の半数近くが1年以上検討を続けており、2年以上検討中の人も約3割)、検討中に市況や家族、自身の状況が変化したことに伴って希望エリアが変更される側面があります。また、高額な買い物でありローンも絡むために金融情勢や経済不安などに応じて、予算を含めた希望条件が変わりやすいのも特徴です。昨年の結果には、都心部や人気エリアの長く続く価格高騰が影響していたように思いますが、今年は、希望の購入タイミングを問う設問に対して「世界金融情勢次第」との回答があるなど、金融不安や人口減少などを見越して、手堅いブランドエリアや立地重視の人が増えた可能性があると考えます。「今、物件探しをしていて困っていること」を問う設問に対して、「希望物件が見つからない」ことだと答えた回答者が昨年より減少し、代わりに「希望物件はあるが価格の妥当性や相場がわからない」の回答者が増加したことからも、将来が読めずに購入するべきか立ち止まってしまう購入検討者の姿が見えます(※詳細データは先述のマンションジャーナルの記事を参照)。
不動産仲介会社や担当者は、様々な要因によって常に移り変わり、さらに多様化・複雑化している住宅ニーズへ、いかに細やかに対応し、提案をしていけるかどうかが求められていると言えるでしょう。
■本調査から見えた住宅購入検討層の最新トレンド
今回の調査から見えた住宅購入に関するアンケート結果のデータと考察を、株式会社Housmartが運営するメディア『マンションジャーナル』にて公開しています。
マンションジャーナル:「2024年度最新データ発表!住宅購入での都心3区の人気復活|金融不安から手堅いエリアに人気集中」https://journal.kawlu.com/ydyljlnje8sk
<調査内容>
・調査対象:カウルメルマガ会員
・有効回答数:323名
・調査期間:2023年12月23日〜2024年1月8日
・調査方法:会員に対するアンケート
■代表・針山のプロフィール
株式会社Housmart
代表取締役 針山 昌幸(はりやま まさゆき)
一橋大学経済学部卒業後、株式会社オープンハウスで不動産仲介、用地の仕入、住宅の企画など幅広く担当。その後、楽天株式会社を経て、2014年10月株式会社Housmartを設立。
著書『中古マンション本当にかしこい買い方・選び方』
(出版社:日本実業出版社、価格:1,540円(税込))
【Amazonランキング・ベストセラー1位獲得/マンションカテゴリー、発行部数20,000部】
amazonページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4534052707/
■カウルについて
カウル( https://service.kawlu.com/ )は、かしこく中古マンションの購入ができるアプリです。
■ 株式会社Housmartについて
株式会社Housmartは 「住を自由に」 をミッションに掲げ、テクノロジーとデザイン、不動産の専門知識を融合させ、「住」の概念をもっと自由なものに進化させることを目指しています。