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【広島県として初の取り組み】小学校にて「住宅内事故」と「住まいの安全性」について出前授業を実施
小学校での出前授業 ◆広島県の取り組み 2023年度の取り組みとして、広島県土木建築局住宅課が広島県内の小学校に向けて「住宅」に関する出前授業を実施しました。
広島県としては毎年10月頃の住生活月間に合わせて、一般向けに住宅イベントを実施しており、昨年度のテーマは「住まいの安全性」でした。
※2022年度住生活月間での講演会の様子。オンライン合わせて50名以上の参加者
そこで講師として登壇したのが株式会社HAPROT代表で作業療法士の満元であり、自治体だけでなく、一般企業、大学などから講演依頼を受けています。
2023年11月に広島県廿日市市立宮園小学校、2024年1月には同市立宮内小学校の小学6年生を対象に、家庭科の授業にて「住宅内事故の現状」と「住まいの安全性」について授業を行っています。
◆講師の経歴
満元は11年病院にて医療に従事してきた知識・経験を基に2021年起業して、住宅会社に対して間取り設計のアドバイスを行っています。医療従事者時代に住宅内事故でケガをしていること、ケガをした後に後遺症に苦しむ人、家に帰れず施設に退院する人がたくさんいることを知りました。
そこで、ケガする前に人を救うべく医療業界を飛び出し、住宅業界で活動することを決意。「事故を予防する住宅内の環境」を実現に向けて安心・安全な間取りの基準である、「安全持続性能」を提唱しました。
※安全持続性能の家
住宅内事故(転倒・転落など)を予防するための設計「安全性」
身体状況、ライフスタイル、家族構成が変化しても住み続けられる設計「持続性」
上記の2つのカテゴリーで玄関、階段、トイレなど合計13項目の基準から構成されています。
◆出前授業
2コマ使った授業はグループワークで話し合ったことを発表してもらうなど、児童のインプットだけでなく、アウトプットにも力を入れていました。
※宮園小学校での授業の様子
普段の授業で学べないことも多く、児童たちは熱心に耳を傾けていました。
◆児童の感想
授業後、児童からの感想を一部ご紹介↓
◆けがをしないように工夫がされていて、こんな家に住んでみたいと思いました
◆家の中には危険なことがたくさんあるということを知れて、いろんな人に伝えたい
◆家に危険があることを家族に聞かせてあげたい
◆住むなら安全性が高い家に住みたい
など
※宮内小学校での授業の様子
「小学校の時に培った価値観は大人になっても良い影響を与えるし、周りの大人にアウトプットとすることで、住宅内事故を防ぐきっかけになる」と満元は話す。
今回の住宅に関する出前授業は広島県初の取り組みであり、2024年度も引き続き実施予定とのことです。
◆プロフィール
満元 貴治(みつもと たかはる)
株式会社HAPROT 代表取締役
作業療法士、安全な家づくりアドバイザー
臨床現場で11年勤務。2021年に独立。以降、広島県主催の講演会講師、広島大学医学部保健学科の特別講義講師など務めている。講演会は他多数。初の書籍「作業療法士が伝えたい ケガをしない家づくり~住宅内事故を防ぐ50の方法~」(学芸出版)が全国書店、Amazonなどで好評発売中。SNSの総フォロワーは1.7万人(2024年1月現在)。3児の父親。自身も住まいづくりを2016年に経験
◆関連プレスリリース
・【業界注目】住宅内事故を予防する医療視点の安心安全な間取り設計
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120803.html
・【先行予約でAmazonランキング1位】医療系が伝える「住宅の新常識!ケガをしない家づくり50の方法」が9月9日発売!!
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