【アットホーム調査】地場の不動産仲介業における景況感調査(2023年7~9月期)
<トピックス>
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賃貸仲介の業況DIは、12エリアで前期比下落するも前年同期比は9エリアでプラス。インバウンドや法人需要が下支え。
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売買仲介の業況DIは、首都圏・近畿圏ともに21年Ⅰ期から続いたレンジの下限に近い水準まで下落。
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DXツールを導入している不動産店は3割弱。IT接客を求められるケースは、賃貸5割、売買3割と賃貸が大幅に上回る。
<解説>アットホームラボ株式会社 執行役員 データマーケティング部 部長 磐前 淳子
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賃貸は物価高に伴い低家賃帯の成約が増。売買の業況は全体的に下げ基調も都心の需要は旺盛。
賃貸は、支出を抑えるため低家賃帯の成約が増えたことで業況DIを下げたものの、コロナ禍からの回復基調は維持しています。一方売買の業況は、価格高騰に伴い実需が減退し前年同期を下回るエリアが多い中、東京都心は投資家や富裕層からの需要がけん引し堅調です。
<調査概要>
◆調査期間/2023年9月14日~9月26日
◆対象/北海道、宮城県、首都圏(1都3県)、静岡県、愛知県、近畿圏(2府1県)、広島県、福岡県の13都道府県のアットホーム加盟店のうち、都道府県知事免許を持ち5年を超えて仲介業に携わっている不動産店。
主に経営者層。有効回答数は1,839店。
(注)本調査で用いているDIは、全て前年同期に対する動向判断を指数化したものです。
◆詳しくは、下記URLよりPDFをダウンロードしてご覧ください。
https://athome-inc.jp/news/data/market/keikyoukan-2023-thirdquarter/