~三菱地所レジデンスとリゾートトラストグループのハイメディックが連携~ シニアレジデンスを共同開発 1号物件の開発計画に着手
【背景】
少子高齢化や小世帯化の影響などにより、高齢者人口や高齢者のみの世帯数は急速に増加しています。内閣府の「令和5年版高齢社会白書」によると、令和4年10月1日現在、総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は29.0%であり、令和52年(2070年)には、2.6人に1人(38.7%)が65歳以上、約4人に1人(25.1%)が75歳以上になると推計されています。
シニア世代に新たなライフステージが生まれつつある中、この共同事業はハイメディックの持つ介護付有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの運営ノウハウと、三菱地所レジデンスの介護施設開発の経験を生かし、シニア世代に上質な住まいと豊かな暮らしを提供するために進めてまいります。
【連携の要点】
・三菱地所レジデンスが培ってきた住宅、シニアレジデンスの開発ノウハウや、数々の富裕層向けマンションを分譲してきた実績を生かし、リゾートトラストグループの19万人を超える会員基盤も視野に、両社のフラッグシップとなる物件を開発します。
・当事業は、ハイメディックが運営する前提で、両社が共同で建物を開発することを基本的なスキームとします。
・ハイメディックは本施設の運営にあたり、会員制リゾートホテルで培ったホスピタリティ溢れる介護サービスを提供するほか、医療機関との連携などを通じて質の高い医療サポートを提供いたします。
【今後の展開】
共同開発の第1号物件の開業を目指す2026年は、リゾートトラストグループがシニアライフ事業に進出して20周年にあたります。三菱地所レジデンスのザ・パークハウスに代表される、ご入居者満足度の高いレジデンス開発のノウハウと、リゾートトラストグループが持つおもてなしの精神と医療・介護のノウハウが結び付き、高いシナジーを生み出すことができると考えております。今後、開発予定地における商品企画、建築計画を立案し、地元監督官庁等との協議を行い、新ブランドのレジデンスとして開発を進めてまいります。プロジェクトの進捗は、逐次お知らせいたします。
【三菱地所レジデンスのシニアレジデンス事業】
三菱地所レジデンスでは、多様化するライフスタイルに合わせた様々なアセットに対するニーズの増大を受けて分譲マンション以外のアセット開発事業を拡大しており、中でもシニアレジデンスを含むヘルスケアアセットの開発事業については需要の拡大を受け、現在首都圏で20物件を手掛けております。
今後とも、シニア世代の多様化するライフスタイルに対応し、上質な住まいと豊かな暮らしを提供するシニア向けの住宅開発を新たな事業の柱の一つと位置づけ、注力してまいります。
【リゾートトラストグループのシニアライフ事業】
リゾートトラストグループのシニアライフ事業は、会員制リゾートホテルやメディカル事業とのシナジーを生かし、シニアレジデンスを全国に23施設運営しております。最近では、介護付有料老人ホームのトラストガーデン桜新町(世田谷区)に訪問看護ステーション設置とホスピスケア・ルームを開設するなど、医療的ケアの充実に力を入れています。また、メディカル事業では全国で26の医療施設の運営支援を行っており、これらと連携したサービスの強化も検討しております。
リゾートトラストグループの「ご一緒します、いい人生」というブランド・アイデンティティのもと、「人生100年時代の健康長寿(ウェルビーイング)への貢献」をスローガンに掲げ、新たな価値創出に取り組んでまいります。
【会社概要】
名称:三菱地所レジデンス株式会社
所在地:東京都千代田区大手町一丁目9番2号
代表者:代表取締役 社長執行役員 宮島 正治
資本金:150億円
主な事業内容:不動産の開発、不動産の販売、不動産の賃貸借
名称:株式会社ハイメディック
所在地:東京都渋谷区代々木四丁目36番19号
代表者:代表取締役社長 伏見 有貴(リゾートトラスト株式会社 代表取締役社長(COO))
代表取締役 古川 哲也(リゾートトラスト株式会社 専務取締役 メディカル本部長)
資本金:3億円
持株比率:リゾートトラスト株式会社 100%
主な事業内容:医療機関委嘱での医療施設の建設・運営、会員制医療施設利用会員権販売、介護付有料
老人ホームの経営、サービス付き高齢者向け住宅の経営等
以 上