土曜日, 11月 23, 2024
ホーム商品サービス築58年の住まいが高気密・高断熱・高耐震住宅として現代によみがえる 戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト『越後長岡 緑遠鏡の家』

築58年の住まいが高気密・高断熱・高耐震住宅として現代によみがえる 戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト『越後長岡 緑遠鏡の家』

既存建物と周辺環境の魅力を最大限に生かした戸建住宅リノベーション

YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、「リノベ専科 住み継ぐ家」としてエリアのリノベーションを手掛ける株式会社大庄(本社:新潟県長岡市、代表取締役:大竹 大)と共働し、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト(※1)として『越後長岡 緑遠鏡の家』に取り組み、完成したことをお知らせします。

築58年の住まいが高気密・高断熱・高耐震住宅として現代によみがえる 戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト『越後長岡 緑遠鏡の家』のサブ画像1

 

 新潟県長岡市にある本物件は、過去に周辺地域が宅地開発された利便性の高い土地に建つ築58年の住まいで、一般的な新築住宅(※2)を上回る「断熱」と「耐震」の性能向上にこだわり、高水準なリノベーションを実施した戸建住宅です。
 
  高い断熱性能を実現するためには、住まいの中で熱の流出入が最も多い「窓」や「ドア」の選択が重要です。本物件では、YKK APの高性能樹脂窓「APW 430」を採用し、住宅の断熱性能は改修前の約15倍に向上(UA 値:改修前3.96W/㎡・K ⇒ 改修後0.26 W/㎡・K)(※3)。冬場の室内での体感温度が概ね13℃を下回らないとされるHEAT20 G2相当(※4)をクリアすることで、冬場のヒートショックのリスクを軽減し、健康で快適な居住空間と高い省エネ性を実現しました。
 
  耐震性能向上では、オーバーハングの玄関ポーチ部にYKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用しました。住宅全体の耐力壁バランス(偏心率)に配慮し、耐震性能(改修前 評点0.35⇒改修後 評点1.57)(※5)を高めました。また、“既存建物・周辺環境の魅力を最大化する設計”をコンセプトとし、室内は既存の丸太梁・木材を一部見せることで、「“古き良き”を感じる空間」に仕上がりました。さらに緑道沿いであることから、奥行き感のある緑道の美しさを室内から見ることができます。緑道を望む住まいとなり「緑遠鏡の家」という名の由来になっています。
 
  SDGsの観点からも、住まいの選択肢として新築や建て替えではない、リフォームやリノベーションの重要性が指摘されています。日本のストック住宅市場の流通活性化と、そのベースとなる住宅の断熱化や耐震化も強く求められる中、本取り組みを通じて、持続的な住環境の構築に貢献していきます。
 
 ■『越後長岡 緑遠鏡の家』物件概要

物件所在地 

新潟県長岡市中沢

敷地面積 

155.68㎡(47.09坪)

延床面積 

91.91㎡(27.79坪)

構造 

在来軸組工法 地上2階

既存建築年月 

1964年<築58年>

改修工事期間 

2022年10月~2023年4月

事業主・設計・施工 

株式会社大庄

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■高い断熱性能で健康・快適と省エネを届ける

 窓は、アルミサッシ+単板ガラス窓から、高い断熱性能の樹脂窓「APW 430」に交換。
 壁・屋根・床の付加断熱工事も行い、住宅全体の断熱性能や省エネ性能が、大きく向上しています。

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■高い耐震性能で安全・安心を提供
 YKK APの開口部耐震商品「FRAMEⅡ」門型を玄関ポーチ部に1カ所使用。住宅全体の耐力壁バランス(偏心率)に配慮し、窓の数や面積を減らさずに開口部の耐力壁量を増やし、断熱と耐震を同時に実現しています。耐震診断シミュレーションの評点は、リノベーション前の[0.35]がリノベーション後には[1.57]となり、建築基準法で定められた1.5倍強の強さを持つ耐震等級3相当の強度となり“震度6強でも倒壊しない”耐震性能を実現しています。

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 ※1:全国各地のリノベーション事業者とYKK APが連携して、既存戸建て住宅に「断熱」「耐震」を軸とした性能向上リノベーションを施して、住まいの価値が「窓・開口部」でかえられるかを実証するプロジェクト。2017年度以降21物件を展開し、本物件が22物件目になります。なお、この取り組みは「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2019」無差別級部門で最優秀賞を受賞しています。
 ※2:断熱は平成28年省エネ基準(当地ではUA値0.87W/㎡・K)、耐震は耐震等級1(上部構造評点1.0)を上回るレベル
 ※3:YKK AP住宅省エネ性能計算ソフトによる結果。
 ※4:「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」が提示している、「エネルギー」「環境の質」「コスト」がバランスよく調和した住宅を目指すための断熱推奨水準。G1、G2、G3などの水準が地域別に定められています。
 ※5:木造住宅の耐震診断・補強設計ソフトウェア「ホームズ君 耐震診断Pro」精密診断法による結果。

築58年の住まいが高気密・高断熱・高耐震住宅として現代によみがえる 戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト『越後長岡 緑遠鏡の家』のサブ画像6

 

 

<参考情報>

 「戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト」の裏側を紹介しています。
 

YKK APと住宅事業者が一緒に取り組む 「戸建性能向上リノベーション」
 “断熱性能”と“耐震性能”の向上にこだわる理由。

 https://prtimes.jp/story/detail/vBdyOyu61jx

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