土曜日, 11月 23, 2024
ホームイベント住宅業界唯一の33 年連続受賞 2022 年度グッドデザイン賞を受賞

住宅業界唯一の33 年連続受賞 2022 年度グッドデザイン賞を受賞

○ 2点の受賞により、累計受賞数は住宅業界最多の167 点
○ 南極移動基地ユニットの技術を国内向けに転用したモバイル型の住空間が受賞
○ コロナ禍において家族の絆を深めストレスフリーに過ごせるセカンドハウスも受賞

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 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)は、2022年度グッドデザイン賞(主催 公益財団法人日本デザイン振興会)において、住空間2点が受賞しました。1990 年の初受賞以降、住宅業界唯一の33年連続受賞、住宅商品56点をはじめ、住宅関連部品や個人邸など累計167点の受賞数は住宅業界では最多の実績※1 です。
 

​ 南極移動基地ユニットの実証実験で培われた技術を国内向けに転用した、モバイル型の住空間「MISAWA Unit
Mobility(仮称)」※2が受賞。平常時はグランピングやワークショップなどのレクリエーションに使え、災害などの非常時には速やかに被災地へ移動し、臨時の避難所や仮設住宅として災害後の暮らしを支えます。さらに、豊かな自然の中に建てられた「コロナ禍において家族の絆を深めストレスフリーに過ごす家」が受賞。日ごろ都会で暮らす家族が、感染リスクに対する緊張感から解放されて心地よく過ごせるセカンドハウスです。
 
 これまでミサワホームは、建物というハードとあわせて、暮らしへの安心や快適さ、人と人とのつながりなどソフトな要素を大切に、住まいをデザインしてきました。この度受賞した2点についても、これからの暮らしに求められる安全・安心や豊かさを考えて提案した住空間です。こうした長年の取り組みが評価され、グッドデザイン賞の33年連続受賞という住宅業界唯一の実績につながっていると考えています。

 ※1:ミサワホームのグッドデザイン賞受賞歴:https://www.misawa.co.jp/design/award/good-design/
 ※2:株式会社渡辺組との共同受賞
 

◆グッドデザイン賞受賞内容

  • ​モバイル型の住空間「MISAWA Unit Mobility(仮称)」

 ミサワホームは、将来的に月面などの有人拠点への応用を目指すプロジェクトにおいて、南極移動基地ユニットの実証実験を実施。「MISAWAUnit Mobility(仮称)」は、そこで培われた技術を国内向けに転用したモバイル型の住空間です。トラック※3や専用シャーシに載せての移動が可能で、木質パネル接着工法により優れた断熱性能を備え、また、木調をベースにした落ち着いたインテリアで空間の快適性を高めています。
 平常時はグランピングやワークショップなどのレクリエーション空間として、災害などの非常時には速やかに被災地へ移動し、複数を組み合わせて臨時の避難所や仮設住宅として住空間を提供。今後、国内での量産に向けた検討を進めるとともに、ユニットモビリティ内において発電や生活用水の生成といったインフラを整備するなど、災害などに対するレジリエンスの向上を目指します。

 ※3:輸送するトラックの種類によっては、関係各所への申請が必要となる場合があります

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■審査委員の評価■ 
自然災害が多い我が国において、高品質な居住空間を速やかに提供することは難しい。その課題に南極など様々なノウハウを惜しみなく投入された居住空間であることを高く評価したい。既に数多く実証実験を重ね、今後変革が予想される法整備にも対応、トレーラーと木質パネル工法の良い点を最大限に活かしたもので、何よりも安心感がある。地道な取り組みにも称賛を贈りたい。
 

  • ​​セカンドハウス「コロナ禍において家族の絆を深めストレスフリーに過ごす家」

 歴史ある避暑地の豊かな自然の中で、感染リスクに対する緊張感から解放され、心地よく過ごせるセカンドハウスです。仕事や勉強、趣味などさまざまな活動を家で行うようになり、住まいがマルチプレイス化する中で、家族の在り方や関わりを大切にできる住まいをご提案。
 建物は、自然と調和するアースカラーでまとめられた平屋。内庭をコの字型に囲う形で建物を配置し、住まいのどこからでも家族の気配を感じることができる構成になっています。建物の中心に位置するメインリビングは、内庭に面した大きな窓から光と風が差し込む気持ちの良い空間に。ファミリーダイニングには、家族団らんの場として囲炉裏や炬燵のように食卓を囲むことができるテーブルとベンチ式のソファをデザインし、団らんの時間を通じて家族の絆を深め、憩える場を実現しています。

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■審査委員の評価■ 
 コロナ禍は、私たちの生活を激変させた。リモートワークは当たり前になり、密を避け、人との距離にも敏感になった。こうした経験を経て私たちは、どこにどう住まうのかという解像度の高い選択を迫られることになった。この住宅は、こうした状況をむしろ前向きに捉え、自然の中で家族相互が適切な距離を保ちながら暮らすことがで きる快適な空間を、これからの住まいの一つのかたちとして提示している。平家の穏やかな佇まいは、周囲の自然環境とも絶妙な呼応関係を築き、こうした困難な時代であっても、未来に向けての新しい可能性を感じさせてくれる。

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