「住みたい街」の回答者には5つの指向性がある

大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:竹内啓)は、過去最大級の居住満足度調査「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2025」に関する<総評レポート>をまとめました。
本調査は、全国1,890市区町村に居住する20歳以上の男女845,588名を対象に居住満足度を調査するもので、2025年5月発表の「首都圏版」を皮切りに、約1年にわたって全国各地のランキングを発表してきました。本レポートでは、自治体運営のKPIとして使われることもある「住みたい街ランキング」に関するアンケート回答者の指向性パターンについて、株式会社竹中工務店と連携し、同技術研究所社会価値創造研究部との共同研究を行ないました。
街の住みここちランキング2025<総評レポート>の主なポイント
1.「住みたい街」の回答者には5つの指向性タイプがある
街の住みここちランキングには、「行政サービスや子育て支援が充実している街に住みたい」「おしゃれ・ステータス感がある街に住みたい」といった「住みたい街」に対する指向性に関する質問が含まれています。
その質問を使って、クラスター分析を行なった結果、「こだわり富裕型」「堅実ファミリー型」「街遊び、独身型」「節約、シングル型」「地元愛着型」という5つの指向性タイプがあることがわかりました。
2. 5つの指向性タイプの個人属性には特徴がある
5つのタイプ毎の「住みたい街に対して重視する項目」「人物像」「実際に住んでいる街」は以下のようになっています。

3.5つの指向性タイプによって住みたい街が異なる
5つの指向性タイプの住みたい街上位は以下のようになっています。住みたい街としてどのような人たちから投票されているのか、好みの傾向を把握することができます。

首都圏住みたい街のクラスター比率
●住みたい街ランキングは、住んでいない人たちからの投票ですが、どのような人たちが投票しているのかは、投票先の街によって異なります。
●今回のクラスター分析では、以下のような傾向があることが分かります。これらの傾向によってどのような人たちに住みたいと思われているのかの傾向が把握できます。

●こだわり富裕型が多い…文京区・港区・武蔵野市・世田谷区
●堅実ファミリー型が多い…杉並区・さいたま市大宮区・文京区・新宿区
●街遊び、独身型が多い…渋谷区・新宿区・横浜市西区
●節約、シングル型が多い…新宿区・横浜市西区・杉並区・さいたま市大宮区
●地元愛着型が多い…鎌倉市・杉並区・武蔵野市・さいたま市大宮区

●こだわり富裕型が多い…鎌倉・中野・吉祥寺・東京A・みなとみらい
●堅実ファミリー型が多い…浦和・大宮・中野・立川A
●街遊び、独身型が多い…東京A・新宿A・みなとみらい
●節約、シングル型が多い…新宿A・中野・横浜・みなとみらい・東京A
●地元愛着型が多い…鎌倉・立川A
※複数駅において距離が近い場合には統合を行い、駅名の後にA(area)を付記しています。
※【東京A】東京・八丁堀・日本橋・京橋・茅場町・宝町、【新宿A】新宿・西武新宿・新宿三丁目・都庁前・新宿西口、【立川A】立川・立川南・立川北、【川崎A】川崎・京急川崎。
クラスター毎の個人属性



首都圏住みたい街の居住都県比率
住みたい街ランキングは自分の住んでいる都県のよく遊びに行く街に投票する傾向が強く出ています。

●住みたい街10位のさいたま市大宮区、17位のさいたま市浦和区は、埼玉県居住者からの投票がそれぞれ86%、88%と極めて高くなっているのが特徴です。
●同様に、19位の浦安市の千葉県居住者からの投票は62%と高くなっています。
●東京都内も同様の傾向があり、立川市、武蔵野市の東京都居住者からの投票はそれぞれ82%、77%となっています。
●4位の鎌倉市は比較的一都三県からの投票が分散しています。
※本レポートでは住みたい街の投票先を一都三県として集計しているため、2025年発表の住みたい街ランキングの結果とは14位以降が異なります。

●居住している都県の所在駅へ投票する傾向が顕著で、 1位の吉祥寺駅の東京都居住者からの投票は72%、2位の横浜駅、みなとみらい駅への神奈川県居住者からの投票はそれぞれ57%、63%、4位の大宮駅、8位の浦和駅は、埼玉県居住者からの投票が非常に高く、それぞれ88%、90%となっています。
●他県居住者からの投票が多いのは、14位の池袋駅が埼玉県居住者からの投票が35%、16位の自由が丘駅、18位の二子玉川駅が神奈川県居住者からの投票がそれぞれ40%、41%となっています。
●比較的、一都三県に分散しているのは東京A、北千住、鎌倉です。
調査概要
◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
全国47都道府県(対象自治体1,890)居住の20歳以上の男女、2021年~2025年(一部の回答のみ2020年・2019年を追加)合計845,588名を対象に集計。
◇回答者
[男女比] 男性49.3%:女性50.7%
[未既婚] 未婚38.7%:既婚61.3%
[子ども] なし 43.7%:あり 56.3%
[世代比] 20歳代13.8%、30歳代20.9%、40歳代23.5%、50歳代23.3%、 60歳代13.6%、70歳代4.9%
◇調査期間
2025年2月21日(金)~3月10日(月):2025年調査(回答者数:182,805名)
2024年2月21日(水)~3月14日(木):2024年調査(回答者数:166,640名)
2023年2月17日(金)~3月15日(水):2023年調査(回答者数:175,927名)
2022年3月8日(火) ~3月29日(火):2022年調査(回答者数:171,324名)
2021年3月17日(水)~3月30日(火):2021年調査(回答者数:144,312名)
2020年3月17日(火)~4月3日(金):2020年調査(回答者数:2,795名 )
2019年3月26日(火)~4月8日(月):2019年調査(回答者数:1,785名 )
計845,588名 ※2019年、2020年は一部の回答のみ使用
◇調査体制
調査企画・設問設計:大東建託株式会社
調査票配布回収:株式会社マクロミル
分析:大東建託株式会社、株式会社竹中工務店
◇回答方法
住みたい街ランキングは、入力された自治体名をもとに複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成。
■ 株式会社大東建託 賃貸未来研究所
大東建託では、不動産市場の発展とそこに住まう人々の住まいや暮らし方の進歩に貢献することを目指し、「賃貸の未来」に向けたさまざまな研究を行う『賃貸未来研究所』を2018年に設立。2019年より、国内最大級となる居住満足度調査「いい部屋ネット 街の住みここちランキング」の調査・発表を開始しました。
■ 株式会社竹中工務店 技術研究所 社会価値創造研究部
2025年3月に新設された当部門は、建設業の枠を超えて新たな価値を生み出すため、課題解決型から課題“創出”型への転換を掲げる研究開発組織です。部長の天野健太郎を中心に、都市計画、建築環境工学、サステナビリティ、心理学など多様な専門性を持つ約30名の研究員で構成されています。注力領域の「アーバンテック®」では、安藤邦明主席研究員の主導のもと、建築・まちづくりとデジタル技術・データを融合させ、都市の新たな魅力創出に取り組んでいます。本リリースに関する分析は、清水宏樹研究員が中心となって実施しました。
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•本調査の対象となった自治体には、詳細データを提供可能ですので、個別にお問い合わせください。
•学術研究目的の場合、本調査個票データについて提供できる可能性がありますので個別にお問い合わせください。
▼詳細はこちら
https://www.eheya.net/sumicoco/
▼プレスリリースはこちら
https://www.kentaku.co.jp/news/survey/2026/sumicoco_summary2025.html