株式会社NEXER・ハウスメーカー・工務店選びと耐震性に関する調査

■注文住宅購入時、耐震性能はどれくらい意識されているのか
地震大国と呼ばれる日本。
注文住宅は間取りやデザインの自由度が高い一方で、構造や耐震性能についても自分で判断を求められる場面があります。
では、実際に注文住宅を購入した人たちは、耐震性能をどの程度意識していたのでしょうか。
ということで今回はパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社と共同で、事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女146名を対象に「ハウスメーカー・工務店選びと耐震性」についてのアンケートをおこないました。
※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「株式会社NEXERとパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社による調査」である旨の記載
・パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社(https://panasonic.co.jp/phs/pasd/)へのリンク設置
・該当記事(https://panasonic.co.jp/phs/pasd/knowledge/archives/page-rp6.html)へのリンク設置
「ハウスメーカー・工務店選びと耐震性に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年3月5日 ~ 3月13日
調査対象者:事前調査で「注文住宅を購入したことがある」と回答した全国の男女
有効回答:146サンプル
質問内容:
質問1:購入の際、耐震性能について考えましたか?
質問2:その理由を教えてください。
質問3:ハウスメーカーや工務店を選ぶ際、耐震性能の比較を行いましたか?
質問4:その理由を教えてください。
質問5:各社の耐震性能の違いは明確に理解できましたか?
質問6:比較が難しいと感じたポイントは何ですか?(複数選択可)
質問7:最終的に契約を決めたハウスメーカーの、耐震性に関する決め手は何でしたか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
■70.6%が、注文住宅の購入時に耐震性能を「考えた」と回答
まず、注文住宅を購入した際に耐震性能について考えたかどうか聞いてみました。

「とても考えた」が32.9%、「やや考えた」が37.7%となり、合わせて70.6%の人が耐震性能を意識していました。一方、「あまり考えていない」は20.5%、「まったく考えていない」は8.9%でした。
7割超という結果は、地震の多い日本ならではの傾向といえます。
ただし、約3割は耐震性能をあまり重視していなかった点も見逃せません。
それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
耐震性能について考えた理由
・阪神・淡路大震災を経験しているので。(60代・男性)
・これから起こるであろう地震や災害に対しての備えとして大事だと思った。(40代・男性)
・南海トラフ地震が起こる地域に住んでいるから。(30代・女性)
・倒壊したらすべてを失うから。(60代・男性)
・地震大国の日本なので耐震性は大切だと思うから。(40代・女性)
耐震性能について考えていない理由
・業者の設計に当然入っているものだと思った。(80代・男性)
・標準的に耐震性能が高かったから。(50代・男性)
・建築基準に収まれば大丈夫と思った。(70代・男性)
・予算内で間取りに気を使って建てたから。(60代・男性)
・当時は耐震性能は考えていなかった。(60代・男性)
実際に大地震を経験した方や、将来の地震リスクを意識している方からは切実な声が寄せられました。一方で、購入時期が数十年前だった方からは「当時は耐震への関心が低かった」という声も目立ち、時代とともに意識が変わってきていることがうかがえます。
■71.9%が、耐震性能の比較を「行っていない」と回答
続いて、ハウスメーカーや工務店を選ぶ際に耐震性能の比較を行ったかどうか聞いてみました。

「行った」は28.1%にとどまり、「行っていない」が71.9%と大多数を占めました。
前の質問で約7割が耐震性能を「考えた」と答えていたにもかかわらず、実際に各社の比較まで行った人は3割に届いていません。
それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
耐震性能の比較を行った理由
・一生に一度の買い物なのでもしもの時でも安心できる家にしたかったから。(40代・女性)
・東日本大震災後に建てたので、一番耐震性がある建物を選びたかった。(70代・男性)
・どんな方式が良いか勉強したいため。(80代・男性)
・安全な家に住みたいから。(30代・女性)
・構造的になにがいいか確認した。(60代・男性)
耐震性能の比較を行っていない理由
・条件付き土地を購入したので、建築会社は選択の余地が無かった。(60代・男性)
・比較の方法がわからない。(60代・男性)
・決めたハウスメーカーから提案されたので比較検討はしなかった。(40代・男性)
・素人でプロのメーカーの判断は不可能。(80代・男性)
・親の知り合いの工務店に頼んだため、意見することすらできなかったから。(50代・女性)
比較を「行った」方は、震災経験や将来のリスクへの備えから積極的に情報を集めていたことがわかります。
一方「行っていない」方の理由は「比較のやり方がわからない」「そもそも業者を選べる状況ではなかった」など多岐にわたり、耐震性能という専門分野を自力で比較する難しさが浮き彫りになりました。
■87.8%が、各社の耐震性能の違いを「理解できた」と回答
続いて、耐震性能の比較を「行った」と回答した方に、各社の違いを理解できたかどうか聞いてみました。

「とても理解できた」が24.4%、「ある程度理解できた」が63.4%で、合わせて87.8%が理解できたと回答しました。「あまり理解できなかった」は12.2%でした。
比較を実行した人の大半が各社の違いをおおむね把握できた結果です。
ただし「とても理解できた」は約4分の1にとどまり、完全に納得して判断できた人はそこまで多くないともいえます。
■比較が難しいと感じたポイント、最多は「指標の説明が難しい」
「あまり理解できなかった」と回答した方に、比較が難しいと感じたポイントを聞いてみました。

最も多かったのは「指標(耐震等級・構造計算)の説明が難しい」で80.0%でした。
次いで「会社ごとに説明の仕方が違う」が40.0%、「間取りによって耐震性が変わると言われた」と「制震・免震の効果が想像しづらい」がそれぞれ20.0%でした。
耐震等級や構造計算は日常で触れる機会が少なく、会社ごとに説明が異なるため比較はいっそう難しくなります。
■耐震性に関する決め手は「構造」や「実績」に関する回答が多数
耐震性能の比較を「行った」と回答した方に、最終的に契約を決めたハウスメーカーの耐震性に関する決め手を聞いてみました。
最終的に契約を決めたハウスメーカーの、耐震性に関する決め手は何でしたか?
・地盤強化と基礎構造、建物の柱と壁の強度。(80代・男性)
・鉄骨造でかなり担保できることが理解できた。(60代・男性)
・ほかのハウスメーカーよりも基準が高いところにした。(30代・女性)
・過去の地震での耐震性の証明(70代・男性)
・地震を想定した映像などをみて安心感をもったもの。(40代・女性)
・性能数値と実験結果。(70代・男性)
漠然とした安心感ではなく、目に見える形で耐震性能を確認できたことが決め手になっています。過去の地震での実績や実験映像など、わかりやすい情報提供が購入者の信頼につながっているといえるでしょう。
■まとめ
今回の調査では、注文住宅を購入した人の約7割が耐震性能を意識していた一方で、実際に各社の比較を行ったのは約3割にとどまりました。「方法がわからない」「専門的すぎる」といった声が多く、耐震性能に関する情報のわかりやすさが課題といえます。
比較を行った人の中では、構造や施工実績など具体的な根拠をもとに判断したケースが目立ちました。これから注文住宅を検討する方は、各社の耐震性能について積極的に情報を集め、納得のいく判断ができるよう準備を進めてみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
・引用元が「株式会社NEXERとパナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社による調査」である旨の記載
・パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社(https://panasonic.co.jp/phs/pasd/)へのリンク設置
・該当記事(https://panasonic.co.jp/phs/pasd/knowledge/archives/page-rp6.html)へのリンク設置
【パナソニック アーキスケルトンデザイン株式会社について】
本社所在地:〒571-8686 大阪府門真市大字門真1048番地(パナソニック 西門真地区構内)
代表取締役社長:松川 武志
事業内容:木造住宅工法であるテクノストラクチャーの躯体部材の設計・販売及びそれに関する付帯事業、躯体(スケルトン)を中心とした工務店支援事業
URL:https://panasonic.co.jp/phs/pasd/
【株式会社NEXERについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、リアルショップサポート、WEBサイト制作