水曜日, 3月 25, 2026
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VUILD 、三井不動産レジデンシャルと木質集合住宅モデルを発表

カーボンニュートラル社会に向けた次世代木質集合住宅の実証モデル

建築系スタートアップVUILD株式会社(ヴィルド。代表取締役:秋吉 浩気、以下VUILD)は、三井不動産レジデンシャル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:嘉村 徹)がCES2026にて発表した、カーボンニュートラル社会と環境共生を目指した未来の街「サステナブルパークシティ構想」の実現に向け、地上14階建て130戸の分譲集合住宅モデルを協業し計画しました。VUILDの保有する特許技術を活用した「曲面シェルスラブ木質ハイブリッド構法」により、建設時のCO2排出量を約40%削減します。

首都圏での建築を想定した建設時CO2排出量を約40%削減達成する建築モデル CGパース
建設時のCO2排出量削減効果のイメージ

国際エネルギー機関(IEA)によれば、世界のCO2排出量の約37%※は建設産業に起因するとされています。私たちはこの社会課題に対し、以下の3つのアプローチから挑みます。

■3つの手法で徹底的にCO2を削減

1. 曲面スラブでコンクリート量を大幅削減

スラブ厚を従来の200mmから最薄80mmへ。

VUILDが特許保有する木質型枠工法を活用し、木質化と短工期化も同時に実現。

マンションでは通常200mm程度のスラブ厚が必要とされています。そこで本計画では床スラブを曲面形状とすることで、スラブ厚を最薄80mm程度に抑え、全体のコンクリート量を削減します。この曲面床スラブは、VUILD社の保有する木質型枠工法によって実現し、木質化と短工期化を実現します。

曲面形状スラブとすることで、フラットスラブに比べ変形量を低減しコンクリート量の削減を図った ©Arup

2. 雁行配置で鉄骨量を最適化(鉄骨量約45%削減)

再生電炉鉄×木による耐火被覆で、純耐火木造以上の低炭素建築を目指す。

一般的なマンション構造(住戸の界壁方向を耐力壁付きラーメン架構、もう一方向を純ラーメン架構にする形式)では、純ラーメン側の水平耐力を確保するために柱や梁を太くする必要があり、その結果、構造躯体量が増大する傾向にあります。そこで本計画では45度に雁行させXY方向にバランス良く壁を配置することで、耐力壁付きラーメン架構と純ラーメン架構を併用する場合と比較して、鉄骨量を45%削減します。また、使用する鉄骨は再生電炉鉄とし耐火被覆を木とすることで、アップフロントカーボンを削減しています。

 再生電炉鉄×木による構造躯体の構成

3. 両面バルコニーで自然エネルギーを最大活用

中庭から風を取り込み、夏季の空調負荷を低減。バルコニーが2つある開放的な暮らしを実現。

上記の雁行配置によって生じた2つのバルコニーを活かし、中庭から煙突効果で上がってきた風を取り入れる計画となっています。自然に入ってくる風や光といった自然エネルギーを最大限活用することで、夏場の消費エネルギーを抑え、運用時のCO2排出量を抑えます。

中庭と雁行した平面計画により、室内に心地よい風が流れるシミュレーション ©Arup
基準階の平面計画

■ガウディの「カサ・ミラ」の思想を継承した木質集合住宅

本プロジェクトは、アントニオ・ガウディが手がけた集合住宅「カサ・ミラ」における、⑴通風の考え方と⑵工法のあり方から着想を得ています。

カサ・ミラでは、建物中央に開放的な中庭を設けることで、自然採光や通風を取り入れ、居住環境の質を高める設計が図られています。また、一見すると石造建築に見える外観は、鉄骨構造を取り入れつつ石材で構成されており、床には煉瓦による曲線的な構造が用いられています。

カタルーニャの風土・気候の中で培われた建築思想を参照しつつ、日本の気候や素材、特に木材の特性に向き合うことで、本プロジェクト独自の「現代のカサ・ミラ」とも言える建築のあり方を志向しています。

バルセロナにおけるカサ・ミラのように、日本の街角においても、人々の暮らしを生き生きと照らし、地域の景観を豊かにする存在となることを願っています。

■まずは“実証”へ。2026年度、プロトタイプ完成

本計画は机上の構想で終わりません。今後標準住戸のプロトタイプをつくる予定で、実測データに基づいて効果検証を行います。

私たちは、「カーボンニュートラル社会の実現に貢献する都市住宅」を目指し、環境配慮型建築の普及を推進してまいります。

※出典:IEA(世界の建築関連排出量より)

クレジット

意匠設計

VUILD (秋吉浩気 Koki Akiyoshi、宇都宮惇 Jun Utsunomiya、中井彬人 Akito Nakai、伊勢坊健太 Kenta Isebo)

構造アドバイザリー

Arup(後藤一真 Kazuma Goto、小西佑佳 Yuka Konishi)

環境アドバイザリー

Arup(菅健太郎 Kentaro Suga)

CG制作

LITdesign(植村明斗 Akito Uemura、チャンコンヴィンクイ Tran Cong Vinh Quy)

◆三井不動産レジデンシャル会社概要

代表取締役社長:嘉村 徹

本社:東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号

設立:2005年12月26日

Corporate URL:三井不動産レジデンシャル株式会社

掲載に関するお願い

出版物等に利用したい場合は、事前にご連絡ください(利用用途によっては使用料がかかる場合がございます)。

その他の素材に関する依頼や相談につきましては、press@vuild.co.jp までご相談ください。

SNS等で掲載していただける場合は、以下をタグ付けしていただけますと幸いです。

X:@VUILDinc

Instagram:@vuild_architects @vuild_official

Facebook:facebook.com/VUILD.co.jp

VUILD株式会社について

VUILDは「いきるとつくるがめぐる社会へ」をVISIONに掲げる建築系スタートアップです。デジタルテクノロジーを活用した建築設計・内装設計から、特殊形状の什器や内装の制作・施工までを行い、建築という付加価値の高い一品生産物を誰もがつくることができる「建築の民主化」を実践しています。

【会社概要】

社名:VUILD株式会社

代表者:秋吉浩気(代表取締役CEO)

創業:2017年11月21日

資本金:1億円

本社:神奈川県厚木市下依知1丁目7−24

事業内容:建築設計、木製品開発および製造、CNCルーターの販売、デジタル人材育成、事業開発支援、ITサービス開発

Corporate URL:https://vuild.co.jp/

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