~デジタル化と効率化で住宅設備機器販売事業を強化~
伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:吉田朋史、以下「伊藤忠エネクス」)の連結子会社である伊藤忠エネクスホームライフ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:若松京介、以下「伊藤忠エネクスホームライフ」)は、株式会社交換できるくん(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:栗原将、以下「交換できるくん」)と12月20日に資本業務提携契約を締結しましたことをお知らせいたします。伊藤忠エネクスホームライフは、交換できるくんが行う第三者割当増資により発行される新株を引き受けます。本提携により、伊藤忠エネクスホームライフはデジタル化と効率化を推進し、住宅設備機器販売事業を一層強化してまいります。
1.資本業務提携の背景
伊藤忠エネクスホームライフは、本年10月1日に伊藤忠エネクスの連結子会社4社(伊藤忠エネクスホームライフ北海道株式会社、伊藤忠エネクスホームライフ東北株式会社、伊藤忠エネクスホームライフ西日本株式会社、伊藤忠エネクスホームライフ四国株式会社)の経営統合により発足しました。LPガスおよび住宅設備機器の販売事業を展開する伊藤忠エネクスホームライフは、同じ伊藤忠エネクスグループのエネアークグループや株式会社エコアと協力し、全国一円でLPガス供給と住宅設備に関するサービスを提供しています。伊藤忠エネクスグループ全体のLPガス顧客数は57万件に達し、国内トップクラスのLPガス事業会社グループです。
交換できるくんは「『出会えてよかった!』のために」という経営理念のもと、住宅設備機器の故障や劣化などによる機器交換ニーズに対して、商品と施工サービスをセットで販売する独自のEC事業を展開しています。ネットを介して見積りから注文までを完結できるサービスを提供し、年間約5万件の工事を実施しています。
LPガス業界をめぐっては、少子高齢化や人口減少、世帯構成員の減少により、需要は慢性的に減退傾向にあります。 さらに労働力不足、とりわけ物流・保安・施工などの現業分野における人材不足の深刻化や、競合エネルギーとの競争も課題となっています。これらに対処するため、事業のデジタル化や効率化がこれまで以上に求められています。
両社で開発を進めている住宅設備機器プラットフォーム「Replaform(リプラフォーム)」は、交換できるくんが20年以上にわたって運営してきた住宅設備ECサイトのノウハウと、伊藤忠エネクスホームライフが長年培ってきた住宅設備機器やガス機器販売のノウハウや商流とを融合させていくもので、住宅設備機器販売のデジタル化を進めてまいります。資本提携後は両社間における人材交流、住宅設備機器の共同購買、「Replaform」の機能向上、住宅設備機器保証ビジネスの展開、施工分野での協業など、多方面で提携していくことで効率化も図っていく方針です。本提携を通じて、両社はさらなる企業価値の向上を目指してまいります。
2.提携内容
(1)業務提携の内容
①住宅設備機器をECサイトで販売・施工できるクラウドサービスプラットフォーム「Replaform」の共同開発、および1号店として伊藤忠エネクスホームライフの自社ブランドECサイトの構築・立ち上げ
②両社の商品調達力を活用したコスト抑制
③新たなサービス(保証関連、新商材等)の共同開発
④施工分野における人材交流および両社の施工エリアの相互補完
(2)資本提携の内容
① 引受株式数 |
100,000株 |
② 引受価額の総額 |
313,500,000円 |
③ 株式引受日 |
2025年1月17日 |
※第三者割当増資による
3.資本業務提携の各社概要
<交換できるくん>
会社名 |
株式会社交換できるくん (東証グロース 7695) |
本社所在地 |
東京都渋谷区東1丁目26-20 東京建物東渋谷ビル |
代表者 |
栗原 将 |
事業内容 |
トイレやガスコンロ、給湯器などの住宅設備の交換工事を見積りから注文までネットで完結できるサービス「交換できるくん」を運営 |
<伊藤忠エネクスホームライフ>
会社名 |
伊藤忠エネクスホームライフ株式会社 |
本社所在地 |
※2024年12月23日に本社移転となります。 移転前:東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング27階 移転後:東京都中央区日本橋堀留町2丁目2番1号 住友不動産人形町ビル9階 |
代表者 |
若松 京介 |
事業内容 |
LPガス、石油製品および関連機器、電力、新エネルギーに関する商品販売やサービスの提供 |