家事分担の理想の割合は「5:5」、4割以上の女性は家事分担の割合に不満を抱いている
「共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024」サマリー
■女性の約68%が家事の7割以上を担当している。
■家事分担の理想の割合は男女ともに「5:5」が1位。女性の半数以上は「自身が多めの方が理想」と回答。
■家事分担の割合に対して、男性の約86%が満足も、女性は約54%まで下がる。
■7割以上の夫婦は、家事分担のルールを決めていない。
■家事分担のルールを決めている夫婦の約3割は、お互い得意な家事を担当。
家事分担のルールについて、男女ともに8割以上が守っていると回答。
■主に担当している家事は、女性:1位「料理」、2位「買い物」、3位「キッチンの掃除」。
男性:1位「ゴミ出し」、2位「食器洗い」、3位「食器の片づけ」。
■女性が配偶者にもっと担当してもらいたい家事1位は、「トイレの掃除」。
一方、男性が配偶者にもっと担当してもらいたい家事は、「特にない」が最多に。
■配偶者の家事に点数をつけるとしたら80点以上と回答した人が、男性では約7割。
一方で女性は約3割にとどまる結果に。
■配偶者の家事に低い点数を付けた女性の理由1位は「言わないとやらない」で6割。
■女性が日々の家事で最も負担を感じるのは「料理」が1位で4割以上。
■できれば配偶者と一緒に行いたいと思っている家事1位は、男女ともに「料理」で3割以上。
■家事の負担を少なくするために購入した便利家電は、1位「ロボット掃除機」、2位「食器洗い乾燥機」、
3位「電気ケトル」。
女性の約68%が家事の7割以上を担当。
「家でのご自身の家事分担の割合はどの程度ですか?」と尋ねたところ、68.1%の女性が7割以上の家事を担当していることがわかりました。なお、男性は「3〜4割」という回答が最も多く39.8%という結果になりました。(図1)
家事分担の理想の割合は男女ともに「5:5」が1位。女性の半数以上は「自身が多めの方が理想」と回答。
「家事分担の理想の割合はどのくらいですか?」と尋ねたところ、「自身:配偶者=5:5」と回答した人が、女性33.2%、男性42.6%で男女ともに1位でしたが、半数以上の女性は自身の分担の割合を「6割以上」が理想と回答しました。(図2)
家事分担の割合に対して、男性の約86%が満足も、女性は約54%まで下がる。
「家事分担の割合に満足していますか?」と尋ねたところ、男性は「とても満足」、「満足」、「やや満足」と回答した人を合わせると、約86%の人が家事分担の割合に満足している一方で、女性は「とても満足」、「満足」、「やや満足」と回答した人が、約54%で、男女で満足度に差があることがわかりました。(図3)
家事分担のルールを決めていない夫婦は7割以上。
「家事分担のルールを決めていますか?」と尋ねたところ、ルールを決めているという夫婦は27.8%で、7割以上の夫婦はルールを決めていないことがわかりました。(図4)
家事分担のルール1位は「お互い得意な家事を担当」。
8割以上の夫婦がお互いに家事分担のルールを守っている。
家事分担のルールを決めていると回答した187名に「どのようなルールですか?」と尋ねたところ、「お互いに得意な家事を担当」という回答が最も多く、3割以上となりました。(図5)
さらに、「家事分担のルールは守られていますか?」と尋ねたところ、「2人とも守っている」と回答した人が男女ともに最も多く、8割以上となりました。(図6)
主に担当している家事は、女性:1位「料理」、2位「買い物」、3位「キッチンの掃除」。
男性:1位 「ゴミ出し」、2位「食器洗い」、3位「食器の片づけ」。
「ご自身が主に担当している家事は何ですか?」と尋ねたところ、女性は「料理」が1位で約9割、続いて2位「買い物」、3位「キッチンの掃除」という結果になりました。男性の1位は「ゴミ出し」で約8割の人が回答、
2位「食器洗い」、3位「食器の片づけ」と続きました。(図7)
女性が配偶者にもっと担当してもらいたい家事1位は「トイレの掃除」。
一方、男性が配偶者にもっと担当してもらいたい家事は、「特にない」が最多に。
「配偶者にもっと任せたい家事は何ですか?」と尋ねたところ、女性の回答1位は「トイレの掃除」、2位「浴室の掃除」、3位「部屋の掃除」でした。一方、男性は「特にない」が最多で半数以上となりました。(図8)
配偶者の家事に点数をつけるとしたら80点以上と回答した人が、男性では約7割。
一方で女性は約3割にとどまる結果に。
「配偶者の家事に点数をつけるとしたら何点ですか?」と尋ねたところ、男性の約7割が80点以上をつけ、そのうち「100点」と回答した人も32.7%いました。一方で女性は、80点以上と回答した人が31.9%にとどまり、40点以下と評価している人も約4割いることがわかりました。(図9)
配偶者の家事に低い点数を付けた女性の理由1位は「言わないとやらない」で6割。
配偶者の家事に対して40点以下と回答した女性(145名)に、「なぜ低い点数をつけましたか?」と尋ねたところ、「言わないとやらない」という回答が最も多く6割という結果になりました。(図10)
女性が日々の家事で最も負担を感じるのは「料理」が1位で4割以上。
「日々の家事で最も負担を感じるものは何ですか?」と尋ねたところ、女性の回答1位は「料理」で4割以上、男性は「特にない」という回答が最も多い結果となりました。(図11)
できれば配偶者と一緒に行いたいと思っている家事1位は、男女ともに「料理」で3割以上。
「できれば配偶者と一緒に行いたいと思っている家事は何ですか?」と尋ねたところ、男女ともに「料理」という回答が最も多く、3割以上となりました。(図12)
家事の負担を少なくするために購入した便利家電は、1位「ロボット掃除機」、2位「食器洗い乾燥機」、3位「電気ケトル」。
「家事の負担を少なくするために購入した便利家電はありますか?」と尋ねたところ、1位は「ロボット掃除機」で約3割の人が回答、2位「食器洗い乾燥機」、3位「電気ケトル」と続きました。(図13)
■調査概要
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2024年9月7日(土)~2024年9月16日(月)
調査対象:共働きをしている既婚男女673名
回答者:男性284名、女性389名
20代88名、30代260名、40代158名、50代121名、60代43名、70代以上3名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
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≪ご参考≫
今回の調査では、共働き夫婦における家事分担の割合は5:5が理想としつつも、実際には、女性の分担割合が大きいほか、満足度や負担の感じ方までも、女性と男性で大きく異なることがわかりました。一条工務店では、女性が最も負担に感じる家事1位となった、「料理」がはかどる使いやすさ抜群のキッチンをはじめ、夫婦が家事をより楽に行える住宅設備を提案しています。
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