住宅設備機器と建築資材のインターネット通信販売を行うミラタップ（所在地：大阪市）は、《クアドロスリム》《ラミナLED》《ラフィット》《インダスター洗面》《ミニガビオン》の5商品において、「2024年度グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせいたします。同賞の受賞は、今年で15年連続となります。当社は、「くらしを楽しく、美しく。」という経営理念のもと、今後もお客様の感性を刺激し続ける空間を提供できるよう、商品開発に注力してまいります。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価・推奨制度で、1957年に創設されました。過去の受賞件数は5万件以上にのぼり、シンボルの「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
2024年度グッドデザイン賞 受賞商品
①ガラスドア《クアドロスリム》
16mmのフレームにガラスをはめ込んだミニマルデザインのガラスドア。空間につながりを生み出します。
【審査員の評価コメント】
障子の半透明な佇まいを、リブガラスと細いフレームに置き換え、現代のインテリア空間にふさわしいようにアップデートした点を高く評価した。この製品の特徴を引き出すには、なるべく大判で最大高を使い切った方が効果が出ると思われる。
②玄関庇《ラミナLED》
シンプルモダンなデザインの玄関庇。一見、照明付きとは分からないほど庇と一体化したスリットライトが特長です。
【審査員の評価コメント】
玄関は意匠として住宅の重要な部分であるが、灯具を合わせつつ極限までノイズを消したデザインが評価できる。また、国内の住宅事情を考えると、エントランス部は多くの情報・機能があり、それをまとめ整合性を保つのは難しいが、このような商品はミニマルなデザインを目指す方向性にとっては有用だと考える。
③浅型レンジフード《ラフィット》
天井高や梁などの空間条件をクリアしやすい浅型のレンジフード。フラットな「面」の美しさが特長です。
【審査員の評価コメント】
高さを200mmに抑え、天井の低い集合住宅のリノベーション案件などレンジフード設置の制約が多い場所への対応を可能としたことで設計者、ユーザーに選択の幅を広げた。また、幅のバリエーションの600mm、900mmという選択も、キッチンのモジュールを意識している。キッチンとダイニング、リビングが一室というレイアウトは、都市部を中心に日本の住宅では一般化しており、レンジフードは調理以外の生活シーンでも常に視野に入ってくるプロダクトとなった。そのデザインスタンダードを上げることは重要であると感じる。
④洗面ボウル《インダスター洗面》
肉厚なステンレスを使用した洗面ボウル。本体と壁固定用のブラケットを一体化させ、施工性に配慮しました。
【審査員の評価コメント】
洗面ボウルを壁に留めるブラケットを一体化したステンレス製洗面ボール。ステンレスという素材ならではの画期的な発想であり、全体のスッキリ感と共に、ブラケットを別途用意しなくてよいため、物量としての無駄を省き施工性も向上できる点は大変評価できる。さらに目皿まわりは残水の出ない様にアール状に加工しており、ボール部と同色で美しく仕上げている点も好ましい。
⑤ガーデンツール《ミニガビオン》
メッシュ状のカゴに自然石を入れたガーデンツール。室内外でさまざまな使い方が楽しめます。
【審査員の評価コメント】
主に外溝に使用される既存ガビオンは、その場所やサイズに合わせてオリジナルで作られ、素材はスチール・仕上は溶融亜鉛メッキでラフな仕上がりになることが多い。それをステンレススチールで軽量化、ステンレスを選択したことによるコスト増を規格サイズでプロダクト化することによって、コスト効率含め、用途や使われる場所まで変えることができている。それにより、従来の大型の施設での使用だけではなく、住宅などへの景観材、屋内のインテリアとしての使われ方への展開も期待できることが評価に繋がった。
