中能登町旧あおば台テニスコートに10戸の仮設住宅を整備
一般社団法人日本ムービングハウス協会は能登半島地震で被災した中能登町で仮設住宅の整備を完了させました。
整備された仮設住宅は合計で10戸で、4月30日に完了検査を受け、5月3日から被災者の入居が開始となりました。
同協会では、輪島市、珠洲市、七尾市で仮設住宅の整備を行っており、今回の中能登町で合計216世帯分の仮設住宅を被災者へ提供したことになります。
仮設住宅にはムービングハウスと呼ばれる移動式の木造建築物が使用されています。
ムービングハウスは40フィート(12メートル)と20フィート(6メートル)の海上輸送用コンテナと同サイズのユニットとして製造され、ユニットを複数組み合わせることで、広さを自由に変えて使用することができます。
今回は12メートルユニット2つと6メートルユニット1つを連結した2戸1棟を5棟建設しました。
それぞれの棟は2〜3人が居住できる2世帯分の住居となっており、敷地内には居住者用の駐車スペースとゴミ置き場などが整備されました。
中能登町では仮設住宅の二期工事計画が現在進められており、JR西日本の能登部駅近くに10戸分を追加で整備する予定となっております。
日本ムービングハウス協会では石川県の各地で応急仮設住宅をはじめとした仮設建築物の整備を進め、可能な限り速やかに、より多くの被災者の皆様へ安心した生活の基盤を提供できるよう全国のムービングハウス製造工場で増産体制を整えております。