1.本統合の目的
大和ハウスグループでは、第六次中期経営計画において、ガバナンスの強化を最重要課題と位置づけており、その重要施策として、2021年4月から事業本部制の本格運用を開始しました。本組織体制では、グループ内の関連する事業を連携させ、機動的・効率的に展開するとともに、重複事業の整理・合理化を進めております。
賃貸住宅領域においては1989年に大和リビングを設立し、主に大和ハウス工業が施工する賃貸住宅の管理・運営を担ってきました。2012年には、業容拡大を受け、大和リビングマネジメントを設立し、マスターリース・サブリース事業(※1)の移管による機能分担の明確化を図るとともに、大和リビングマネジメントを完全親会社、大和リビングを完全子会社とする組織体制の刷新を行いました。
しかし、昨今急速に変化する経営環境に対応するための効率化の推進や、今般の関連業法の施行などを受け、意思決定の迅速化とワンストップ体制によるステークホルダーの利便性向上を実現するため、2022年1月1日をもって、両社の経営を統合することとしました。
今後は両社が持つ経営資源を最適に配分することで、事業シナジーの最大化を目指し、より効率的な企業経営に向けた組織改編を進めるとともに、より収益性の高い事業構造の構築を図ってまいります。
※1.賃貸住宅経営に際して、オーナーが不動産会社と賃貸借契約を結び(マスターリース)、当該不動産会社が入居者を募集し、転貸借契約を結ぶ(サブリース)形態。
2.本吸収合併の要旨
(1)日程
効力発生日 2022年1月1日
(2)本合併の方式
大和リビングを存続会社とし、大和リビングマネジメントを消滅会社とする吸収合併です。
(3)存続会社が承継する権利義務
大和リビングは大和リビングマネジメントに関連する、一切の権利・義務を承継します。
3.合併会社の概要
4.合併後の会社概要
(1)商号 :大和リビング株式会社
(2)所在地:東京都新宿区西新宿6丁目11番3号
(3)代表者: 匝瑳 繁夫
(4)事業内容:マスターリース・サブリース事業およびメンテナンス関連事業、賃貸住宅、賃貸マンションの管理・運営事業および保険代理店事業、海外事業 等
(5)資本金 :1億円
5.業績への影響
本再編による大和ハウス工業の連結業績に与える重要な影響はございません。