日本の森林問題・環境問題を国産材の利用を通じて解決する目的で立ち上げた、一般社団法人日本木造分譲住宅協会(事務局:東京都新宿区、理事長:塙 圭二、以下「当協会」)は、国産木材の循環サイクル確立のため、2023年2月24日に長野県埴科郡坂城町にて苗木贈呈式を開催及び林野庁と秋田県仙北郡美郷町国有林の分収造林契約(※)を締結しました。
当協会ではこのような活動を通じ、国産材の活用推進と植林への取組みを積極的に行い、脱炭素社会を目指すために貢献してまいります。
(※)契約により国有林に木を植えて一定期間育て、成林後に分収木を販売し、その収益(販売代金)を国と造林者とで予め契約した一定の割合で分収する制度。
長野県埴科郡坂城町への苗木寄付について
■寄付先:長野県埴科郡坂城町
■本 数:苗木約3,500本
■時 期:2023年3月31日までに寄付予定
寄付をいたしました苗木を植栽予定の和平町有林は、間もなく伐採を開始し、そこで伐採された唐松の一部は協会のサプライチェーンパートナーである齋藤木材工業株式会社にて加工され、協会会員各社が建築する住宅の構造材として使用する予定です。また、和平町有林の伐採・地拵えが完了しましたら、坂城町が例年行っている植樹祭の会場となり、地元の小学校の課外授業の一環として植樹体験を行っていただく予定です。
植樹体験を通じて、「伐る」「使う」「植える」「育てる」の木材の循環サイクルを肌で感じることは、日本の将来を担う子どもたちにとってかけがえのない経験となるだけでなく、森林問題・環境問題に対する関心や、SDGsへの取組みに対する意識の変化にも繋がります。
当協会ではこの度の寄付を通じて、目で見てわかる結果だけでなく、様々な形で林業の推進に貢献してまいります。
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長野県埴科郡坂城町
苗木贈呈式
■日 時:2023年2月24日(金) 13:30~
■会 場:長野県埴科郡坂城町 役場
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坂城町
植樹祭概要(予定)
■日 時:2023年9月29日(金)
■場 所:和平町有林
■樹 種:唐松 約800本
■参加者:(一社)日本木造分譲住宅協会・地域振興局・町議会議員・農業委員・教育委員・林業委員・坂城小学校・長野森林組合 ほか
林野庁との分収造林契約締結について
■契約概要
分収造林契約による造林を通じて、地球温暖化防止対策への積極
的な参加により、森林・林業の普及啓発に寄与することを目的と
し、この度の分収造林契約の締結に至りました。
■契約箇所:秋田県仙北郡美郷町
■契約面積:4.66ha
■植栽樹種:スギ
■契約期間:61年間
■分収造林契約感謝状贈呈式
■日 時:2023年2月28日(火)14:00~14:30
■会 場:東北森林管理局
■「一般社団法人日本木造分譲住宅協会」概要
日本の森林問題・環境問題を国産材の利用を通じて解決するために、2021年4月、三栄建築設計、オープンハウスグループ、ケイアイスター不動産の分譲住宅メーカー3社が手を組み、立ち上げた一般社団法人です。当協会は、木造分譲住宅における国産木材を「伐る」「使う」「植える」「育てる」の持続的・発展的サイクルの確立と、国産木材利用促進の支援を行うことにより、木造分譲住宅のみならず、木造住宅全体の価値向
上の実現と環境問題を解決することが最大の目的です。
【一般社団法人日本木造分譲住宅協会特設サイト】https://j-wha.or.jp/
■今後の当協会の活動
各地方の森林組合、製材・集成材工場や行政など様々な方々と意見交換、協力し、国産木材利用促進の支援を行ってまいります。今後も当協会では国産材を利用した木造住宅を積極的に建て、国内の森林が持つ多面的機能(温室効果ガス削減、水源涵養及び生物多様性の保全)の維持回復、ひいては日本の環境、世界の環境改善に努めてまいります。
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会員企業概要
会 社 名:株式会社三栄建築設計(コード番号:3228 東証プライム)
代 表 者:代表取締役社長 小池 学
事業内容:戸建分譲事業、注文住宅・請負事業、賃貸収入事業
会社 HP:https://san-a.com/
会 社 名:株式会社オープンハウスグループ(コード番号:3288 東証プライム)
代 表 者:代表取締役社長 荒井 正昭
事業内容:グループ会社等の経営管理
会社 HP:https://openhouse-group.co.jp/
会 社 名:ケイアイスター不動産株式会社(コード番号:3465 東証プライム)
代 表 者:代表取締役社長 塙 圭二
事業内容:戸建分譲事業、注文住宅事業、総合不動産流通事業、アセット事業、管理事業、宅地造成
会社 HP:https://ki-group.co.jp/