月曜日, 11月 25, 2024
ホーム商品サービス三井ホーム初 断熱等級7の住まい「MOCX THERMO (モクスサーモ)」 誕生

三井ホーム初 断熱等級7の住まい「MOCX THERMO (モクスサーモ)」 誕生

~木造建築のノウハウを活かした断熱等級最高等級の家~

 「MOCX THERMO」 断熱等性能等級7仕様   ※画像はイメージです。枠材配置位置等、実際の構造とは異なります 。

 三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、社長:池田 明)は、住まいの快適性・省エネ性・環境配慮を追求し、脱炭素社会の実現にさらなる貢献を果たすべく、断熱等級7(※1)へと到達した「MOCX THERMO」を7月11日より開始したことをお知らせいたします。

【「MOCX THERMO」とは】

最高レベルの高断熱「断熱等性能等級7」により環境配慮を追求し、住まいの更なる快適性を実現

当社独自の断熱構造に内外ダブル断熱とトリプルガラスを採用し、省エネ性を追求

50年にわたり25万棟以上の木造建築に携わってきた当社の技術であるMOCX技術を活用した新たなブランド

 昨今、2050年を目標とするカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが活発となり、新築住宅においても2025年に建築物省エネ法により定められた省エネ基準への適合義務化や、2030年にZEH・ZEB水準への適合義務化が予定されています。当社はこれまでも、独自の「プレミアム・モノコック構法」を用いて、新築住宅の断熱性能はZEH水準を標準仕様とし、太陽光発電システム等の創エネ設備の活用や環境への負荷を軽減する設計提案等を推進してまいりました。「MOCX THERMO」のこの度の提供を通じて今後はより多くのお客様に超高断熱住宅を訴求し、更なる建物の木造化・ 木質化を実現し、木とともに人と環境にやさしいサステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

 

【MOCXの定義】 

街の建物を木造化していくために、最適解を提供していく「要素技術(※2)」の総称 

 

※1 品確法に基づく住宅性能表示制度における断熱等性能等級7。省エネルギー区分5~7地域において、省令準耐火構造のみ。1~4地域は断熱等性能等級6となります。

※2 要素技術 高強度耐力壁「MOCX WALL(モクスウォール)」やトラスを組み合わせた「MOCX ROOF(モクスルーフ)」、屋根断熱パネル「DSP(ダブルシールドパネル)」などの当社独自技術

 ■最高レベルの高断熱「断熱等性能等級7」により環境配慮を追求し、住まいの更なる快適性を実現

 2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2021年10月、地球温暖化対策等の削減目標を強化することが決定されました。これをうけて、日本のエネルギー消費量の3割を占める建築物分野における取り組みが急務となっており、政府は新築住宅に対し、2025年に建築物省エネ法で定める省エネ基準への適合を義務化し、2030年にZEH基準の省エネルギー性能の確保を目指すとしています。当社は1974年の創業当時から建築分野における木の可能性に着目し、その技術を磨き続けてきており、当社独自の高断熱構造に省エネ機器・創エネ機器を組み合わせ、標準仕様でZEH水準をクリアしています。

(1)ZEH=断熱等級5以上が求められる時代へ

 今まで高断熱住宅の代名詞でもあった「ZEH 水準」は「等級5」に相当します。

 2030 年には「等級5」が義務化される予定で、国は住まいの高断熱化を急速に進めています。こうした中、三井ホームはすでに「等級6」さらに「等級7」にも対応。次世代の高断熱住宅をお客様にご提供できる体制を整えています。

住宅性能表示制度 断熱等性能等級イメージ図

* 断熱性を高め、省エネ設備を選択することで、住まいで使うエネルギーを減らす。創エネ設備を搭載し、使うエネルギーよりも多くのエネルギーを生み出す。そのように、一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下とすることを目指した住まいがZEHです。

(2)脱炭素に貢献する

 高断熱住宅はエネルギーロスが少ないため、CO2 排出を抑制する事が出来ます。さらに木造なら、構造材である木の中に多くの炭素を固定して長い間蓄えることができるので、脱炭素にいっそう貢献します。

(3)冷暖房光熱費を削減できる

 高断熱住宅は光熱費を削減することが可能です。例えば「断熱等級7」の住まいでは、2021 年度までの最高等級である「断熱等級4」に比べ、約40%の冷暖房光熱費を削減できると言われています。

* 断熱等級7 の場合。断熱等級4 の住まいに比べて。国土交通省「住宅性能表示等の見直しについて」等より。

(4)健康的に過ごせる

 高断熱住宅は快適に加え健康的に過ごせるメリットもあります。室内の温度差が少ないためヒートショックの防止や血圧の安定、さらに身体活動の増加など、健康面でもいい影響を与えます。

■当社独自の断熱構造に内外ダブル断熱とトリプルガラスを採用し省エネ性追求

 「MOCX THERMO」の性能は、断熱性能を表すUA 値において、驚異的な0.26W/(㎡・K)を達成しており、外気温の影響を受けにく、心地よい室温を保つ超快適空間を生みだします。以下のような仕様により、「断熱等級7」の基準をクリアします。

(1)超高断熱内外ダブル断熱

 当社の標準仕様である高性能グラスウールを壁内側に140mm の厚さで充填していることに加え、壁外側に100mm のフェノールフォームを採用することとしました。これにより、断熱性能は飛躍的に向上します。

(2)超高断熱トリプルガラスサッシ

 サッシは3 枚のガラスを2 つの空気層で区切った構造になっています。ガラスにはLow-E コーティングが施されており、熱放射線を反射して屋内への熱の侵入や流出を防ぎます。空気層はアルゴンガスが充填されており、熱伝導率を低く抑えます。窓から住宅を高断熱化することで、エネルギーの消費の削減はもちろん、室内の温熱環境を改善するとともに、結露の発生を抑制し、カビや腐食のリスクを低減することができます。

(3)超高断熱高性能玄関ドア

 高性能断熱パネルがドアの内部に充填されているため断熱性に優れています。また、様々なデザイン・カラー仕上げが提供されているため、 住宅の外観やインテリアに合わせることができます。意匠性、使い心地、すべてにおいてハイクオリティを目指した超高断熱玄関ドアが、住まい全体を快適にします。

(4)選べる外壁仕上げ

 専用ベース板を塗装で仕上げる「アートウォール」を採用しており、質感の高い、表情豊かな外壁を実現できます。また、 一般的なサイディング仕上げとの併用も可能で、幅広い外観デザインに対応することができます。

■50年にわたり25 万棟以上の木造建築に携わってきた当社の技術であるMOCX 技術を活用した新たなブランド

 これまでに25 万棟以上の木造建築に携わってきた当社は、脱炭素社会の実現へ貢献するとともに高品質な木造注文住宅メーカーとして実績を積み上げてまいりました。その中で培った木造建築技術は多岐にわたり、当社の独自技術として蓄積されています。

 「木」は断熱性能が高く、熱伝導率は「鉄」の約350 分の1となります。この優れた断熱性能をもつ「木」を構造材に用い、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)を日本の気候・風土あわせ独自に進化させた「プレミアム・モノコック構法」にり、省エネルギー性能の高い建物を実現しています。

 サステナブルな循環型資源である木は、適切な森林管理によって持続的に再生産が可能な資源です。また、生長過程で CO2 を吸収し、伐採後も炭素を固定化し続けるため、木造建築は長期間炭素を大気に戻さない事に加え、伐採地に植林されることでCO2 吸収力は回復され、地球温暖化防止に貢献します。

 当社が手がける脱炭素社会に向けたサステナブル木造マンション「MOCXION(モクシオン)」などにも、磨いてきた木造技術を活かして、中大規模建築物を中心に木造化を推進しています。

 また、「MOCXION」は劣化対策等級3 を取得することによって、大手不動産ポータルサイトで「木造マンション」と表記する事が認められています。一般的に日本の住宅寿命が世界各国に比べて短いことが指摘されるなか、戸建住宅だけでなく、中大規模建築物でも適正な維持管理のもと75 年から90 年の耐久性を確保しています。

【ブランド・事業構成】

 「MOCX THERMO」は、「MOCXION」を始めとする「MOCX(モクス)」技術の一つであり、木造住宅という日本古来の伝統に根ざした独自の素材でありながら、快適性、省エネ性、環境配慮を追求し、これからの時代に求められるサステナビリティ(持続性)の実現を目指します。

【「MOCX」詳細については下記をご参照ください。】

https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2024/240229.pdf

【三井ホームはMOCX Green Project を推進します】

https://www.mitsuihome.co.jp/company/mocx̲green̲project/

MOCX Green Project とは、これまでに25 万棟以上の木造建築をつくってきた当社が、さらなる木造建築の可能性を広げ様々な取り組みを通じて脱炭素に貢献していくプロジェクトです。

■三井不動産グループのサステナビリティについて

 三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。

 また、2024 年4 月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。

【参考】 ・「グループ長期経営方針策定」

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/

・「グループマテリアリティ」

https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/

*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における7つの目標に貢献しています。

目標3 すべての人に健康と福祉を

目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに

目標11 住み続けられるまちづくりを

目標12 つくる責任つかう責任

目標13 気候変動に具体的な対策を

目標14 海の豊かさを守ろう

目標15 陸の豊かさも守ろう

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