自然環境と社員の健康に配慮した「杜の中のオフィス」として「ZEB」「WELL認証」取得を目指す
YKK AP30ビルは、1990年のYKKアーキテクチュラルプロダクツ設立から30年の節目となる2020年に建設計画をスタートし、1959年にYKKグループが建材事業を開始した生地工場(現 YKK AP黒部製造所)の敷地内にYKK AP初の自社ビルとして建設します。YKK APの本社機能の一部および製造部門のヘッドクォーターを有し、YKK APのモノづくりをお取引先様にご紹介するための拠点としても活用します。
窓をはじめとする建築用プロダクツを扱うメーカーの自社ビルとして、またコロナ以降の新しい働き方を実践するオフィスとして、YKK AP30ビルでは「個・組織・社会をつなぎ、経験と感動を共有する」をコンセプトに、自然環境およびそこで働く社員の健康に配慮した「杜の中のオフィス」を実現します。建物全体の省エネ設計に加え、黒部の自然エネルギーである風や光を活用したパッシブデザイン、敷地内における太陽光発電等の創エネなどに取り組み、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスとなる「ZEB」(※1)の実現および「WELL認証」(※2)でPLATINUMの取得を目指します。
■「YKK AP30ビル」概要
※1:Net Zero Energy Buildingの略称で、省エネおよび創エネにより年間での一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物を指す。「建築物省エネ法」および一般社団法人住宅性能評価・表示協会が運用する「BELS(建築物省エネルギー表示制度)」では、年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物を「ZEB」と定義している。
※2:公益企業IWBI(International WELL Building Institute)が運営する、ビルやオフィスなどの空間を「人間の健康・幸福」の視点で評価・認証する制度。評価項目は空気や水、食物、こころなど10のコンセプトから構成される。獲得点数によりPLATINUM、GOLD、SILVER、BRONZEの4つの認証レベルで格付けされる。