金曜日, 11月 22, 2024
ホーム調査レポート半数以上が自宅の空気環境に不満 家を建てる際に空気環境重視4~5人に1人    ~ 繁華街の外気より自宅の空気の方が汚い!? 住まいの空気環境が大切なワケ ~

半数以上が自宅の空気環境に不満 家を建てる際に空気環境重視4~5人に1人    ~ 繁華街の外気より自宅の空気の方が汚い!? 住まいの空気環境が大切なワケ ~

 100年後のありがとうを目指し「人と地球と家計にやさしい家」を設計・建築する平松建築株式会社は、国土交通省が定めた毎年10月の「住生活月間」に合わせて、一戸建て(持ち家)に居住中の30歳以上50歳未満の男女全国4,000人を対象に「住まいの空気環境」について調査いたしました。

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  • 調査概要

調査期間:2023年9月11日

調査手法:インターネット調査

調査対象:一戸建て(持ち家)に居住中の30歳以上50歳未満の男女全国

サンプル数:4,000人

調査機関:Freeasy

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「平松建築株式会社 調べ」とご明記ください。

  • 調査結果サマリー

・ 住宅性能で「空気環境」重視は4~5人に1人

・ 半数以上が「室内の暑さや寒さ」「臭い」「結露の発生」などにより自宅の空気環境に不満あり

・ 空気環境改善法トップ3 「空気清浄機」「サーキュレーター・シーリングファン」「除菌・消臭スプレー」「除湿機・湿気取りグッズ」

・ 「都心の繫華街の外気より自宅の室内の方が空気がキレイだと思う」と回答8割

  • 調査結果

 一戸建て(持ち家)に住んでいる人に「自身または配偶者が建てた注文住宅に住んでいるか?」尋ねたところ、半数(50.5%)が建てた注文住宅に居住し、30.1%が「5年以上」、8.4%が「1円以上3年未満」、7.6%が「3年以上5年未満」、4.4%が「1年未満」経っていることがわかりました。

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 自身または配偶者が建てた注文住宅に1年以上5年未満住んでいる人に「注文住宅を建てる際に重視した住宅性能は何か?」尋ねたところ、半数以上が「耐震・防火・耐久性」(58.8%)、「耐熱・遮熱」(51.5%)、3割以上が「省エネルギー」(36.4%)、「気密性」(35.3%)、「ランニングコスト」(32.9%)と回答。「空気環境」(22.0%)は4~5人に1人程度でした。

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 続いて、「自宅の空気環境に不満はあるか?」尋ね、「ある」(52.3%)と回答した人に、「どのような不満か?」尋ねたところ、半数弱が「室内の暑さや寒さ」(49.0%)と回答し最多。以下、「室内の臭い(ペットの臭い・焼き肉などの臭い残りなど)」(27.5%)、「結露の発生」(24.5%)、「換気時の室内の温度変化」(21.5%)、「室内の空気の循環が悪い」(20.6%)となりました。

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 では、「空気環境を改善するためにどのような対策をしているか?」尋ねました。最も多かった対策法は「空気清浄機」(35.8%)で、「サーキュレーター・シーリングファン」(29.6%)、「除菌・消臭スプレー」「除湿機・湿気取りグッズ」(共に27.2%)、「換気」(20.9%)と続き、多くの人が何かしら対策をしていることがわかりました。

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 最後に、アンケートの全回答者に「自宅の室内と(東京・新宿など)都心の繫華街では、どちらの方が空気がキレイだと思うか?」尋ねました。8割近くが「自宅の室内」(78.4%)と回答、「都心の繁華街」は僅か2.9%しかいませんでした。

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  • 平松建築の職人社長・平松 明展(ひらまつ あきのぶ)が「住まいの空気環境」について解説

 寿命100歳時代と考えると、家には高耐震・長期耐久・高断熱・省エネなどさまざまな性能が求められます。しかし、大工としての様々な家づくりの経験やお客様の声などを通して、一般的に住まいの空気環境に対する意識があまり高くないと感じています。「家づくりは人生づくり」です。なぜ住まい全体の空気環境が大切なのか?空気環境を改善するための効果的な対策は何なのか?などにつて解説します。

なぜ住まいの空気環境は大切なのか? 

 人が生きていくためには、空気・水・食料が必要です。そして、成人の1日あたりの摂取量は水分と食料で約2kg、空気はその10倍の約20kgと言われています。それだけ、住まいの空気環境は重要なのです。空気環境を改善すると、次のようなメリットがあります。

①健康への影響を軽減

 室内の空気品質を向上させることは、呼吸器疾患やアレルギー症状、健康問題のリスクを軽減するのに役立ちます。清浄な空気を吸うことは、肺機能や全体的な体調に良い影響を与えます。

②集中力と認知能力の向上

 清新な空気は、認知能力や集中力を高める助けになります。室内の空気が汚れていると、頭痛、めまい、疲労などが生じ、仕事や学業のパフォーマンスが低下する可能性があります。

③快適性の向上

 清潔で新鮮な室内空気は、快適な居住環境を提供します。室内の不快な臭いや湿度の問題を解決し、住みやすい場所を作ることができます。

④アレルギー症状の軽減

 花粉、ハウスダスト、カビなどのアレルゲンを減少させることで、アレルギー症状を軽減できます。これは特にアレルギーに悩む人々にとって重要です。

⑤快適な睡眠の促進

 清浄な空気は、より質の高い睡眠をサポートします。室内空気が良好であれば、より良い睡眠環境が整い、睡眠の質が向上します。

⑥感染症の予防

 室内の空気環境を改善することは、ウイルスや細菌の広がりを防ぐのに役立ちます。特に季節性の感染症が流行する時期には、清潔な空気が健康を守るのに役立ちます。

空気環境を改善するための効果的な対策法は?

①窓を開けることによる換気

②24時間換気による2時間に1回の空気の総入れ替え

 空気の入れ替えによるエネルギーロスが多く、光熱費が増えるというデメリットがあります。そうならないために熱交換換気というものもありますが、熱交換効率は実質70%もないため、浪費エネルギーが出ることは否めません。さらに、熱交換換気の導入コストと動力の光熱費コスト、メンテナンス費用も掛かり、あまり経済的ではないというデメリットもあります。

 機械換気しなくても、家自体が呼吸する「WB工法」ならば、最も経済的に空気を入れ替えることができます。但し、施設などであまりにも多くの人がいるところでは、換気スピードが間に合わないこともあるため、二酸化炭素濃度に連動するデマンド換気の併用も必要な場合もあります。

③工法を変更できない場合はデマンド換気も有効

 二酸化炭素や湿度量に応じて換気量を変化させられるため、熱交換器より経済的で有効な手段です。

繁華街の外気よりも自宅の室内の空気の方が汚いワケ

 外気の二酸化炭素濃度は、400ppm位です。国は、二酸化炭素の基準濃度を1,000ppm以下が適切だと定められていますが、換気不足の室内では1,000ppmを軽く超えてしまいます。また、人の口からは20,000ppm出ているので、人が多ければすぐに増えてしまいます。

(参考資料:https://www.jstage.jst.go.jp/article/taiki1978/26/5/26_5_A99/_pdf/-char/ja

      https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000771220.pdf

 室内の気積は、例えば20帖のリビングで計算すると、20×1.65㎡(畳一畳の面積)×2.4m(天井高さ)=79.2㎡になりますが、大気は無限に大きいため、汚染スピードは限定された室内空間のほうが早いです。その証拠に、外気の二酸化炭素濃度が1,000ppm超えたことが一度もありません。二酸化炭素が増えているということは、室内の空気を入れ替え切れれていないということになります。空気の入れ替えが少ないと、次のような条件の家は特に化学物質が多くなるので注意が必要です。

・夏の暑い時期

・湿度が多い時期

・新築してから間もない

・新建材が多い(ビニールクロス・複合フローリングなど)

⇡新築特有の匂いは化学物質で空気が汚染されている

(参考資料:https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc3866&dataType=1&pageNo=1

  • 快適な空気環境を実現する「WB工法」とは

 WBは「二重通気(W Breath)」という意味で、主に次の3つの特長があります。

1.壁の中を空気が流れる仕組みになっているため、通気性が高い

2.一定の気温になると変形する形状記憶合金を使った装置により、季節に合った気密性を自動的にコントロール可能

3.内壁が湿気を通すだけでなく、においや化学物質も室内から室外へと排出

 このように特長により家が呼吸することで、室内の空気が常にきれいな状態に保たれ、湿気も溜まらないため結露しにくくなり、家が長持ちするようになります。

 WB工法は、夏は壁の中の空気を流すことで室内を快適に保ち、冬は外気を遮断して気密性と断熱性を上げることで室内の熱を逃がしにくくします。そのため、夏も冬も快適な環境を家の中につくることができるのです。

WB HOUSE コンセプトムービー:https://www.youtube.com/watch?v=Li2nGd67ma8

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  • 職人社長・平松 明展プロフィール

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 19歳で大工になり、10年間で100棟以上の住宅の修繕・解体を経験する過程、丈夫な家とすぐに壊れる家の特徴をすべてデータとして蓄積。29歳で平松建築を創業し、120棟以上の家づくりを担うかたわら、地震が起これば現地へ取材に行き、一次情報から「理想の家づくり」を日々研究し続けている。

 また家の耐久性能だけでなく、省エネで健康な住まいをドイツから日本に導入し、「人と地球と財布に優しい大満足の家」をテーマに光熱費やメンテ費を含む生涯コストを考えた家づくりを提供中。

 著書に『お金が貯まる家3.0 ~住むだけで200万円貯まる『住む得ハウス』~』(カナリアコミュニケーションズ)がある。

 YouTubeチャンネル「職人社長の家づくり工務店」では、「失敗しない・後悔しない」家づくりの情報を毎日配信している。

YouTube:https://www.youtube.com/@hiramatsukenchiku/

  • 会社概要

商号:平松建築株式会社

所在地:静岡県磐田市下万能373-1

代表者:代表取締役 平松 明展

創業:2009年2月25日

事業内容:ゼロエネルギー住宅新築、WB工法新築、リフォーム工事全般、各住宅ローン申請業務、土地探し紹介業務

電話番号:0538-74-3343

URL:https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/hiramatsu__kenchiku/

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