一方的な経営方針発表会を、双方向コミュニケーションの場に大転換
ミライをひらくきっかけを創造する総合建設会社SAWAMURA(本社:滋賀県高島市)は、若手社員から役員まで垣根なく会社の未来を考えるために、全従業員参画型の経営方針発表会『SAWAMURA VISION』を2022年9月27日(火)に開催しました。身体的なチーミングワークや書き初めを通して、SAWAMURAの未来を考える社員総会を設計しました。
- 部署・役職・社歴に捉われない双方向のコミュニケーションの創出が課題
過去3年で従業員が1.5倍へと増加したSAWAMURA。教育制度等を整え、働きやすい環境づくりを進める一方で、拠点の分散が進み、経営層や従業員の間のコミュニケーション減少が課題となりました。また、日々の業務の忙しさの中では、一人ひとりが企業や個人のビジョンにまで目を向ける機会はなかなか生まれません。こうした状況に対し、SAWAMURAでは年に一度の経営方針発表会を一新。世代や部署を超えた双方向のコミュニケーションから、「企業と個人の未来」を自分ごととして捉えるきっかけとなるプログラムを設計しました。
《2022 SAWAMURA VISION》
■相互理解を図るアイスブレイク
SAWAMURAの従業員は現在、約半数が入社3年以内。一方で、過去5年離職率は6%と雇用定着率が高く、勤続40年以上の従業員など、様々な社歴の従業員が入り混じっています。まずは、普段関わりの少ない社員同士の相互理解を図るため、身体を使った自己紹介のチーミングワークを実施。お互いのパーソナルな情報を知り、自然と意見交流できる場づくりを行いました。
■誰もが経験のある遊びを通して、多角的に会社の未来を考える
日常業務の中で、会社や個人の未来について考える機会の少ない従業員。まずは、他社や自社の魅力度を点数で評価し、価値観の異なりを分かち合いました。その後、グループごとに自社の強み・課題・伸びしろポイントを整理するワークショップを実施しました。自社の魅力や課題の共有を行った後、世代を問わず誰もが経験のある「書き初め」という体験を通して、10年後のSAWAMURAの将来像を描きました。
■会社の未来像を個人行動に接続するための振り返り
書き初めを通して考えたビジョンを、日常業務に落とし込むため、自分にしかできない活動や行動を個々人で考える振り返りを行いました。振り返りの中では、「日頃の電話対応やお客様対応を丁寧にする事を心がけたい」や「よりよい実績を重ねてお客様からの信頼を厚くする」など、日常業務への意識の変革が見られました。
《社会貢献に関心の高い20代、半数が「自社のパーパスには関心がない」》
日経BPコンサルティングが2022年に実施した『企業の社会的存在意義(パーパス等)浸透 調査レポート』によると、これからの社会を支える20代の中で、「会社のパーパスや理念に関心がない」と回答した方は約半数にのぼりました。企業文化を継承し、発展させる未来ある若手世代に、企業のパーパスへの理解や共感を促すコミュニケーション設計が火急の課題である事が見受けられます。
■ 株式会社澤村 会社概要
滋賀・京都・福井エリアを中心に、新築注文住宅・リノベーションからオフィス・店舗・工場・公共施設の建築・土木にいたるまで、ワンストップで課題を解決する1950年創業の総合建設会社です。
SAWAMURAマルシェをはじめ、地方における豊かな働き方や暮らし方を提案し、地域全体が活性化するきっかけづくりに取り組んでいます。
会社名 株式会社澤村
本 社 滋賀県高島市勝野1108番地3
創 業 1950年
代表者 澤村 幸一郎
資本金 50,000,000円
従業員 137名(グループ全体)
※2022年9月時点
https://www.sawamura-shiga.co.jp/
【施工実績例】
【地方創生の取り組み】
■イノベーター×地域創生「きっかけ創造大学」
学生たちと地方創生のきっかけを考えるオープンスクールを2019年~4回開催
■家づくりからライフスタイルづくりに「HAARU Green Planning」 (https://haaru.jp/)
旧本社をリノベーションした雑貨店
企業の価値観を伝えるアンテナショップ