民間・公共領域の両輪で都市緑化事業を強化
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)の関係会社で都市緑化事業を統括しているYKK AP LANDSCAPE株式会社(本社:同上、社長:粟井 琢美)は、造園工事および植栽販売を行う株式会社田主丸緑地建設(本社:福岡県久留米市、社長:小西 範揚)の発行済み全株式を2月10日に取得しましたのでお知らせします。

YKK APは2025年4月、都市緑化の企画・設計・施工・維持管理等、ランドスケープ事業を統括するYKK AP LANDSCAPE株式会社(以下、LANDSCAPE社)を設立しました。「都市の風景をデザインする」をコンセプトに、建築と調和した緑化デザインを通じ、豊かな都市空間の実現を目指しています。
近年は気候変動による社会への影響が深刻化する中、自然環境が持つ多様な機能をインフラに活用するグリーンインフラ(※1)への関心が高まり、都市緑化の重要性が民間・公共領域ともに増加しています。LANDSCAPE社は都市緑化における商業施設や分譲住宅など「民間領域」のデザイン力や施工力、安定的な植栽の供給能力が事業拡大に必要だと判断し、この度の田主丸緑地建設の株式取得に至りました。
田主丸緑地建設は、日本有数の植木産地である福岡県久留米市を拠点とし、1955 年の創業以来 70 年以上の歴史を持つ造園・外構の専門企業です。代表取締役社長 小西範揚のデザイン力は国内外で高く評価され、米国の国際的デザインアワード(※2)における金賞受賞、グッドデザイン賞の受賞など多数の実績があります。事業では中・高価格帯の戸建住宅の造園・外構工事を中心に安定的に受注を確保しながら、その枠を超えたランドスケープデザインを展開しています。住宅や商業施設など民間領域の都市緑化において、企画・設計・植栽販売・施工・維持管理を一貫して手掛けることができる技術者集団として高いブランド力を有しています。
一方で、「公共領域」における都市緑化への事業領域の拡大を目指して2024年7月にYKK APが全株式取得をしていた株式会社テラヤマ(本社:埼玉県川口市、社長:寺山 樹生)を、LANDSCAPE社設立にあわせて同社傘下へ移管しています。テラヤマは緑化造園事業で50年以上の実績を持ち、公園・街路樹緑化などの公共物件等で多くの実績があります。
LANDSCAPE社は、両社との資本業務提携により、田主丸緑地建設が民間緑化、テラヤマが公共緑化を担い、両領域を包括する事業体制となります。都市緑化において民間・公共領域の双方で企画・設計・植栽販売・施工・維持管理を一貫して提供できる体制を確立します。また、YKK APのビル・住宅・エクステリア分野との連携を強化し、都市公園、商業施設、分譲住宅や街並み形成において「都市風景のデザイン」という新たな価値創造を提供します。
2030年度の売上高100億円を目標に、持続可能で魅力的な都市緑化に貢献していきます。
事業体制
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事業領域 |
事業内容 |
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YKK AP LANDSCAPE |
統括管理 |
都市緑化を中心に関連会社の統括管理、ランドスケープ事業の推進、企画・設計・マーケティング・コンサルティング |
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田主丸緑地建設 |
民間緑化 |
造園工事(企画・設計・施工・維持管理) |
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テラヤマ |
公共緑化 |
公共緑化(設計・施工・維持管理) |
会社概要
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会社名 |
YKK AP LANDSCAPE |
株式会社 |
株式会社テラヤマ |
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所在地 |
東京都千代田区 |
福岡県久留米市 田主丸町常盤467 |
埼玉県川口市 戸塚南2-1-40 |
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設立・創業 |
2025年4月 設立 |
1955年 創業 |
1967年10月 設立 |
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資本金 |
1,000万円 |
300万円 |
8,000万円 |
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代表取締役社長 |
粟井 琢美 |
小西 範揚 |
寺山 樹生 |
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従業員数 |
6名 |
32名 |
29名 |
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売上高(※3) |
― |
10億700万円 |
11億3600万円 |
※1:例として、美しい景観を提供しながら建物の冷暖房効率を高める「屋上・壁面緑化」や、大雨等の水害時に雨水を一時的に貯留・浸透させて被害を軽減させる「遊水地としての公園」などの取り組みがあります。
※2:「IDA2023(International Design Awards)」。建築、インテリア、プロダクト、ファッション、グラフィックの5分野が対象で、各分野における優れたデザインの先見性を認め、称え、促進し、新たな才能を発掘することを目的にしています。
IDA受賞ページ:https://www.idesignawards.com/winners/zoom.php?eid=9-51983-23
※3:YKK AP LANDSCAPE株式会社は2025年4月設立のため売上高は不記載としています。
株式会社テラヤマの株式移管前の決算期は9月期であり、直近の決算(2024年10月~2025年3月)が変則決算となるため、2024年9月期を最新の決算としています。