水曜日, 1月 21, 2026
ホーム商品サービス家庭用蓄電池を活用した容量市場の実効性テストに参加~2027年4月からの供給力の提供に向けた準備を加速~

家庭用蓄電池を活用した容量市場の実効性テストに参加~2027年4月からの供給力の提供に向けた準備を加速~

 東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、電力広域的運営推進機関(以下「OCCTO」)が実施した容量市場の参画に必要となる実効性テストに参加し、2025年12月に家庭用蓄電池200台超を用いて発動指令に遠隔制御で応答する検証を実施しました。この規模の家庭用蓄電池を活用した容量市場の実効性テストへの参加は国内初*1となります。今後、2027年4月からの容量市場への供給力の提供に向けた準備を加速していきます。

 

 再生可能エネルギーの導入拡大や市場価格の低下が進む中、発電設備への投資環境は厳しさを増しており、電力の安定供給を支える中長期的な供給力の確保が重要な課題となっています。容量市場は、将来にわたる供給力(kW)を確保するための市場であり、大規模電源だけではなく、今後さらなる普及が見込まれる家庭用蓄電池など、単体では小規模な分散型エネルギーリソースを束ねることで、大きな供給力を創出できる低圧VPP*2も活用が期待されています。

 

 東京ガスは、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」のご家庭向けソリューションの1つとして、「蓄電池ネットワークサービス」*3を展開しています。今回、同サービス加入の一部のお客さまの家庭用蓄電池を対象に、実運用を想定した一般送配電事業者からの発動指令に対応して、同時に複数の蓄電池を遠隔制御することで、供給力を創出・集約し、容量市場へ確実に提供できることを確認しました。

 

 直近の取り組みとして、蓄電池ネットワークサービスをさらに拡充し、より多くの供給力を確保していくとともに、ポイント還元等も含めたお客さまへの経済価値還元につなげていきます。将来的には、電気自動車や給湯器等も含め、ご家庭のさまざまなエネルギー機器を統合的に最適化する仕組みを構築した上で、国内の蓄電池メーカー、商社、販売施工店、自治体などの参画パートナーと連携し、低圧VPPの社会実装を推進し、電力システムの安定化に貢献していきます。

 

 東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」で「価値共創のエコシステム*4構築」ならびに「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げています。一人ひとりの暮らしから地域社会にいたるまでの多様な課題を解決するさまざまなサービスを創出・提供し、お客さまとともにカーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。

 

 東京ガスグループは、創立140周年を迎えました。東京を越え、ガスを越え、未来を先取りする企業として挑戦を進めていきます。

 

<参考①:低圧VPPによる容量市場対応のスキーム(概略)>                                       

 

<参考②:実効性テストにおける主な役割>

東京ガス

お客さま

OCCTO

一般送配電事業者

・アグリゲーション

・遠隔制御

・性能評価と検証、データ分析

・家庭用蓄電池の蓄電池ネットワークサービス加入によるデマンドレスポンスへの参加

・実効性テストの実施

・評価基準の提示

・発動指令の発出

 

<参考③:電力システムの安定化に向けた取り組みについて>

 東京ガスは電力システムの安定化に向け、これまで、太陽光・蓄電池の設備導入に向けたソリューションの提供(Phase1)および、蓄電池の充放電タイミングを遠隔制御する「蓄電池ネットワークサービス」の拡充(Phase2)を進めてきました。今後は、多様な分散型リソースを最適制御し、市場活用につなげる仕組みの構築(Phase3)に向け、容量市場への供出を目指します。なお、2025年11月にShizenConnect社と共に一次オフライン枠向け制御の共同技術実証を実施しました。本技術実証の結果を基に、需給調整市場での活用についても検討していきます。

 ■ソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」*5について

 

 東京ガスは、「ソリューションの本格展開」に向け、2023年11月、ソリューション事業ブランド「IGNITURE」を立ち上げました。「IGNITURE」の下で展開するソリューションにより、ご家庭、法人、地域・コミュニティのお客さまが、「最適化による経済性・利便性・効率性向上などでさらに豊かな未来」と、「脱炭素・レジリエンス向上などでサステナブルな生活・事業」を、無理なく両立できます。

 

*1:公開情報ベース(東京ガス調べ)

*2:低圧系統網に繋がる、太陽光発電、蓄電池、電気自動車などの分散型エネルギーリソースを集約した仮想発電所

*3:家庭用蓄電池を活用した機器制御型デマンドレスポンス「蓄電池ネットワークサービス」の詳細についてはこちら

*4:多くの企業が、それぞれ強みを持つ領域の技術・ノウハウ・知見を持ち寄り新たな価値を創出していく事業生態系

*5:IGNITUREの詳細はこちら

                                            以上

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