〜空室物件の報告頻度、理想と現実のギャップが明らかに〜
不動産テクノロジーを活用した投資用不動産の提案・運用サービスを展開するアセットテクノロジー株式会社(本社:⼤阪府⼤阪市、代表取締役:宮本泰光 以下:アセットテクノロジー)は、賃貸マンションのオーナー(経験年数3年以上)で、物件の管理を管理会社に委託している方521名を対象に、賃貸管理会社の対応品質に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
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01|賃貸マンションオーナー61.1%が、管理会社の対応に「不満を抱えている」実態
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02|不満の理由、「メール返信の遅さ」が44.7%で最多、実際に、41.6%から、管理会社からのメール返信に「2営業日以上」かかるとの声
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03|空室時の物件に関する報告、40.6%が、「週1回以上が理想」と回答するも、「週に1回以上」報告を受けている人は27.4%
本調査のダウンロードはこちら:https://assettech.co.jp/download/20241212/
■調査概要
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調査名称:賃貸管理会社の対応品質に関する実態調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2024年11月20日〜同年11月21日
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有効回答:賃貸マンションのオーナー(経験年数3年以上)で、物件の管理を管理会社に委託している方521名
※ 合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「アセットテクノロジー」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■賃貸マンションオーナーの61.1%が、管理会社の対応に「不満がある」実態
「Q1.あなたは、現在の管理会社の対応全般について不満を感じる部分がありますか。」(n=521)と質問したところ、「非常に不満がある」が23.7%、「やや不満がある」が37.4%という回答となりました。
・非常に不満がある:23.7%
・やや不満がある:37.4%
・あまり不満はない:29.0%
・全く不満はない:10.0%
■不満を感じる理由、「メールの返信が遅い」が44.7%で最多
Q1で「非常に不満がある」「やや不満がある」と回答した方に、「Q2.不満を感じる理由を教えてください。(複数回答)」(n=318)と質問したところ、「メールの返信が遅い」が44.7%、「電話での連絡が取りにくい」が40.9%、「入居者がなかなか付かない(客付が弱い)」が40.6%という回答となりました。
・メールの返信が遅い:44.7%
・電話での連絡が取りにくい:40.9%
・入居者がなかなか付かない(客付が弱い):40.6%
・報告の頻度が少ない:39.3%
・報告の内容が不十分:39.3%
・トラブル対応が遅い:36.2%
・修繕工事の見積もりが高い:29.6%
・入居者とのコミュニケーションが不十分:23.9%
・修繕工事の提案が少ない:23.9%
・担当者の専門知識が不足している:18.6%
・担当者の交代が多い:16.0%
・その他:0.6%
ー担当者が日本語をよく理解できない
ー掃除が雑
・わからない/答えられない:0.9%
■「共用部の清掃の頻度が少ない」や「効率が悪くサポート体制も充実していない」などの不満も
Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、管理会社への不満な点があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=315)と質問したところ、「共用部の清掃の頻度が少ない」や「効率が悪くサポート体制も充実していない」など143の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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対応するとは言うが、結局だめでしたばかりで本当は何もしてないと感じることが多い。
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共用部の清掃の頻度が少ない。
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効率が悪くサポート体制も充実していないから。
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管理費はどこに使われているのか説明がない。
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交換(更新)が必要な機材に安価で短命な物を採用する傾向がある。長期的な保全戦略が乏しいように思う。
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家賃未納者に対する対応。
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契約関連の情報が共有されない。
■41.6%から、管理会社からのメール返信に「2営業日以上」かかるとの声
「Q4.あなたのメールに対して、管理会社からメールの返信がくる平均的な時間を教えてください。」(n=521)と質問したところ、「翌営業日まで」が30.1%、「2~3営業日」が29.6%という回答となりました。
・当日中:16.0%
・翌営業日まで:30.1%
・2~3営業日:29.6%
・4~7営業日:8.4%
・1週間以上:3.6%
・わからない/答えられない:12.3%
■空室時の物件について、「週に1回以上」報告を受けている人は27.4%に留まる
「Q5.現在の管理会社からの「空室時の物件」に関する報告の頻度を教えてください。」(n=521)と質問したところ、「2週間に1回程度」が17.0%、「週に1回程度」が16.7%、「不定期」が15.4%という回答となりました。
・週に2回以上:10.7%
・週に1回程度:16.7%
・2週間に1回程度:17.0%
・月に1回程度:15.2%
・2~3ヶ月に1回程度:6.0%
・不定期:15.4%
・報告はない:12.7%
・わからない/答えられない:6.3%
■40.6%が、空室時の物件に関する報告頻度は「週1回以上が理想」と回答
「Q6.管理会社からの「空室時の物件」に関する報告について、あなたが理想とする頻度を教えてください。」(n=521)と質問したところ、「週に1回程度」が29.5%、「2週間に1回程度」が18.4%、「不定期でよい」が14.0%という回答となりました。
・週に2回以上:11.1%
・週に1回程度:29.5%
・2週間に1回程度:18.4%
・月に1回程度:13.4%
・2~3ヶ月に1回程度:4.4%
・不定期でよい:14.0%
・報告は不要:5.0%
・わからない/答えられない:4.2%
■約半数が、管理会社に対して、「定期的な物件巡回の実施」「入居者との良好な関係構築」を期待
「Q7.管理会社に期待する対応や期待する取り組みを教えてください。(複数回答)」(n=521)と質問したところ、「定期的な物件巡回の実施」が47.6%、「入居者との良好な関係構築」が45.1%、「空室対策の積極的な提案」が40.7%という回答となりました。
・定期的な物件巡回の実施:47.6%
・入居者との良好な関係構築:45.1%
・空室対策の積極的な提案:40.7%
・適切な修繕・リフォーム提案:36.1%
・24時間365日の緊急対応体制:33.8%
・物件価値向上のための提案:33.8%
・営業日当日中のメール返信:31.5%
・市場動向の定期的な情報提供:20.2%
・オーナー向けポータルサイトの提供:15.5%
・その他:1.0%
ー家賃を増やすための提案
ーマニュアル通りでは困る
ー頼りになる、知らないことを教えてくれる存在
ー横並び標準ではない100年続くような料金体制の構築
・特にない:5.8%
・わからない/答えられない:2.1%
■「成功事例や他のオーナーの声」や「物価上昇に合わせた家賃の適切な改定」などに期待する声も
Q7で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、管理会社に期待する対応や期待する取り組みがあれば教えてください。(自由回答)」(n=480)と質問したところ、「成功事例や他のオーナーの声」や「物価上昇に合わせた家賃の適切な改定」など216の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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退去時に、退去者からの物件に関する満足度や不満点などのヒアリング。
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入居者の管理や掃除の徹底。
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先進的なサービスの導入。
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成功事例や他のオーナーの声。
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入居者との密なコミュニケーションで不満の種を事前に聞き出し報告して欲しい。
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入居者が退去した際の原状回復費の詳細を教えて欲しい。
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物価上昇に合わせた家賃の適切な改定。
■管理会社について、約3割が「変更したことがある」、4割以上が「変更を検討したことがある」と回答
「Q9.あなたは、管理会社の変更を検討したことはありますか。」(n=521)と質問したところ、「変更したことがある」が29.9%、「変更を検討中である」が25.7%という回答となりました。
・変更したことがある:29.9%
・変更を検討中である:25.7%
・変更を検討したことはあるが変更していない:14.8%
・変更したことはない:29.6%
■その理由、「報告頻度が少ないため」「管理手数料が高額なため」が上位
Q9で「変更したことがある」「変更を検討中である」「変更を検討したことはあるが変更していない」と回答した方に、「Q10.その理由を教えてください。(複数回答)」(n=367)と質問したところ、「報告頻度が少ないため」が41.1%、「管理手数料が高額なため」が37.6%、「報告内容が不十分なため」が36.8%という回答となりました。
・報告頻度が少ないため:41.1%
・管理手数料が高額なため:37.6%
・報告内容が不十分なため:36.8%
・トラブル対応が不適切なため:36.5%
・メールの返信が遅いため:32.4%
・担当者の対応が不適切なため:31.1%
・物件の稼働率が低下したため:25.6%
・より良い条件の管理会社を見つけたため:24.3%
・経営状態が不安定なため:15.0%
・知人から他社を紹介されたため:10.1%
・その他:1.1%
ー仕事が出来ない
ー横並び体制の破壊
ー管理会社が倒産
ー掃除が雑
・わからない/答えられない:2.5%
■管理会社選びで重視すること、第1位「トラブル対応の迅速さ」
「Q11.管理会社を選ぶ際に、重視する項目を教えてください。(複数回答)」(n=521)と質問したところ、「トラブル対応の迅速さ」が53.0%、「レスポンスの速さ」が47.4%、「管理手数料の金額」が46.4%という回答となりました。
・トラブル対応の迅速さ:53.0%
・レスポンスの速さ:47.4%
・管理手数料の金額:46.4%
・報告の頻度と質:40.3%
・担当者の専門知識:38.0%
・物件管理の提案力:32.6%
・担当者の接遇マナー:32.1%
・入居者対応の質:29.4%
・会社の知名度や実績:20.9%
・オーナーポータルの使いやすさ:15.0%
・その他:0.6%
ーサブリース
ーしっかりとした清掃
ー客付け能力
・わからない/答えられない:3.8%
■まとめ
今回は、賃貸マンションのオーナー(経験年数3年以上)で、物件の管理を管理会社に委託している方521名を対象に、賃貸管理会社の対応品質に関する実態調査を実施しました。
まず、賃貸マンションオーナーの61.1%が、管理会社の対応に不満があり、44.7%が「メール返信の遅さ」を理由に挙げました。実際に、41.6%が、管理会社からのメールの返信に「2営業日以上」かかっています。また、空室時の物件について、「週に1回以上」報告を受けている人は27.4%に留まりましたが、40.6%から、「週1回以上の報告が理想」との声が寄せられました。さらに、管理会社について、約3割が「変更したことがある」、4割以上が「変更を検討したことがある」と回答しており、「報告頻度が少ないため」(41.1%)や「管理手数料が高額なため」(37.6%)が理由として挙げられています。最後に、管理会社選びで重視することでは、第1位「トラブル対応の迅速さ」(53.0%)、第2位「レスポンスの速さ」(47.4%)という結果が出ました。
今回の調査では、賃貸管理会社の対応品質に大きな課題がある実態が浮き彫りになりました。賃貸マンションオーナーからは、メール返信や報告頻度など、日常的なコミュニケーションに対する不満の声が多数寄せられています。不動産業界を取り巻く環境が変化する中、顧客とのコミュニケーション品質の向上は、管理会社の喫緊の課題と言えるでしょう。
本調査のダウンロードはこちら:https://assettech.co.jp/download/20241212/
■不動産管理のお悩みに関する様々なソリューションを提案する「アセットテクノロジー」
賃貸管理業を通じて、オーナー様の人生を豊かにすることを使命に、私たちアセットテクノロジーは、物件の賃貸管理サービスを提供する会社です。
質の高い賃貸管理サービスとコストパフォーマンスで、オーナー様や入居者様に満足頂き、賃貸業務の領域におけるオーナー様の利益の最大化を目指していきます。
詳しくはこちら:https://assettech.co.jp/
■会社概要
会社名 :アセットテクノロジー株式会社
代表者 :代表取締役 宮本泰光
所在地 :〒541-0057 ⼤阪府⼤阪市中央区北久宝寺町四丁目4番7号
VPO本町セントラル 9階
事業内容:・不動産賃貸管理・賃貸仲介・賃貸業
・マンション管理業
・内装・リフォーム・リノベーション業
・不動産売買仲介業
・不動産コンサルティング
・損害保険代理業