~3年連続受賞。累計では13作品が受賞~
三井ホーム株式会社(本社:東京都江東区、社⾧:池田 明、以下「当社」)は、「ウッドデザイン賞2024」を7つの作品で受賞したことをお知らせいたします。三井ホームグループとしては、3年連続の受賞で、累計13作品で受賞したこととなります。 当社は今回の受賞を通じて、今後も戸建住宅はもちろんのこと、中大規模建築物の木造化・木質化を促進することで、脱炭素社会の実現に資する木造建築のさらなる普及と技術の発展に努めてまいります。
【受賞作品】(ウッドデザイン賞のプレスリリース掲載順)
【「ウッドデザイン賞2024」受賞作品概要】
■阿蘇くまもと空港 新旅客ターミナルビル
共同受賞者:熊本国際空港株式会社(建築主)、株式会社日建設計(設計者)、
大成建設株式会社(施工者)
(当社は木構造屋根組工事の二次請け施工者)
受賞対象分野:建築・空間分野
顕彰部門 :ライフスタイルデザイン部門
特長 :・熊本地震の教訓を生かした「天井材の無い美しい木架構」。
・主体構造は鉄骨造制振構造で、天井材のない美しい木架構を住宅用建材2×4材の一
般流通製材をワーレントラス(※1)状に組んだ10mスパントラス架構+高断熱屋
根パネル(ダブルシールドパネル)で実現。
・地元の木材(小国杉(おぐにすぎ))利用の屋根架構により、視覚的のみならず、
香りや経年の変化を与えるものとした。
■パークアクシス北千束 MOCXION(※2)
共同受賞者 :三井不動産レジデンシャル株式会社
受賞対象分野:建築・空間分野
顕彰部門 :ライフスタイルデザイン部門
特長 :・パークアクシス(三井不動産グループの賃貸マンション)シリーズ初の木造マン
ション
・4階建てALL木造カーボンゼロ賃貸マンション(※3)。
・「LEED認証」ゴールドランク取得。国土交通省「優良木造建築物等整備推進事
業」採択。
■学校法人 Rugby School Japan
共同受賞者 :三井不動産株式会社、学校法人 Rugby School Japan
受賞対象分野:建築・空間分野
顕彰部門 :ハートフルデザイン部門
特長 :・主構造は鉄筋コンクリート造で、木造トラスの小屋組みを現しにし、無柱大空間を
実現した食堂棟。
・住宅にも使用している優れた断熱性能と高い構造耐力を両立させた当社独自の屋根
断熱構造材(ダブルシールドパネル)を使用し、「ZEB Ready」取得。
・英国の伝統様式と日本の建築技術を融合。
・完成時のニュースリリース https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2023/1006.html
■キャンパスヴィレッジ(※4)生田
共同受賞者 :東急不動産株式会社
受賞対象分野:建築・空間分野
顕彰部門 :ハートフルデザイン部門
特長 :・当社初の木造6階建て(1~2階は鉄筋コンクリート造、3~6階は木造)。
・130戸の学生レジデンスを当社木造マンションブランド「MOCXION」の技術を採
用し施工。
・バイオフィリックデザインの採用により入居する学生のwell-beingを創出。
・完成時のニュースリリース https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2024/240326.pdf
■KNOCKS(※5)ゆめが丘
共同受賞者 :相鉄不動産株式会社
受賞対象分野:建築・空間分野
顕彰部門 :ソーシャルデザイン部門
特長 :・相鉄グループ初の木造マンションで、当社過去最大規模の木造5階建て(1階は鉄
筋コンクリート造、2~5階は木造)。
・国土交通省の「優良木造建築物等整備推進事業」採択。住宅初の横浜市「木材利用
優良建築物等表彰制度」採択。
・「MOCXION」ブランドのコンセプトに沿って天然木等を一部内装に使用したバイ
オフィリックデザインの採用により、温かみのある空間を演出。
・完成時のニュースリリース https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2024/240522.pdf
■在来軸組構法用の構造製材を使用した国産杉ネイルプレートトラスの開発
受賞対象分野:技術・建材分野
顕彰部門:ライフスタイルデザイン部門
特長:・従来は、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)用の製材しか使用できなかったネイルプレート
トラスで、軸組工法用の製材の構造性能を実証し、製材の適用範囲を拡大。
・地域産杉材とネイルプレートトラスの実用化に向け、産官学連携による評価を実施。
・国産材・地域産材を使用した非住宅木造建築における地産地消の案件の相談が増加。
・国産材ネイルプレートトラスについて https://www.mokuken.mitsuihome.co.jp/news/158
■「木の空間は身体に良い」を科学的に証明する ~木材を用いた空間が睡眠に与える影響について~
共同受賞者 :三井不動産株式会社、国立大学法人東京大学
受賞対象分野:調査・研究分野
顕彰部門 :ハートフルデザイン部門
特長 :・内装木質化ありとなしの居室で被験者が就寝し、就寝前後の主観評価、就寝中の生
体データ測定を実施し、内装木質化による睡眠の質への影響を評価した。
・「自然との心理的な結びつき」に関するテストで点数が高かった群では、内装木質
化ありの居室で床に着いてから寝付くまでの時間(入眠潜時)が短くなる傾向が認
められた。
・「全体的な睡眠質の満足度」への回答で、内装木質化ありの居室で評点が高くなる
傾向が認められた。
※1 上弦材・下弦材・斜材が正三角形を構成するトラス構造。 鉛直材が無いため、部材の本数を減少できるのが特徴。
※2 当社のサステナブル木造マンションブランド。 https://www.mitsuihome.co.jp/company/news/2021/0702.html
※3 再生可能エネルギーの一括受電とオール電化により入居中のCO₂排出量を実質ゼロ
※4 開発から運営まで東急不動産ホールディングスグループが一体で提供する学生レジンデンスのブランド
※5 相鉄不動産グループによる賃貸マンションのブランド
ウッドデザイン賞:一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度です。
【(一社)日本ウッドデザイン協会によるプレスリリース】
■三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】・「グループ長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における8つの目標に貢献しています。
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標11 住み続けられるまちづくりを
目標12 つくる責任つかう責任
目標13 気候変動に具体的な対策を
目標14 海の豊かさを守ろう
目標15 陸の豊かさも守ろう
目標17 パートナーシップで目標を達成しよう