住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田大手町)が考案したリビングで子どもを見守りながら自立心を育む「まんなかこどもBASE」が「第18回キッズデザイン賞」の「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」で受賞しました。
今後も住友林業グループは子どもの健やかな成長につながる安全・安心な住まいづくり、商品開発に努め快適な住まいを提案していきます。
<キッズデザイン賞>
【主催】特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 【後援】経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁
【概要】キッズデザイン賞は「子どもたちが安全・安心に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」ための製品・サービス・空間・活動・研究の中から、子どもや子育ての社会課題解決に取り組む優れた作品を顕彰するものです。「意匠」などの狭義のデザインだけでなく、「制度」「取り組み」など広義のデザインまで含めたものが評価の対象で受賞作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められます。
<受賞内容>
■子どもたちを産み育てやすいデザイン部門 「まんなかこどもBASE」
子育て世代の住宅は家事や仕事をしながら幼い子どもを見守れるよう、リビングに子ども用のスペースを設ける傾向があります。リビングがおもちゃなどでいつも散らかり、片づけに苦労するという課題があります。この解決のためリビングに隣接して一段床下げをした空間を設けました。この段差が空間を仕切り、つながりながらも独立した部屋のように感じる効果を生みます。
区切ることでリビングが散らからずに、子どもが時間をかけて一人で片づける習慣が身に付くと考えています。この空間が子どもの自立心を育む「基地」となることを目指し「まんなかこどもBASE」と名付けました。子どもが大きくなれば間仕切り戸を閉じることで個室になり、巣立った後はリビングとしての利用や趣味の部屋に変えるなど多彩な使い方ができます。
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回して、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。今後もZEH、ZEB、LCCM住宅、ネットゼロカーボンビルを推進し、建てるときと暮らすときの両面でのCO2排出量削減で脱炭素化を加速させます。