社会的課題に対応し、障がい者の自立支援を推進する新会社が誕生
株式会社二期(本社:東京都渋谷区、代表取締役:奧村 茂和)は、独立支援型の障がい者用共同住宅(グループホーム)を運営するため、「株式会社NIKI terrace」を設立し、サービスを開始しましたことをお知らせいたします。
◾️新会社設立の背景
障がい者用の住居施設の新設は、近隣地域との兼ね合いも考慮しなければならないため、非常に困難な課題となっています。
現在、国内の障がい者の総数は人口の約7.4%に上り、この数は要介護認定者の1.5倍に相当します。
障がい者の数は年々増加し、それに伴って在宅・通所の障がい者数も増加傾向にあります。
しかし、障がい者数に対してグループホームの供給数はわずか1.5%前後と、圧倒的に不足しているのが現状です。
また、「8050問題」と呼ばれる、自立できない中年期の子を高齢の親がサポートする問題があります。多くの場合、ひきこもりが長期化し、子が40代、50代になり、親も高齢化して働けなくなったり、生活に困窮したりしているため、ひいては社会から孤立してしまう世帯が日本全国で増えて社会問題となっています。
その中には、対人恐怖症やうつ病、統合失調病を抱えている人も多く、彼らは親がなくなった後に自立した生活を目指し、障がい者グループホームへ入居するという選択肢を選ぶことも、この先増加が予想されます。
このようにニーズは高まる一方であるのに対し、住居数は圧倒的に足りていません。
◾️株式会社NIKI terrace のミッション
上記のような社会的課題を解決するために、不動産の専門知識を持つ株式会社二期は、「株式会社NIKI terrace」を設立しました。この会社は、
1、障がい者グループホームに適した物件のリサーチ・市場調査
2、物件の購入と改修
3、グループホームの運営
という一連のプロセスを専門的に行います。
また入居後は、入居者の日常生活の支援のほか、仕事先の紹介、一人暮らしができるようになるまでのトレーニングとサポートを行います。
現在、千葉県市川市に2棟のグループホームを運営しています。
【ダウン症の書家 金澤翔子の母・金澤泰子様からの応援メッセージ】
〜 NIKI terrace 開業に寄せて 〜
障害のある子を育てる親にとって最大の関心事は子供が自立できるかどうかです。
特に親が亡くなった後、子供が自分で暮らしていけるか、他人に迷惑をかけずに生活できるかという不安が常にあります。
NIKI terrace はこのような課題に対処するため、地域社会での自立した生活を支援するトレーニングを提供し、将来的に一人暮らしをするための住居の提供も含めてサポートします。
障害者グループホームの新たな形を模索する NIKI terrace の取り組みは、共生社会の実現に向けた重要な挑戦となるでしょう。
私たちは、この素晴らしい取り組みが地域社会においてさらなる理解と支援を生み出し、共生社会の実現に向けて一歩近づくことを期待しています。
書家・随筆家
ダウン症の書家 金澤翔子の母 金澤泰子
◾️会社概要
社名 株式会社NIKI terrace
所在地 東京都渋谷区神宮前5-2-18 NIKI Bldg
電話/FAX 03-6820-8839/03-6826-8839
設立 2023年12月25日
代表取締役 三井 大志
事業内容 障がい者グループホームを中心とした福祉事業
URL https://niki-terrace.co.jp
◾️株式会社二期について
「良き出会い、良き仲間、良き仕事」をモットーに仲間を思いやり、人と社会を想う心を大切にする「ニキイズム」の精神を理念として掲げる株式会社二期は、不動産開発を通じて従業員の幸福とより良い社会の追求を目指しています。若手が中心となり、一人ひとりが個性を発揮しながら活気ある仕事をしています。また、不動産開発業務と並行して、文化事業支援、子ども支援、アスリート支援も大切なミッションと位置づけています。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社二期 広報担当:石橋
電話/FAX: 03-6820-8839/03-6826-8839
Email: pr@niki-s.jp
URL: https://niki-s.jp