石川県を中心に不動産事業を行う、株式会社クラスコ(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:小村典弘 以下、クラスコ)は、令和6年能登半島地震における被災支援を住環境の面から継続的にサポートしており、今回はその支援の現状をご報告いたします。
【令和6年能登半島地震】
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。地震発生当時、金沢市に本社があるクラスコでも最大震度5強の揺れを観測し、物が散乱したりなど正月早々から復旧作業を余儀なくされました。
また、クラスコが管理する賃貸物件においてもタイルの剥がれや瓦の落下、壁の亀裂、温水器転倒による水漏れなど1/1〜1/31の1か月で5600件の不具合が発生し、不具合対応をしながら全管理物件の安全確認を実施いたしました。
【クラスコの能登半島地震 被災支援】
クラスコでは、地元企業として被災された皆さまが少しでも安全そして快適に今後の生活を送れるよう、また、1日も早い復興の実現を支援するために、主に住環境の側面から支援を実施してまいりましたので、その現状についてお伝えいたします。
◼︎暮らしのお困りごとを対処するためのWEBサイトを無料公開
クラスコでは、地震発生直後の16時40分から対策本部を立ち上げ、地震の影響で生じたトラブルへの対応を開始しました。地震発生から3日で入居者からの問い合わせは300件を超え、緊急度の高い問題から順番に対応いたしましたが、想定外の数の問い合わせにより、即時対応が困難な問題が増えておりました。このため、比較的簡易な不具合に対しては、入居者が自分で対応し解決できるように、自社開発したノーコードで入居者マニュアル作成ツールにて地震問題解決マニュアルを掲載した特設サイトを設置しました。こちらは、クラスコへの電話が繋がりにくい状況が続いている中、入居者に問題を解決してもらう上で効果を発揮しました。さらに、地震の影響による住まいのお困りごとをクラスコの管理物件にお住まい以外の方も解決してもらえるようサイトを無料公開し、約1ヶ月で28,721件のサイトアクセスがありました。
◼︎「仲介手数料無料」及び「家賃負担」による支援
『クラスコの管理する賃貸住宅を契約したお客様の「仲介手数料無料」』及び『契約開始から最大で6ヶ月間の家賃を無料とする「住宅支援の提供」』での支援を被災された方を対象に行いました。実際に1月5日から3月末までのお部屋探しの来店数は3,258組に上り、そのうち約1,000組が被災された方で、その約6割の方に賃貸物件の入居申込みをいただきました。支援住宅制度のご案内においても一人一人に一番最適な内容で支援させていただきました。
◼︎住宅購入時における費用の一部を最大100万円負担
能登半島地震によって、被災された方が新たな住居を購入する際、最大で100万円の購入費用を弊社が負担する支援を実施し、実際に募集開始から約1ヶ月で輪島市・かほく市で被災された2名の方から金沢市の物件購入のお申し込みがあり、不動産購入資金を支援させていただきました。
【今後の支援について】
今後もクラスコでは、地元企業として被災支援の最新のニーズに応じたサポートをさまざまな形で中長期的に実施し、石川県の復旧・復興に全力で支援していく予定です。