2024年6月19日より、探究学習を開始
家づくりに関わる専門家を繋ぎ、後悔しない家づくりを実現するための「住宅建築コーディネーター資格」の資格認定を行う、一般社団法人 住宅建築コーディネーター協会(所在地:大阪府大阪市 理事長:多田 好幸)は、大阪学院大学高等学校に通う2年生に向けて「SDGs×キャリアデザイン(主催:大阪学院大学高等学校、企画補助:株式会社さんぽう)」の探究学習への協力企業に選ばれました。
この授業は、大阪学院大学高等学校にて「リアルな課題と向き合い社会と自身の繋がりを感じ、課題解決する力を養う」ことを目指して2020年より行われている、高校2年生を対象とした約半年の探究学習の時間です。
大阪学院大学高等学校での探究学習の概要
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タイトル :SDGs×キャリアデザイン
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期間 :2024年 6月~2025年1月
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場所/主催:大阪学院大学高等学校
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企画補助 :株式会社さんぽう
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協力企業 :一般社団法人 住宅建築コーディネーター協会ほか
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対象 :大阪学院大学高等学校2年生
<内容>
企業・団体が実際に抱えている課題に対し、高校生がチームで解決策を考え、2025年1月にプレゼンテーション大会を開催します。その中で、企業が抱える課題の解決がSDGsのゴール達成に繋がることを実感することを狙いの一つとしています。
持続可能な家づくりとは?
今回の探究学習において、住宅建築コーディネーター協会は高校生に向けて「輸入木材ではなく、国産材(価格:1.5倍程度)を使った住宅を販売したい。どうすれば売れるか? 」というテーマを出しました。高校生はこのテーマについて、半年間、解決策を少人数制のチームで考えていきます。このテーマを考えていくと、日本の林業の持続可能性、ひいては地球環境の持続可能性に繋がります。日本は世界2位の森林率を誇り、森林大国として知られています。一方で、日本の木材自給率は40%ほどで(林野庁、「令和3年木材需給表」の公表について、2024年7月12日)住宅建設においても輸入木材に頼っています。国産材を使用することが、自国の森林の手入れや環境維持にもつながっていくため、結果的に日本という国の持続可能性を高めることに繋がる有用なテーマです。
家づくりは多数の選択の連続の中、自己決定しながら進めていきます。その中でも建材というのは、大きな決断の一つ。しかし現在、重要な選択肢である国産材は、一部の木材好きにしか認識されておらず、国産材で建てるという選択肢があること、国産材と輸入木材の比較検討の余地があることが広く認知されていません。建材に限らず、認知されていない選択肢を伝え、その人に合わせた最善のプランを提案する立場として住宅建築コーディネーターは活躍しています。
住宅建築コーディネーターとは
住宅建築コーディネーターとは、国土交通大臣認可 全国室内環境改善事業協同組合より推薦された資格です。家づくりに関わるすべての流れを把握し、資金・不動産・設計・施工などの住宅建築に必要な専門分野を繋いで、お客様の理想の家づくりを叶えます。住宅建築についての流れや、どこでどんな手続きが必要かなどの道案内をし、お客様の不安を解消しながら家づくりが進められるようサポートするのが、住宅建築コーディネーターです。
平松建築株式会社の調べによると、自宅の住宅設備について後悔している点がある人が全体の48.3%にも上ることが明らかとなっています(有効回答者数:1,713人)。住宅建築コーディネーターは、家を建てて後悔する人をゼロにするために、家を建てたい方に寄り添い、専門業者との間に入り、立地・建材・間取り・庭・暮らし方・お金の借り方・など住宅建築に関わるすべてのことを調整し、後悔のない家づくりのためのナビゲートをします。
お客様に寄り添う 「公正中立な住まいの相談員」 として、 特に建築・不動産・設計・FPに携わっておられる方なら、 ご自身の専門分野にプラスとなり活躍の場が広がります。
一般社団法人住宅建築コーディネーター協会の役割
協会は資格者の皆様が安心して活躍できるよう、資格取得後の各種サポートや資格者ネットワークの構築などを進めています。
【一般社団法人住宅建築コーディネーター協会概要】
名称:一般社団法人住宅建築コーディネーター協会
設立日:2011年1月
所在地:〒541-0047 大阪市中央区淡路町3丁目5番13号 創建御堂筋ビル7階
理事長:多田 好幸
公式Webサイト:https://www.jkck.jp/