中能登町能登部駅前駐車場10戸、珠洲市唐笠町、能登町鶴町と宇加塚へ各1戸の仮設住宅を整備
一般社団法人日本ムービングハウス協会は能登半島地震で被災した中能登町と珠洲市、能登町で仮設住宅の整備を完了させました。
中能登町に整備された仮設住宅団地は合計で10戸で、6月15日に工事を完了し、6月18日から被災者の入居が開始となりました。
珠洲市と能登町には酪農家のための仮設住宅として3ヶ所に1戸ずつ整備され、珠洲市の住宅は6月20日に工事完了し、21日に被災者が入居が開始し、能登町の2戸の住宅は6月15日に工事完了し、24日に被災者の入居が開始されました。
同協会では、輪島市、珠洲市、七尾市、中能登町で仮設住宅の整備を行っており、今回の中能登町、珠洲市、能登町の工事完成で合計229世帯分の仮設住宅を被災者へ提供したことになります。
仮設住宅にはムービングハウスと呼ばれる移動式の木造建築物が使用されています。
ムービングハウスは40フィート(12メートル)と20フィート(6メートル)の海上輸送用コンテナと同サイズのユニットとして製造され、ユニットを複数組み合わせることで、広さを自由に変えて使用することができます。
中能登町では12メートルユニット3つを連結した棟を5棟建設いたしました。
それぞれの棟は2〜3人が居住できる2世帯分の住居となっており、敷地内には居住者用と来客用の駐車スペースとゴミ置き場、雪の集積場などを整備しました。
珠洲市では12メートルユニット1つを1〜2人用の住居として1棟整備しました。
能登町では12メートルユニット2つと6メートルユニット2つを連結させ、6〜7人用の住居とした棟をそれぞれ1戸ずつ整備しました。
珠洲市、能登町で整備した3戸については、酪農を営んでいる被災者向けに牧場の敷地内で住居を整備しています。
酪農をはじめとした農家の皆様は、動植物を扱う職業のため、仕事場と住居を遠く離すことができないため、個別に住居の整備を行いました。
弊会では、過去の胆振東部地震の際に、安平町の酪農家や野菜農家の住宅支援を行っており、団地の整備だけではカバーすることができない被災者への支援にも尽力しています。
日本ムービングハウス協会では石川県の各地で応急仮設住宅をはじめとした仮設建築物の整備を進め、可能な限り速やかに、より多くの被災者の皆様へ安心した生活の基盤を提供できるよう全国のムービングハウス製造工場で増産体制を整えております。