ライフイベントに直面する従業員の新たな働き方を支援
大東建託グループの大東建託リーシング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原栄司)は、育児・介護などのライフイベントにより従来の勤務形態での就業継続が困難となる従業員の新たな働き方を支援するため、土日休日・時短営業・完全予約制を導入した「両立支援型店舗」の運営を5月から開始しました。
この両立支援型店舗は、従業員が柔軟に働ける環境を作り出すことを目的としており、2017年にオープンした「いい部屋ネット藤沢店」(神奈川県藤沢市)をリニューアルし、本年5月7日より両立支援型店舗1号店として運営しています。本店舗には5名のスタッフが在籍しており、その多くは現在、育児と仕事を両立しながら勤務しています。また、働く人にとって働きやすい店舗になることだけでなく、お客様にとっても来店しやすい店舗となるよう、様々な課題抽出も並行して実施していきます。
同社は今後も、新しい勤務形態を積極的に導入し、人材確保および従業員定着率の向上を目指していきます。
■「両立支援型店舗」導入の背景
現在の日本は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」といった
社会的課題や、「育児や介護と仕事を両立させるための多様な働き方が求められるなど、労働環境の大きな変化に直面しています。同社においては、ライフイベントを機に退職する女性社員が多く、例年全退職者の7割前後を占めていました。2022年12月、男女199名の社員を対象に行った同社の社内調査では、「当社で働き続けることについて不安はありますか」という問いに対し、4割近くが「不安がある」と回答しています。その理由として高かったのは、不動産業界特有の「土日勤務」や「労働時間の長さ」、「家庭との両立」不安で、全体の8割以上を占める結果となりました。
深刻化する不動産業界の人材不足へ対応するためにも、こうした就労継続の不安要素を受け止め、既存の枠にとらわれない時代に即した店舗づくりを行い、従業員の持つ意欲や能力を十分に発揮できる環境を整えていくため、両立支援型店舗の導入を決定しました。
■ リニューアルの概要
■「両立支援型店舗」で働くスタッフの紹介
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業務内容:お部屋のご紹介や内覧案内、お部屋の写真・動画撮影など
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ある一日のスケジュール
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コメント:「両立支援型店舗」勤務となり、一番メリットとして感じているのは子育てとの両立がしやすいことです。まだ子供が小さいので、保育園への送迎などもある中、店舗が時短営業かつ完全予約制のため、育児と両立しながらでも無理なく仕事を進めることができます。家事をする時間や自分の時間も作れる点も大きなメリットとして感じております。
■ 今後の展開
現在は、育児中の従業員が主として勤務する両立支援型店舗ですが、今後は介護中の従業員など、勤務対象者を増やしていく予定です。また、こうした両立支援店舗において、働く側の働きやすさだけでなく、お子様連れの方やお体が不自由な方など、どなたでも来店しやすく選ばれる店舗づくりのための課題抽出も行い、エリアを含む今後の出店戦略やいい部屋ネット店舗の優位性確立などを目指します。
■「いい部屋ネット藤沢店」店舗概要
営業開始日 : 2024年5月7日(火)10時~
営業時間 : 平日10:00~12:30、13:30~16:00
※12:30~13:30は昼休憩、土日祝日は店舗休日、来店完全予約制
住所 :〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢967 石井ビル1階
電話番号 : 0466-29-2225
Webサイト : https://www.eheya.net/shop/321000/
■ 大東建託リーシング株式会社 会社概要
所在地 : 東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー
代表者 : 代表取締役社長 川原栄司
設立 : 2016年11月1日
資本金 : 1億円(大東建託株式会社の100%出資)
事業内容 : 不動産賃貸仲介事業、不動産仲介関連サービス事業、不動産賃貸仲介フランチャイズ事業、不動産売買事業、保険代理店業務
Webサイト : https://www.kentaku-leasing.co.jp/