~シェルウォ―ルによる「間の設計」で余白のある暮らしを提案~
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊)は、創業50周年記念商品として2022年に発売した、2階建て邸宅専用躯体(重鉄制震・デュアルテックラーメン構造)RATIUSシリーズの第四弾として、「RATIUS|RD余白の在る家」を5月31日より販売開始することをお知らせします。今後、年間で150棟の受注を目指します。
◆RATIUSシリーズ第四弾「RATIUS|RD 余白の在る家」の特徴
Ⅰ.新たに導入したシェルウォールがつくりだす3つの「間」により暮らしを豊かに
Ⅱ.光・風・緑・空などの自然を効果的に暮らしに取り入れられる設計手法を採用
Ⅲ.ロングライフ全館空調の導入により快適な居場所を家じゅうに創出
Ⅰ.新たに導入したシェルウォールがつくりだす3つの「間」により暮らしを豊かに
重鉄躯体が可能にした大きなシェルウォールにより、中間領域となる3つの「間」をつくることで、プライバシーを確保しながらも外部空間や自然を取り込み、住まいをより豊かな空間や居場所にすることを可能としています。3つの「間」は日本建築における暮らしを豊かにする要素を現代版にアップデートした空間です。「縁の間(えんのま)」は縁側や濡れ縁、「光の間(こうのま)」は通り土間、「青の間(あおのま)」は坪庭を連想させる空間で、それらを取り入れることにより邸宅にふさわしい余白(ゆとり)のある住まいを実現しています。
◆シェルウォールが生み出す3つの「間」
1.縁の間(えんのま)
シェルウォールと屋根で囲われた新しい中間領域の提案。シェルウォールが外部からの視線を遮ることで、カーテンを開けてもプライバシーを守りながら寛ぐことができます。さらに「縁の間」は心地よい屋外の居場所となるとともにリビングの一部としても認識できるため、生活空間が大きく広がり暮らしを豊かにします。
2.光の間(こうのま)
玄関ホールに階段と吹き抜けを配置し、さらに階段を上がった先の大開口の外側にシェルウォールで囲われた中間領域を設けることで、外部からの視線を遮りながら光や空を室内に取り込んだ「光の間」を実現しています。通常は通過するだけの玄関ホールが居心地の良い居場所となり、プラスαの空間を生み出すことができます。
3.青の間(あおのま)
主寝室などの居室に設けた大開口の外側にシェルウォールで囲われた空間を設け、背の高い植栽と組み合わせた空間です。シェルウォールでプライバシーを確保しながら、大きな窓から緑を眺めることができます。「青の間」を設けることで、四季を感じながらくつろぐことができる豊かな空間を実現しています。
Ⅱ.光・風・空・緑などの自然を効果的に暮らしに取り入れられる設計手法を採用
新たな提案となるシェルウォールに、「住環境シミュレーションシステムARIOS※1」と当社独自の植栽提案「まちもり※2」を組み合わせた、光・風・空・緑などの自然を効果的に暮らしに取り入れられる設計手法を採用しています。シェルウォールの配置や範囲を検討する際、邸別に室内の日照・日射・通風・採光などを科学的に検証しながら設計することで、外部の視線は遮りながらも光や風を取り入れられる住まいを実現することができます。また、シェルウォールで生み出した「間」に、在来種を中心とした階層構造の植栽を配置することで、殺風景になりがちな都市の住まいに小さな森を創出し、暮らしに緑や空を取り入れるとともに、鳥類をはじめとした都市の多様な生物が訪れる「エコロジカル・ネットワーク」の形成を促進します。
※1.ARIOS:Asahikasei Real Integrated Organization and Simulation HEBEL HAUS
※2.関連リリース:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20171006/index.html/
Ⅲ.ロングライフ全館空調の導入により快適な居場所を家じゅうに創出
ロングライフ全館空調は、「全館暖冷房システム」+「熱交換型ロングライフ・エコ換気システム」+「住環境シミュレーションシステムARIOS」で構成される独自のシステム※3です。本システムの採用により、居室はもちろん玄関ホールや廊下、水廻りに至るまで、家全体を快適な温度に保ちます。一人時間も重視する現代のご家族のライフスタイルに合わせ、家じゅうに心地よい居場所を創り出します。
※3.参考リリース:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20230427/index/
■プロトモデルの間取り図
構造:重鉄制震・デュアルテックラーメン構造
販売地域:関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部
発売日:2024年5月31日
販売目標:年間150棟
URL:https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/lineup/yohaku_haus/index.html/
■開発の背景
当社は創業以来、頑強な構造体と、ライフステージの変化に合わせたサービスの提供によって、長く、安心して暮らせる住まいの実現を目指して参りました。創業50周年となる2022年には、当社の持つ2階建て・3階建ての技術とノウハウを結集した新躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」を開発し、「HEBEL HAUS RATIUS|RD(ラティウス アールディー)」、「RATIUS|RD FINEST VILLA(ファイネスト ヴィラ)」の2つのコンセプトモデルを発売しました。さらに2023年には屋根タイプのコンセプトモデル「RATIUS|GR(ラティウス ジーアール)」を発売し、今回はRATIUSシリーズ第四弾となります。
今回の新商品では、縁側や濡れ縁、通り土間や坪庭など、日本建築における暮らしを豊かにする要素を現代版にアップデートして取り入れることで、邸宅にふさわしい余白(ゆとり)のある住まいを実現しています。シェルウォールにより中間領域となる3つの「間」をつくることで、プライバシーを確保しながらも外部空間や自然(光・風・空・緑)を取り込み、住まいをより豊かな空間や居場所にすることを可能としています。さらに、ZEH仕様を標準とするとともに「LONGLIFE全館空調」を組み合わせることで、居室はもちろん廊下や洗面所に至るまで、家中を快適な温度に保ちながらレジリエンス性を向上させ、持続可能な社会への貢献を目指します。
当社は人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスの提供を追求することで、長く、愛され続ける企業を目指しております。住まいへの価値観の変化に対応する今回の新商品を提案することで、より一層、世の中に必要とされる企業を目指して参ります。
※関連リリース
「HEBEL HAUS RATIUS|RD(ラティウス アールディー)」
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20220426/index/
「RATIUS|RD FINEST VILLA(ファイネスト ヴィラ)」
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20221031/index/
「RATIUS| GR(ラティウス ジーアール)」