~木質製品の利用を通じたカーボンニュートラルへの貢献を訴求~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、床材や室内ドアなど、木質素材を使用する主要製品の一部において、製品ごとに含まれる炭素貯蔵量(二酸化炭素換算)を、製品カタログおよびWEBサイト上に開示しましたのでお知らせします。この度の炭素貯蔵量の表示により、当社製品を採用いただくお客様にもわかりやすく環境貢献度を見える化し、改めて木質素材・建材の積極的な使用を訴求することで、カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
大建工業グループは、事業を通じて「未来へ続く豊かな社会と環境に貢献」することを「グループ企業理念」として掲げており、2021年には、環境課題への長期的な取り組み姿勢と方針、目標を定めた「DAIKEN地球環境ビジョン2050」を策定しました。持続可能な社会に向けて、「資源循環の推進」「気候変動の緩和」「自然との共生」の3つの視点を重視し、自社を含めたサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量削減や、木質素材・製品の拡大等を推進しています。
木材は成長過程でCO2を吸収し、炭素として蓄えることから、長期間にわたり使用する建築物等に木製品を使用することは、カーボンニュートラルの実現や地球温暖化防止への貢献につながります。当社ではこれまでも、木質素材・建材の利用を通じた地球温暖化防止への社会貢献の目安として、当社が製造する“木質素材”の炭素貯蔵量(※1)を開示しておりましたが、今回、一部の木質製品(室内ドアや床材などの代表的なシリーズ)についても製品個別の炭素貯蔵量を製品カタログやWEBサイト上に開示しました。また、当社木質製品をお使いいただくことによる炭素貯蔵量のイメージとして、住宅一棟をモデルケースに、使用している当社製品の炭素貯蔵量の総量(※2)も算出し、同様に公開いたしました(※3)。これにより、環境への貢献度を目に見える形で分かりやすくお客様にお知らせいたします。
当社は今後も、木材資源の積極的な活用を通して、炭素貯蔵の拡大、吸収源の維持・循環に貢献し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを強化してまいります。
※1 木質素材(IB、MDF)の炭素貯蔵量 2022年度実績 約739千t-CO2/年
※2 モデルケースの住宅一棟に使用されている炭素貯蔵量:約2,372kg-CO2
URL:https://www.daiken.jp/carbonstorage/trialcalculation/
※3 公開場所
・WEBサイト「DAIKEN地球環境ビジョン2050の取り組み」 URL:https://www.daiken.jp/carbonstorage/
・カタログ 「2024新製品カタログ」 巻頭ページ