外壁塗装のきっかけに関する意識調査
株式会社鶴亀(所在地:福岡県福岡市、代表取締役:廣田 明彦)は、外壁塗装を業者に依頼したことがある199人を対象に「外壁塗装のきっかけに関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
家をキレイに保ち劣化を遅らせるために、外壁塗装は定期的に実施しようと言われます。しかし、定期的と言われても「具体的にいつすればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
今回、株式会社鶴亀が運営する外壁塗装紹介サイト( https://gaiheki-syoukai.com/ )は、外壁塗装を業者に依頼したことがある199人にアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、ローバー都市建築事務所(https://www.rover-archi.com/ )代表取締役の野村正樹氏よりご考察いただいております。
【データの引用・転載についてお願い】
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、必ず「外壁塗装紹介サイト」のURL( https://gaiheki-syoukai.com/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:外壁塗装を業者に依頼したことがある方
調査期間:2024年3月6日~22日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:199人(女性103人/男性96人)
回答者の年代:10代 1.5%/20代 11.1%/30代 23.6%/40代 30.1%/50代 22.6%/60代以上 11.1%
【調査結果サマリー】
・築15年を過ぎてから外壁塗装をした人が66.3%
・外壁塗装の検討から契約までの期間は「1ヶ月」が約4割
・外壁塗装をしたきっかけ1位は「汚れが目立ってきた」
・外壁塗装をして良かったことは「見た目がキレイになる」
築15年を過ぎてから外壁塗装をした人が66.3%
外壁塗装をしたときの築年数を聞いたところ、最も多かったのが「築10~14年」でした。ただ「15~19年」と答えた人が3割近く、20年を過ぎてから行った人も約4割います。
一般的に塗料の耐用年数は10年と言われていますが、耐用年数を大幅に過ぎてから外壁塗装をしている人も多いとわかりました。
塗り替えの間隔が長すぎると見た目が悪くなるほか、「ひび割れからの浸水」といった問題も起きてしまう可能性があります。
耐用年数を大幅に過ぎてしまった理由としては、「耐用年数を知らなかった」「外壁塗装の重要性を知らなかった」などが考えられます。新築あるいは塗り替え時に、業者から「使用した塗料の耐用年数」を聞いておくとよいですね。
外壁塗装の検討から契約までの期間は「1ヶ月」が約4割
外壁塗装の検討開始から契約までの期間は「1ヶ月以内」が38.7%と最も多くなっています。「外壁塗装をやらないと」と考えはじめて、すぐ実行に移した人が多いとわかります。
現在では、外壁塗装の相見積もりがとれるサイトも登場しています。業者探しや見積もり比較が簡単にできるようになったため、検討から契約までスピーディーに進められるのでしょう。またハウスメーカーの定期メンテナンスに外壁塗装が含まれている場合は、業者を比較する必要がありません。
なお検討開始から契約まで時間がかかった理由としては、「資金がなかった」「時間がなかった」などが挙げられました。
外壁塗装をしたきっかけ1位は「汚れが目立ってきた」
「外壁塗装をしたきっかけ」の1位は「汚れが目立ってきた(51人)」でした。
汚れ以外にも「ひび割れ」「劣化・はがれ」「くすみ・色褪せ」など、目で見て気になる部分があって外壁塗装を検討した人が多いとわかります。見た目が悪いと気になりますし、周囲から「ひび割れているよ」などと指摘されることもあるでしょう。
すぐわかる不具合がない場合には、第三者からのすすめが外壁塗装をするきっかけとなる人が多いようです。
<1位 汚れが目立ってきた>
・薄汚れてきたから(20代 女性)
・汚れ。家族が「近隣と比べて汚い」などと気にしていたため(40代 女性)
・外壁が黒ずんできたから(60代以上 男性)
外壁にはどうしても「土ぼこり」「コケ」「カビ」などの汚れがつきます。汚れていると気になってしまいますよね。
自力でメンテナンスできない素材や場所もあるので、汚れが目立ってきたときに塗り替えを検討する人も多くなっています。
<2位 ひび割れができた>
・コーキング部分がひび割れを起こしはじめたから(20代 男性)
・外壁のひび割れが気になってきた(30代 女性)
・外壁にひび割れがあり、数年前の台風被害により広範囲で雨漏りがしてしまいました(40代 女性)
外壁そのものにひび割れが起こる場合もありますし、表面の塗膜やコーキング(外壁材の隙間を埋めている部分)がひび割れるケースもあります。
ひび割れの原因は「経年劣化」「施工不良」「地震による揺れ」など。ひび割れができると雨漏りや浸水が起こり、湿気による「カビ」「シロアリ」の発生にもつながります。
もちろん見た目も良くないので、ひび割れを発見して外壁塗装を検討した人も多くなりました。
<3位 営業担当者・周囲のすすめ>
・営業担当者からの提案で、ちょうどタイミングも良かった(30代 男性)
・中古住宅購入時が築15年目で、購入後すぐに飛び込み営業が来たから(40代 女性)
・ハウスメーカーからの提案(50代 男性)
「見た目からして築年数が経っていそう」「周囲の住宅に比べて外壁の汚れが目立つ」といった住宅だと、外壁塗装の訪問営業を受けることも多いようです。
また新築後10年・15年といったタイミングで、定期診断として外壁の状態を確認してくれるハウスメーカーもあります。定期診断の際に見えにくい部分の外壁のひび割れを指摘され、契約に踏み切った人もいました。
<4位 劣化・はがれがあった>
・壁を触ったら、白い粉が手につくようになったから(30代 女性)
・塗膜のはがれが目立ちはじめたから(50代 男性)
外壁に触れると手に白い粉がつくようになるチョーキング現象が起きると、塗りなおしの目安と言われています。
チョーキング現象が起こる原因は、外壁が紫外線や風雨にさらされることによる劣化です。劣化により塗膜がパリパリはがれたり、水膨れのようになったりすることもあります。
<5位 築年数が経ってきた>
・ちょうど10年経過したから(40代 女性)
・外壁の補修(塗装)工事は通常築10年後だと知り、我が家は築20年が経過していたので、慌てて工事を依頼しました(60代以上 男性)
10年、15年など、目安となる築年数になったので外壁塗装したという人も多くなりました。新築時に「塗りなおしは10年が目安ですよ」と業者から伝えられた人もいるでしょう。
パッと見ただけでは傷んでいないように見えたとしても、風雨にさらされることで塗装の劣化は徐々に進んでいきます。目安となる築年数が来たら、外壁塗装を検討しましょう。
<6位 くすみ・色褪せがあった>
・外壁の塗装が変色してきた(40代 男性)
・色褪せが目立ったタイミング(50代 女性)
外壁の色褪せは紫外線や雨によって起こります。塗料の質や色によって色褪せが早く進みやすいものも。
色褪せは単に「見た目が良くない」というだけではなく、劣化のサインでもあります。そのため色褪せや変色が気になったら、外壁塗装を検討するタイミングです。
<7位 周りがやりはじめた>
・建売住宅の一区画でご近所さんと築年数が同じなので、周りがやっていると気になります(30代 女性)
・隣の家が外壁塗装をしたら、妻が「うちもやる」と言い出した(50代 男性)
同じ築年数の家が外壁の塗り替えをしていると気になりますよね。周りの家が次々とキレイになっていくと、外壁塗装していない家の汚れや色褪せは、より目立ちます。
外壁塗装が終わった隣家を見て「こんなにキレイになるんだ!」「うちもやりたい」と思う人も多いでしょう。「ご近所さんに業者を紹介してもらった」という人もいました。
外壁塗装をして良かったことは「見た目がキレイになる」
「外壁塗装をして良かったこと」を聞いたところ、ダントツは「見た目がキレイになる(152人)」で、全体の7割以上を占めました。2位は「雰囲気が変わって気分がいい(54人)」となっています。
機能面よりも「見た目が変わること」のメリットを挙げた人が多数。見た目が変わることで自宅に対する自信や満足感が高まり、外壁塗装をして良かったと感じる人が多いとわかります。
<1位 見た目がキレイになる>
・雨による汚れなどがなくなり、見た目が良くなった(20代 女性)
・気になっていたコケなどの汚れがなくなり、家が新築のように生まれ変わった(40代 女性)
・新築当初の輝きが戻ってきました(50代 男性)
新築・購入から時間が経つと、外壁は色褪せたり汚れが目立ってきたりします。しかし外壁塗装することで、新築時のようなキレイな外観を取り戻せます。
定期的な外壁塗装を行うと、「キレイな状態」を保てるのですね。外観がキレイになると、住まいへの満足感も高まります。
<2位 雰囲気が変わって気分がいい>
・茶色から白色へ変えたので、お家が明るく見えるようになりました(20代 女性)
・色をガラリと変えたので、家に帰るのが楽しみになった(40代 女性)
・以前は単色でしたが、塗り替えでツートンカラーにしてもらった。おかげで外観に高級感が出て満足(50代 男性)
外壁塗装で元の色とは違う色を塗ることで、外観の雰囲気を大きく変えることができます。色の選び方によっては、新しい家が建ったかのような気分を味わえることも。
「中古で買った家の色が好みではなかったけれど、外壁塗装で好みの色に変えられた」という人もいるようです。
<3位 傷を修復でき雨漏りを防げる>
・ベランダも塗装してもらったので、雨漏りの不安が軽減したこと(40代 女性)
・ひび割れも修復されたので、雨漏りもせず、快適になりました(50代 女性)
・ひびがなくなり、雨がしみ込む心配もなくなった(60代以上 男性)
雨漏りというと「屋根の劣化」が真っ先に思い浮かぶものの、実は外壁に原因があることも。ただ、外壁塗装だけで雨漏りを防ぐことはできません。
外壁塗装と同時に、雨漏りの原因となっている「外壁のひび割れ」「コーキングのはがれ」の補修を行うことで、浸水・雨漏りを防げます。
<4位 劣化を防止し耐久性がアップ>
・壁の耐久性アップ(40代 男性)
・耐久性が増したこと(50代 男性)
定期的に外壁塗装することで、「排気ガス」「紫外線」「雨」などから適切に建物を守れるようになり、建物の耐久性がアップします。劣化が遅れることで、資産価値も維持しやすくなるでしょう。
塗料自体を耐久性の高いものにすることで、メンテナンス性も高まります。
<5位 安心感がある>
・今後10年は安心して暮らせる(30代 男性)
・安心感が違います(40代 男性)
外壁塗装で雨漏りを防いだり耐久性をアップしたりすることで、「安心できる」と感じる人も多数。「いつかは外壁塗装しないと」という焦りから解放される効果もあるでしょう。
まとめ
外壁塗装を検討する時期の目安は、塗料の種類や外壁の素材にもよりますが、新築または前回の外壁塗装から10年程度です。
目安年数が近くなってきたら、汚れ・ひび割れやチョーキング現象が発生していないかをチェックしてみてください。依頼する業者がスムーズに決まれば、検討開始から1ヶ月程度で契約できます。
※チョーキングとは、粉状劣化ともいい、外壁を手で触ったときに手に白い粉状のものが付着することです。
参考 https://gaiheki-syoukai.com/wall-paint/3-2/
外壁塗装することで家の劣化を防ぎ、見た目がキレイになることで気分もよくなります。
機能面でも気持ちの面でも大きなメリットがありますので、新築・前回の塗り替えから時間が経っている人は一度見積もりをしてみてはいかがでしょうか。
▽野村正樹氏の考察
住宅をはじめとする、建築物の外壁塗装は、長年の風雨や紫外線によって徐々に劣化が進んでいきます。使用されている塗装材料や、それぞれの建物が建っている条件によって、その進行度合いには差がありますが、定期的なメンテナンスをすることにより、建物の劣化を防ぐばかりでなく、美観的にも美しい状態を保つことができます。
私たちの身体や、自動車と同じように、建物の定期点検を心がけることにより、建物の耐久年数も長くなりますので、専門家と相談しながら、大切な建物の健康のことも考えて頂ければと思います。
■監修者紹介
野村正樹
同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。(株)NEO建築事務所を経て、00年「ローバー都市建築事務所」設立。後に、京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。
2006~2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回~第274回執筆掲載。
一級建築士 / インテリアコーディネーター / 宅地建物取引士 / 古民家鑑定士一級
ローバー都市建築事務所の公式ホームページはこちら
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■外壁塗装紹介サイトについて
弊社サービスの「外壁塗装紹介サイト」について。殆どのサイトが、「見積りが安くなる」ということを謳い文句にしています。
ところが実際は、工事価格の10%から20%を塗装業者がサイト運営会社に支払うという内容です。
施工価格から手数料を支払うことで、利益を削られている現状や、材料費を浮かせるためにどのようなことが行われているか? を知るにつれ「これではいけない!」と考え、当サービスを運営しています。
■会社概要
社名 :株式会社鶴亀
所在地:〒812-0037 福岡市博多区御供所町1-18-8F
代表者:代表取締役 廣田 明彦
設立 :2022年9月1日