空き家に特化した古民家住居事業「narrative house」始動/奈良・御所に1号物件が完成
当社は「文化財をまもる、いかす」をミッションとして、奈良県下を中心に、歴史的建築物(以下「古民家」といいます。)等の文化財を活用した持続可能なまちづくり事業を展開しています。
奈良県・御所エリアでは、御所市および南都銀行と「御所市における歴史的建造物活用に関する連携協定」を締結し、2022年10月より廃銭湯の復活を中心とした「泊・食・湯」分離の分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」の営業をスタート。歴史ある古民家を宿泊施設やレストランとして改修し、奈良の文化と建物を活かした取り組みを推進しています。
地域の営みを支えてきた風習や工芸が失われつつある今、歴史的・文化的に価値の高い古民家も、年間3~4万棟ずつ減少しています。全国的な空き家の増加、古民家特有の設計・施工の難しさ、資金調達の困難性など、古民家が抱える構造的な社会課題に向き合い、より多くの古民家を残すためにスタートした住居事業「narrative house」は、古民家が持つ物語(narrative)を活かしながら、新たな価値を与えることで、古民家市場の流通を促進し、文化財の維持と活用をより加速することを目指しています。
今回の「赤塚長屋」は、築約100年の長屋を改修した全2戸の集合住宅で、「御所まち」と呼ばれるエリアに位置しています。伝統的な建物が今なお守られた陣屋町は、江戸時代の「検地絵図」とほとんど変わらない姿で残っており、歴史の息づかいが感じられる町並みです。建物は、長屋独特の奥行きある空間を効率的に使うための「通り土間」や、古民家ならではの木材や土壁などの自然素材をしつらえ、伝統的な住まいが持つ本来の魅力を感じることができます。
入居者は「GOSE SENTO HOTEL」の施設の一つである銭湯「御所宝湯」(物件から徒歩4分)のお風呂が入り放題になる特典付きです(入居者2名まで)。さらに、2023年10月には、コワーキングや勉強に最適な古民家フリースペース「宝湯BEKKAN」(物件から徒歩5分・Wi-Fi完備)がオープンし、営業時間内はご自由にご利用可能です。場所にとらわれないライフスタイルが広がる中、もう一つの拠点や、長期滞在先の施設のひとつとして、個性のある古民家物件を提案します。
引き続き、当社は、古民家を活用した住居事業に取り組むことで、一棟でも多くの古民家を残す取り組みを進めてまいります。
本物件へのお問い合わせは、当社コーポレートサイトより承ります。また空き家問題でお困りの行政機関のご担当者様、相続でお困りのオーナー様からのご相談もお気軽にご連絡ください。
※お問い合わせ先:https://narratives.co.jp/contact/
■ リノベーション施工事例内覧会@赤塚長屋について ■
下記日程にて、現地内覧会を開催いたします。当日は、弊社スタッフが、古民家改修のポイントや、空き家を活用した面的なまちづくりについて、お伝えさせていただきます。ご来館者様には「narrative house事業のホワイトペーパー」をお渡しさせていただきます。住居以外の古民家活用事例(ホテル・レストラン・銭湯など)もご案内可能ですので、どなたさまもお気軽にお越しください。
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日時 2024年1月26日(金)13時~16時頃まで
1月27日(土)11時~14時頃まで
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場所 奈良県御所市南中町1240番地(JR・近鉄御所駅より徒歩約10分)
※ご予約不要ですが、事前にフォーム(https://narratives.co.jp/contact/)よりお問い合わせいただきますと、スムーズなご案内が可能です。
※近隣に駐車場はございませんので、ご注意ください。
【narrative houseについて】
空き家等の古民家を、その建物が持つ歴史や文化、営みといった物語(narrative)をできる限り残す形で改修し、住居としての市場価値を与えて流通させる取り組みです。新築住宅と比べると、決して快適な空間ではないかもしれませんが、手間のかかる不自由さを享受し、工夫を凝らして過ごす生活、建物に寄り添いながら暮らす日常を提案します。
【株式会社narrative 会社概要】
事 業:古民家再生業務全般(企画・開発・設計・運営等)
代 表:大久保 泰佑
設 立:2018年2月
所在地:奈良県奈良市西城戸町34番地
資本金:2,000万円
コーポレートサイト:https://narratives.co.jp/