火曜日, 11月 5, 2024
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THIRD、300億円以上の工事査定実績を有するAIを企業のニーズに合わせてカスタマイズする「THIRD AIコンサル」を提供開始

戦略コンサルとAI受託開発の専門家集団としてAI開発者、現場監督、経営コンサルタントがワンチームとなり、デベロッパー、ゼネコンの課題を解決

日本初のAI自動見積もり査定システム「工事ロイド」を開発する株式会社THIRD(本社:東京都新宿区、代表取締役:井上惇、以下、当社)は、独自に開発した工事ロイド(※1)のAI技術を活用して、デベロッパー・ゼネコン向けに戦略コンサルとAI受託開発の統合サービス「THIRD AIコンサル」を提供開始いたします。

「THIRD AIコンサル」は、300億以上の工事査定実績を持つAI技術を活用し、企業のニーズに応じたカスタマイズサービスを提供します。当社で開発した工事見積に特化したAIの自然言語処理機能を用いて、発注会社ごとに異なる表記をしている見積書の建築資材名を正確に識別します。また、AIに登録されている約37万点の建築資材データとデベロッパーやゼネコンの手元にあるデータから正解データを追加し、各建築資材の適正価格を提示します。これにより、適切な工事コストの算出、建設資材・労務のインフレ予測、工事金予測精度の向上、見積の抜け漏れを自動でチェックし、工事コストの大幅な削減と利益の最大化が可能です。

THIRD、300億円以上の工事査定実績を有するAIを企業のニーズに合わせてカスタマイズする「THIRD AIコンサル」を提供開始のサブ画像1

(※1)工事ロイドとは、AIによる機械学習で工事における適正価格を査定するソフトウェアです。

URL:https://koji-roid.app/

  • 「THIRD AIコンサル」提供開始の背景

近年、国内外問わずインフレが進行しています。一方、ゼネコンにおいては、新型コロナウイルス感染の拡大前に受けた建築事業の着工が始まっていますが、契約時点での資材費と、着工時の資材費が異なるため、工事の採算性に問題が生じるリスクが高まっています。


こうした背景があり、建設現場では工事のコスト削減が必要とされています。それに伴い、ゼネコンの設計業務や見積もり分析、さらには現場の実行予算管理工数が増加しています。また、労働生産性の低下の一因として、見積もりの表記が下請け協力会社ごとに異なるため(*2)、デベロッパーやゼネコンの担当者が各資材の適正価格を確認する作業に多くの時間を費やしている状態があります。加えて、近年の「2024年問題」の影響も受けて、コスト管理に関する労働生産性の向上が急がれています。


そこで、当社はこのような課題を解決するためにデベロッパー・ゼネコン向けに戦略コンサルとAI受託開発の統合サービスを提供開始する運びとなりました。本サービスは、当社独自のAI技術による見積もりデータの自動解析をもとに、企業の建設コスト管理をAIで効率的に自動化します。


(*2):同じ商品でも商品名の書き方が異なる事例

A社の請求書項目:水道用硬質ポリ塩化ビニル 50A

B社の請求書項目:硬質ポリ塩化ビニル 50A

C社の請求書項目:VP 50A

  • サービス提供メンバー

3つの異なる専門分野を持つメンバーで1つのチームを形成することで、企業課題に対する総合的かつ効果的な解決策を提供します。

AI開発者:

「AtCoder」や「Kaggle」などの世界的なプログラミングコンテストでトップ10にランクインしたエンジニアが、企業課題に応じてAIを設計します。

現場監督:

電気や建築現場出身の専門チームがAI開発チームと連携し、具体的な問題解決に貢献するAIソリューションを構築します。

経営コンサルタント:

大手コンサルティングファーム出身のプロフェッショナルなスタッフが、企業の課題を解決するために、国内外の経済状況やITデバイスの進展、賃金と雇用の動きなどを調査・分析し、工事コスト削減の最適な解決策を提案します。

  • デベロッパー、ゼネコン(工務/購買部門)支援事例

<課題>

集中購買によるコスト削減

<AI開発・支援内容>

1.データ化と建築資材項目の統一

・過去5年の見積書から1億行の項目をAI-OCR技術でデータ化。

・多種多様な見積書フォーマットから建築資材項目を統一。

2.データの正確性と効率性の向上

・重複数値が多い工事額を排除。

・見積項目と価格が一致しているか判断し、正確な見積もりを作成。

3.高度なデータ解析

・部材をクラスタリングし、最適な建築資材やコストを算出。

<結果>

購買原価の最適化

データ化と建築資材項目の統一によって、購買原価の分析が可能になり、効率的な削減計画を策定。

工事計画の高精度化

データの正確性と効率性が向上したことにより、精度の高い工事計画の積算と見積もりの可視化が可能。

市場内の工事見積もりの比較

AIを用いたデータ解析を通じて、異なる供給元やプロジェクト間での工事見積もりが容易に比較可能。

これらの取り組みを通じて、建築資材の表記を統一し、適正なコストを算出することが可能になり、工事計画も見直されました。その結果、集中購買でのコスト削減に成功し、デベロッパー、ゼネコンにおける売上最大化を実現しました。

  • サービス提供フロー

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「THIRD AIコンサル」に関する、企業様からのお問い合せ及び案件のご相談に関しては、下記よりメールにてお気軽にお問合せくださいませ。

問い合わせ窓口: 

https://third-inc.co.jp/contact

<THIRD代表取締役 井上 惇のコメント>

インフレの影響により、建築と不動産業界も転換期に差し掛かっていると思っています。当社は独自で開発したAIを用いたソフトウェアの強みを活かし、建築業界のブラックボックスを明らかにし、健全な建築システムの構築を目指しています。

この度、当社が新たに提供を開始する「THIRD AIコンサル」は、資材費や人件費の削減を目的とし、デベロッパーやゼネコンの皆様に対して、当社の専門ソフトウェアの提供はもちろん、各現場に詳しいスタッフが戦略設計から工事手配まで包括的に支援します。透明性のある建築業界の実現に向けて、当社は今後も、クライアントの課題を解決し事業成長をサポートしてまいります。

■株式会社THIRDについて

THIRD、300億円以上の工事査定実績を有するAIを企業のニーズに合わせてカスタマイズする「THIRD AIコンサル」を提供開始のサブ画像3

会社名:株式会社THIRD(サード)

設立:2015年10月

URL:https://third-inc.co.jp/

事業概要:不動産管理の労働生産性を解決する管理ロイドの開発・運営。工事原価削減とデータ利活用を解決する工事ロイドの開発・運営。

所在地:〒160-0004 東京都新宿区四谷4-25-13 濱庄ビル2階 

代表取締役:井上 惇 

TEL:03-6274-8031

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