外窓に網入ガラスを使用する必要がなく、単窓、連窓の開口部で非防火部との外観意匠統一が可能
「LAYLUS(レイラス)」は、窓やカーテンウォール(※2)の室内側に内窓として新たな「層(LAYER:レイヤー)」を設け、外窓の持つ特長(意匠・性能)に内窓の性能を「加える(PLUS:プラスする)」ことができる商品で、大臣認定防火設備としての対応を可能にするアルミ防火内窓です。
今回発売するウインドウ仕様は、業界初(※3)の網のない耐熱強化ガラスを採用した大臣認定防火設備のアルミ防火内窓で、防火窓でありながら、窓辺のクリアな眺望性と透明感のある建物の外観意匠を実現します。
2020年7月に発売した「LAYLUS【カーテンウォール仕様】」に加えてウインドウ仕様を追加設定することで、より幅広くさまざまな物件に対応が可能になります。
耐火建築物などを設計する際、延焼のおそれのある部分の開口部には防火設備の設置が義務づけられています。防火設備が必要とされる開口部で、室内側で防火性を確保できる「LAYLUS」を使用することにより、外窓に非防火商品を使用することができるため、非防火部との建物外観の意匠を統一できる他、延焼のおそれのある部分にかからないように開口部のサイズを変更するなど、設計上の制約が不要となります。また、網目のない耐熱強化ガラス仕様のため、開放感や眺望性も確保することができます。
YKK APは「LAYLUS」を、オフィスビルをはじめとするさまざまな建築物に提案し、建物の外観意匠性と確かな品質・性能をお届けします。
※1:本商品は、YKK AP製のウインドウ専用の防火内窓です。防火性能と施工品質の確保のため、YKK APが発注する施工業者にて施工を行います。既設サッシ部への後付対応や他社製品などへ取り付けることはできません。
※2:「カーテンウォール」とは、高層ビルなどで用いられる、建物の構造に寄与しないカーテンのような外壁のこと。柱と梁を主要な構造体として、その構造体にアルミやガラスなどの材料で構成される外壁です。
※3:2021年11月29日現在、金属製サッシ国内メーカーの耐熱強化ガラスを採用したウインドウ用アルミ防火内窓に関しての自社調べ
【商品特長】
■防火部、非防火部に関わらず、外観意匠統一
内窓(室内側)で防火性を確保するため、外窓は非防火商品で対応することができ、焼付塗装仕上げや無目の位置合わせなどが必要な場合でも意匠統一が可能です。
また、網目のない耐熱強化ガラスを採用しているため、透明感のある建築ファサードを実現します。
■大開口の建築モジュール〈ワイドスパン・フルハイト〉
最大製作可能サイズは幅(W)1,800㎜×高さ(H)3,000㎜(※4)です。天井高3,000㎜のフルハイトな大空間で開放感の演出や、一般的な柱間7,200㎜を4等分するなど建築モジュール(基準寸法)に合わせた大開口を実現します。
※4:最大製作可能サイズは単窓の場合を表示。連窓の最大製作可能サイズはW1,800㎜×H2,734㎜です。
■アルミ形材によるシャープな内観意匠
アルミ押出形材を用いることで、室内側の窓回りを引き締めシャープな印象を与えます。また、ガラス押えはシーリング材を用いない形材嵌合式(はめ込み式)とすることでガラスの納まる見込み寸法(奥行)を極力抑え、すっきりとした印象を与えます。
【商品概要】
商品名 | アルミ防火内窓「LAYLUS【ウインドウ仕様】」 |
窓種バリエーション | FIX窓 |
ガラス厚 | 6.5㎜、8㎜ ※単板 耐熱強化ガラス |
参考本体価格(※5) | 「LAYLUS【ウインドウ仕様】」 FIX窓 単窓 ガラス厚6.5㎜ サイズ:幅(W)1,200㎜×高さ(H)2,500㎜ 186,100円 |
発売地域 | 全国 |
発売日 | 2021年12月13日 |
受注目標金額 | 2024年度:9億円(「LAYLUS」の設置される物件全体 |
※5:ガラス込みの価格となります。消費税・現場搬入費・取付費は含まれません。
<お客様からのお問い合わせ先>
YKK AP株式会社 お客様相談室
一般のお客様
TEL:0120-20-4134
建築・設計関係者様
TEL:0120-72-4134
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