~一般財団法人日本繊維製品品質技術センターと共同で実証~
パナソニック ホームズ株式会社は、このたび、一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター(QTEC)と共同で、インフルエンザウイルスを浮遊させた単室空間において、当社の全館空調システム専用HEPAフィルターを備えた装置によって、空気を循環浄化させた場合に、ウイルス感染価※1の低減効果がある※2ことを、2023年9月に行った実証試験により確認しました。
▶当リリースの本文はこちら:https://prtimes.jp/a/?f=d22927-147-c1b457b7ad5e9899470de12564950dc7.pdf
▶「エアロハス」の詳細はこちら:https://homes.panasonic.com/sumai/lifestyle/airlohas/
当社はこれまで、専用HEPAフィルター単体で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)およびA型インフルエンザウイルス(H3N2)を99.98%以上捕集する※3ことを、2023年2月と6月に行った実証試験により確認しています。
今回の検証は、HEPAフィルターでの循環浄化を3水準の相当換気回数※4(0.5・2.0・3.5回/h)で測定比較しています。図では、一般的な換気※5における換気回数で希釈され得る低減効果(理論値)と、HEPAフィルターで空気循環浄化された空間におけるインフルエンザウイルス感染価※1の低減効果を比較しました。
結果、HEPAフィルターで空気循環浄化されたウイルス感染価※1の低減は、一般的な換気で希釈され得る理論値に比べて大きく、さらには、相当換気回数が増すほどその効果が大きくなるという結果が得られました。
当社の全館空調システムは、専用エアコン1台で、居室だけでなく廊下や洗面室等の非居室空間も含めた全館を換気・空調するシステムで、室内を循環する空気は、PM2.5※6をはじめ、0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集できる※7高性能な「HEPAフィルター」で浄化される機能も併せ持っています。
今回の結果から「HEPAフィルター」を搭載した当社全館空調システムは、ホコリ、花粉、PM2.5を捕集できることに加え、一般的な換気に比べて室内に発生したウイルスの低減にも効果が期待できることが確認されました。
今回の検証結果から、当社の全館空調システムの専用HEPAフィルターは、空間においても大きくウイルス低減に寄与できる可能性があることが明らかになりました。今後も更に研究を進め、住宅規模の空間における効果検証も進めてまいります。
◎「HEPAフィルターのウイルス捕集率」に関するプレスリリースはこちら
https://homes.panasonic.com/company/news/release/2023/0825.html
◎「エアロハス」の詳細はこちら
https://homes.panasonic.com/sumai/lifestyle/airlohas/
※1: 感染力を持つウイルスの数。
※2: 一定の試験条件下における単室空間でのHEPAフィルターを使用して空気循環浄化した場合の効果を示しており、住宅空間での効果を示すものではありません。
※3: 一定の試験条件下におけるHEPAフィルター濾材の捕集効果を示しており、空間における捕集効果を示すものではありません。また、HEPAフィルターは、ウイルスの働きを抑制することや、病気の治療や予防を目的とするものではありません。
※4: 換気及び循環浄化の風量を合わせた換気回数。
※5: 一般的な換気とは、室内の空気の清浄性を保つなどのために外気と室内の空気を入れ替えること。
※6: PM2.5は粒径が2.5μm(マイクロメートル)以下の微小粒子状物質の総称。1μmは1mmの1000分の1。
※7: HEPAフィルターの性能値。工場出荷時の初期性能になります。換気・空調システム全体の数値を示すものではあリません。また、0.3µm未満の微小粒子状物質については捕集の確認ができていません。