ポラスグループ ポラスタウン開発株式会社
ポラスグループ ポラスタウン開発(株)(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:中内 晃次郎)による分譲地、“共有地で「共助」を育み、暮らしの中で「自助」を学ぶ家”「ディスカバリープロジェクト東武動物公園 コネクト・コミュニティ」が、「フェーズフリーアワード2023」(主催:一般社団法人フェーズフリー協会)の事業部門 ファシリティ/その他の空間・施設・設備カテゴリーにおいてオーディエンス賞を受賞しました。
同賞の受賞はポラスグループ初となる他、同分譲地は「第17 回キッズデザイン賞」を受賞し、優秀作品にもノミネートされています。
ポラスタウン開発(株) HP:https://www.polus.co.jp/articles/www.polustown.com
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フェーズフリーアワード について
「フェーズフリー」とは、ふだん身のまわりにあるモノやサービスを日常時だけでなく非常時にも役立つようにデザインするという考え方。フェーズフリーアワードはそのような考え方のもと、「災害による被害が起こりにくい、安心して豊かに暮らせる」社会を実現していくための活動のひとつとして2021 年にスタートしました。
プロダクト、サービス、ファシリティなど、あらゆるものが審査対象となり、すでに世の中に存在するもの(事業部門)、まだ具現化されていないアイデア段階のもの(アイデア部門)の2 部門においてゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞、オーディエンス賞が決定します。[フェーズフリーアワード ホームページ(https://aw.phasefree.net/)より]
※オーディエンス賞とは、入選対象にノミネートされた各作品から、一般の人々による投票で決定する賞です。
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ディスカバリープロジェクト東武動物公園 コネクト・コミュニティ について
日常生活の中で防災への意識を高め、自然に防災を学ぶことができる分譲地。コミュニケーションを育む工夫を共有地(公園)や各住戸の外構に施し、住民主体の管理組合のイベントも通して住民同士の交流を深めることで、日々の暮らしを楽しむと共に、災害時にはその関係性が「共助」を誘発します。共有地は、日常時には住民が集ってくつろぎ、子ども達が遊ぶ公園として利用されますが、非常時には防災拠点となり、かまどベンチや井戸、AED を始めとする様々なアイテムが役に立ちます。
さらに各住戸の屋内には、学校からのお手紙や災害マップを貼れるマグネットボート、アウトドアでも活躍するポータブル電源の他、パントリーや消火器などを盛り込み、日常時も非常時も快適な住まいを目指しました。
【佐藤 唯行審査委員(一般社団法人フェーズフリー協会 代表理事)より講評】
一つの大きな住宅地(分譲地)は様々な要素をデザインする必要があり、プライベート、パブリック、セミパブリックな空間が入り交じる。その空間をデザインする際に、一つ一つにフェーズフリーの視点を組み入れたのが、コネクト・コミュニティというプロジェクトである。要素が多すぎて、それぞれを評価することはできないが、その一つ一つが、この土地に暮らす人々の日常の価値をしっかり向上させながら、それがついでに非常時も役立つように考えぬかれている。こんなコミュニティが日本中に増えると、そのうち繰り返す災害は解決できてしまうのではないか。