施工技能者不足の解決を目指し、実現場を再現した研修で実践的な施工技術を習得
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:魚津 彰)は、エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 九州」を、9月15日に九州製造所(熊本県八代市)内に開設します。エクステリア業界の施工技能者不足の解決を目指し、エクステリア施工技能者の育成や施工品質の向上を推進します。
住宅の玄関まわり、庭まわりなど、住まいを豊かにするエクステリアへの関心が高まる一方で、エクステリア施工技能者の不足や多様化する商品に対する施工品質への要求は一段と高まっています。これらの課題への対応としてYKK APでは、施工技能者の育成や施工技能の伝承、高水準な品質を担保するための研修カリキュラムを開発・実行するエクステリア施工技術研修所「DO SPACE」を運営しています。
この度、「DO SPACE 上尾」(埼玉県上尾市)、「DO SPACE 四国」(香川県綾歌郡宇多津町)に続いて主に九州エリアを対象とした「DO SPACE 九州」を開設します。既存の「DO SPACE」のカリキュラムの開発で得た知見・ノウハウを展開して、窓まわりの施工が中心でエクステリアの施工実績が少ない建材流通店やエクステリア販工店などの多能工化を支援します。さらに九州エリアの特性を反映した研修カリキュラムの提供など「DO SPACE」ならではの取り組みを推進します。
「DO SPACE 九州」が所在する九州製造所はエクステリア商品製造の主要拠点であり、敷地内にはエクステリア商品の屋外展示施設「九州エクステリアパーク」を併設しています。「DO SPACE 九州」の開設によりエクステリア商品の製造から、施工、完成品までを包括した一体的な事業紹介、商品提案が可能になります。
<主な施設特長> ●実現場を再現した研修スペースで実践的な施工技術の習得が可能 ●感覚的な技の見える化による職人技の伝承 ●地域の特性を反映した研修カリキュラム |
<研修スペース>
エクステリア商品の施工が初めての技能者や、経験が浅い技能者が学びやすいよう、実技スペースの横に施工が完了した完成品を設置し、現物を確認しながら実技研修ができる環境を整備しています。
今後、首都圏・四国・九州エリア以外でも同様の施設の展開を進め、施工技能者の育成や施工技能の伝承を推進することにより、エクステリア業界の課題解決やユーザー満足度の向上に貢献していきます。
【施設概要】
施設名 |
エクステリア施工技術研修所「DO SPACE 九州」 |
所在地 |
熊本県八代市新港町1-10 YKK AP九州製造所内 |
延床面積 |
340㎡ |
開設日 |
2023年9月15日(既存建屋の改修) |
主な実技研修商品 |
カーポート、テラス囲い・テラス屋根、デッキ、バルコニー、ハンドレール、玄関スクリーン、フェンス 計7アイテム |
利用方法 |
YKK AP担当営業を通じた予約制(土日祝休館) |
対応目標件数 |
研修回数46回、対象者数130名(2023年9月~2024年3月) |
投資金額 |
約1億円 |
<参考情報>
エクステリア商品の施工技能者育成の取り組みを紹介しています。
“施工技能者のノウハウ×モノづくり”による施工品質の追求。
人手不足解消に向けた人材育成と、
高品質・省施工なエクステリア商品開発の取り組み