新築の耐震、地盤の観点だけでなく、間取りという「住宅内環境」からも防災対策を施した住宅
株式会社HAPROT 代表:満元 貴治氏は、作業療法士で安全な家づくりアドバイザーとして、地盤災害ドクターの横山 芳春氏(株式会社Be-Do 会長)、新潟県・株式会社サトウ工務店と共に、実証プロジェクト「地震発生時にも安心して住み続けられる住宅」の普及のために活動しています。
株式会社HAPROT 公式サイトhttps://www.yoshironoie.com/(外部サイト)
地震発生時に避難生活よりも在宅生活を送りたいと回答する方が8割以上です。※1
しかし、災害時には避難所へ避難することが第一選択となっています。
◆避難所でのリスク
避難所では多数の人々が身を寄せる影響により、身動きがとれなくなります。そのため、身体活動量が減ることで、要介護者が増加します。
また、避難所、仮設住宅では環境適応能力が低い高齢者にとっては、暮らしにくさや転倒リスクが高まること、メンタル不調につながる恐れもあります。※2、3
プライバシー確保が困難になること、避難者同士でのトラブル発生なども考慮すると、地震発生時に避難所ではなく「在宅避難」ができる環境が必要です。
◆災害発生時の住宅内事故
住宅の防災で考えられてきたのは「地盤」「耐震」「備蓄」などです。これらを考えることにより住宅をシェルター化することができるようになりました。しかし、「段差が多い」「停電時に保安灯がない」「収納できず物が散乱している」などの住宅内環境では、災害発生時に転倒事故などが発生しやすくなります。
◆平時にも有事にも安心・安全な住宅内環境の実現
そこで、HAPROTが作成した安心・安全な間取り設計の基準「安全持続性能®」を使用し、平時にも有事にも安心して暮らせる住宅内環境を実現させる実証プロジェクトを開始し、今秋に新潟県にて完成予定です。
(安全持続性能®についてはこちら→https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000120803.html)
◆地震発生時に起こる住宅内事故を予防する設計
リビング、階段、玄関、寝室、キッチンなど15項目から評価し、満たしているものは「安全持続性能®+(プラス)」として認定します。
(例1)停電時にも保安灯になる足元灯
(例2)避難経路も確保した寝室
(例3)転倒・転落を予防する玄関設計
(例4)段差が無いリビング
※1 https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20230803/
※2 https://www.jstage.jst.go.jp/article/tentouyobou/4/3/4_19/_pdf/-char/ja
※3 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdisatmed/27/3/27_270305/_pdf/-char/ja
■プロフィール
満元 貴治(みつもと たかはる)
株式会社HAPROT 代表取締役
作業療法士、安全な家づくりアドバイザー
臨床現場で11年勤務。2021年に独立
以降、広島県主催の講演会講師、広島大学医学部保健学科の特別講義講師など務めている。講演会、セミナー他多数
SNSの総フォロワーは1.6万人(2023年8月現在)
3児の父親。自身も住まいづくりを2016年に経験
【本プレスリリースのお問い合わせ(取材依頼、講演依頼など)】
◆株式会社HAPROT
◆担当:満元 貴治
◆Mail:yoshironoie@gmail.com