分譲マンションを食品回収場所とした“神戸市×DLNフードドライブ活動”を開始
大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：竹林 桂太朗）は、兵庫県神戸市と「食品寄贈事業に関する覚書」を締結し、大和ライフネクストが管理を受託する神戸市内のマンションを食品回収場所とする“神戸市×DLNフードドライブ活動”を開始しました。
管理組合から提供された食品を福祉団体にお届けする「住みながら社会に貢献できる」仕組みで、神戸市とマンション管理会社の連携は本取り組みが初めてです。今後、大和ライフネクストが神戸市内で管理を受託する他マンションへのご提案のほか、神戸市での取り組みモデルについて他の自治体に情報提供を行うことを予定しています。
神戸市提供の回収ボックスとのぼり
- 取り組みの背景
現在、日本国内における食品ロスは、事業系が279万トン（53％）、家庭系が244万トン（47％）※と言われています。そのような状況の中、全国各地の自治体では、家庭で余っている食品を集めて、それらを必要とする福祉団体・施設等に無償で寄付する「フードドライブ活動」を実施しています。神戸市においても、小売店やスポーツクラブなどと連携し店舗での食品回収を進めていましたが、マンション管理組合敷地内での回収実績はありませんでした。そこで、マンション生活に深く関わる当社が同活動に携わることで、当社のお客さまと地域に暮らす皆さまに貢献できると考え、神戸市と「食品寄贈事業に関する覚書」を締結しました。
※令和3年度推計（農林水産省・環境省）
覚書に基づき、当社は、管理を受託する神戸市内のマンション管理組合（対象:78管理組合※2023年6月末時点）における理事会・総会支援業務を通して、居住者への本活動の周知、マンション敷地内におけるフードドライブ実施についてのご提案、合意形成支援を行い、フードドライブ活動の普及・推進に取り組むこととなります。
本取り組みは、管理組合法人コスモ舞子坂（神戸市垂水区）にて2023年6月18日に、管理組合法人コスモ本山（神戸市東灘区）にて2023年6月24日に、それぞれ管理組合の年次総会承認を経て、実施されました。
本取り組みを可決した管理組合法人コスモ舞子坂の総会にて
- 取り組みの内容
・大和ライフネクストが、マンション管理組合に本取り組みの趣旨説明・実施の提案を行う。
・神戸市が、実施を決定した管理組合の初回活動時に、回収ボックスおよびのぼりを寄贈する。
・大和ライフネクストが、防災訓練など管理組合の行事に合わせて告知を行い、マンション敷地内に回収ボックスを1週間程度設置する。
※回収ボックスは、管理員等が終業時に管理事務室に引き上げ、食品を一時保管する。
・神戸市環境局もしくは神戸市より紹介された福祉団体が、集まった食品を回収し、必要とする施設等に無償で提供する。
- 神戸市環境局からのコメント（神戸市環境局業務課 係長 清水さま）
これまではスーパーやスポーツクラブなど施設で行うことが多かったフードドライブ活動を、マンション管理会社と連携し、マンションで行うのは本取り組みが初めてです。住民の皆さまにとってより身近な場所での開催となりますので、今後さらなる食品ロスの削減につながることを期待しています。
- 今後について
神戸市内で管理を受託する他マンションへのご提案を推進するほか、趣旨に賛同いただいた他の自治体に対し、マンション管理会社・マンション管理組合とのフードドライブ活動の有効性などについて、情報提供に努めてまいります。
- 大和ライフネクスト株式会社について
分譲マンション・賃貸マンション・ビル・物流施設・商業施設・ホテルなどの建物管理サービス、法人向け賃貸マンション・シェアハウス・カンファレンスホテル・リノベーションホテルの運営、オフィス移転サポートといった法人向けサービスなど、広くお客さまの住生活・不動産に関わる領域でサービスを提供しております。私たちは、”いま、ここから、よりよい未来を切り開いていく”という想いを持つ人の集合体であり続け、一人ひとりの個性、一人ひとりの考え方・価値観・感性を大事にしながら、お客さま、そして社会とともに、より豊かな暮らしを共創し続けることを目指します。
所在地 ： 東京都港区赤坂5-1-33
設立 ： 1983年3月8日
資本金 ： 1億3,010万円
代表者 ： 代表取締役社長 竹林 桂太朗
事業内容 ： マンション管理事業、ビル・商業施設等管理事業、建設業、警備事業、貨物利用運送事業、損害保険・生命保険代理店事業等
URL ： https://www.daiwalifenext.co.jp/
