~40歳代男女では、コロナ禍で増えた家事について意識格差が顕著に~
パナソニック ホームズ株式会社の「くらし研究室」では、このたび、生活者の住まいにおける暮らしやすさの意識がコロナ禍のさなかと後※1でどう変化したのかについて、『住まいの暮らしやすさに関する調査』を2023年5月に実施、結果をまとめました。
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▶「くらし研究室」ホームページはこちら:https://homes.panasonic.com/kurashi-lab/
同調査で、男女間の意識格差が最も顕著な項目は、「コロナ禍で増えた家事」でした。40歳代男性の78.0%が「コロナ禍前と変わらない」と回答した一方、40歳代女性の回答は46.0%に留まり、男性と女性では意識に大きな乖離が見られました。共働きが増え、男女関係ない家事参画が一般化した現代においても、家事の負担感では大きな性別差があると言えます。
一方で、住まいにおける暮らしやすさに寄与する要素は、コロナ禍のさなかと後で変わりはなく、「家事のしやすさ(家事動線等)」「収納」「間取りの可変性やメンテナンスのしやすさ」が重要視されていることが分かりました。
今回の調査から、コロナ禍を通して、家事については男女それぞれの意識に大きくギャップが生じた反面、「住まいの暮らしやすさに大きく影響する要素」については、コロナ禍に関係なく意識に変化はないことがあらためて確認できました。
当社の「くらし研究室」は、さまざまな調査を通して、家事の効率化の取組み「家事楽」※2やライフステージの変化に合わせて間取りを変えることができる「先読み設計」の考え方を長年にわたって研究してきました。今後も、時代の変化、生活者のくらし方や価値観の変化に合わせて「家事楽」・「先読み設計」の進化・拡充を図り、より良い住まいの提案に繋げてまいります。
■『住まいの暮らしやすさに関する調査』 結果サマリー
(1)コロナ禍を経て“変わった”暮らしの意識
✓「コロナ禍で家事負担感が増えたか」という設問に対し、「変わらない」と回答したのは
40歳代の男性(78.0%)が最も多く、40歳代女性(46.0%)が最も低かった。
約30ptの差が、男女の意識差を顕著に表している。
✓「コロナ禍で最も増えた家事」では、「料理」(26.7%)が最多。
「料理」の負担感は、女性が男性に比べ13ptも高い。
特に男女差が大きかったのは40歳代で、24ptも差がある。
(2)コロナ禍を経ても“変わらない”暮らしの意識
✓「家事のしやすさ(家事動線等)」「収納」「間取りの可変性やメンテナンスのしやすさ」は、
80%以上が「住まいにおける暮らしやすさにつながると思う」と回答。コロナ禍に関係なく、
暮らしやすさに重要な要素は不変。
■調査概要
調査対象:全国の20歳~69歳の男女
調査期間:2023年5月17日(水)~2023年5月18日(木)の2日間
サンプル数:1000人(性年代均等割付)
調査方法:Webアンケート調査(ネオマーケティング)
※n=30未満は参考値として記載
■当社の「くらし研究室」について
日々の家事の負担を軽くするには?もっと便利な収納とは?様々な側面から住まいと暮らしについて調査・研究を実施しています。世の中やライフスタイルの変化の兆しを読み取り、暮らしのアイディアをカタチにする活動を続け、より良い住まいの提案に繋げていきます。
◎「くらし研究室」ホームページはこちら
https://homes.panasonic.com/kurashi-lab/
◎「家事楽スタイル」の詳細はこちら
https://homes.panasonic.com/sumai/lifestyle/kajiraku/
※1: 2021年(コロナ禍中)と2023年(コロナ禍後)の比較
※2: 「家事楽」は、パナソニック ホームズ株式会社の商標