月曜日, 11月 25, 2024
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世界中で注目が高まる「和風建築」のプロフェッショナル集団「素朴屋」。ファンディーノを通じた資金調達を7月6日に開始

「JETRO」が海外展開支援。ベトナムやドバイを起点として伝統技術が海を渡る

在来工法を活用した工務店・素朴屋株式会社(本社:山梨県北杜市、ベトナム法人:ハノイ市ビンホームズスマートシティ)は、
2023年7月6日(木)19時30分より、個人投資家から資金を調達する株式投資型クラウドファンディング「ファンディーノ」で投資申込みの受付を開始します。
▼詳細:https://fundinno.com/projects/478

◆資金調達の概要
<募集予定期間>
開始:2023年7月6日(木)
終了:2023年7月18日(火)
目標募集額:1,000万円
上限募集額:8,000万円
資金使途:ドバイ支店設立、人材育成など

◆プロジェクト概要(動画)

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▼代表について

代表の今井は、20代の頃から山梨県で林業に携わり、木材の特性を活かした建築を行なってきました。

これまで捨てられるばかりだった間伐材を使って日本風のインテリアにアレンジし、世界に和風建築を広めたいと考えています。

また、当社では、一般的には建築工程で分業制となっている設計士や大工を社内に抱えることで一つのチームとしてワンストップでプロジェクトを遂行し、スピードと品質を両立させた体制を構築しています。

さらに、社員にはベトナムやベルギー、スウェーデンなど多様な国籍のメンバーが在籍し、海外展開していることも当社の特徴です。

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▼事業概要

当社は、山梨県北杜市に位置しており、国産の木材を活用した伝統工法によって、住宅やオフィスの建築、商業施設のインテリアや内装を手掛ける工務店ベンチャーです。

2022年8月期の売上は前年度比約220%成長となる約2.4億円を達成し、今期はさらに売上を伸ばせる見込みです。

日本国内では新築を中心に、一軒家やシェアオフィスなどを施工してきましたが、現在は急激な経済成長を遂げているベトナムなどの海外展開に注力しています。

これまで、ベトナムのリゾート地や商業施設などで、日本の伝統的な建築デザインを取り入れた内装を手掛けた実績があります。

プロジェクトにかける思い

日本では、地方の過疎化は免れない問題であります。当社は、そうした危機感から、和風建築を用いた日本の伝統産業で世界進出を目指したいと考えています。

また、世界では以前から和風建築が好まれ、日本的なデザインを取り入れたインテリアの需要が高まっている状況がありました(当社調べ)。

そういったマーケットの追い風の中で当社は、国産木材と伝統的な木組みの工法を用いた和風建築を世界に広めていきたいと考えています。

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◆1.私たちが目指す世界

海外は和風建築ブーム。ベトナムの建設市場規模は2021年に約140億米ドル。捨てられるだけだった日本産木材を、伝統的な”和の建築”に蘇らせて世界へ視野を広げました。

代表の今井は20年以上林業に携わり、森林を管理する一環として一部の木を伐採する間伐作業を行ってきました。

本来、間伐によって切り倒した木材は間伐材として利用することが可能ですが、近年、コストの安さから外国からの輸入木材が多く使われるようになり、国産の間伐材は価格競争に負け、国内ではほとんど売れなくなっていました。そのため、間伐した木をそのまま山に捨てることが当たり前となっていました。

そのような林業の現状に課題を感じた今井は、捨てられるだけの木材の価値を活かす方法を模索し、日本の伝統工法や和風建築を世界に展開するビジネスを創業しました。

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世界では2020年頃から、自然を活かしたシンプルな暮らしやデザインを求めて、北欧インテリアと日本の和をミックスさせた「Japandi(ジャパンディ)」というスタイルが広がり、和風建築へのニーズもさらに高まることが予想されます。

当社が事業を展開しているベトナムでは、都市人口率の増加などによって、2021年の民間建設市場規模が約140億米ドルと試算され、過去10年の平均成長率が約12%と急激な建設ラッシュとなっています(出典:International Finance Corporation)。

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そういった背景も踏まえ、国産木材を使った和風建築を世界に広げていきたいとの想いから当社の事業を立ち上げました。当社はこのビジネスを通じて、日本人の持つ感性や技術を世界に発信し、もう一度日本に活気と自信を取り戻したいと考えています。

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▼2. ビジネスについて

国産の高品質な木材を海外に輸出し、住宅やリゾートホテルを和風建築にアレンジ

当社は、大きく2つの事業を展開しています。

1つ目は、新築の住宅やオフィス、リゾートホテルや商業施設などの建築・内装事業です。そして2つ目は、国産の高品質な木材を海外に輸出する事業です。

建築・内装事業は、国内では主に木造住宅や店舗の新築への需要が多く、これまでに平屋や2階建ての戸建住宅、コワーキングスペースなどを建築してきました。

一方、海外では趣味として和風インテリアへのニーズが高く、これまでにレストランやリゾート施設からお問い合わせをいただいています。

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近年、ベトナムは急速な経済成長を遂げ、都市人口率が増加し、富裕層だけでなく中間所得層も増えています。都市部を中心に建設ラッシュが続いており、2030年までに世界の建設プロジェクトの半分以上が、ベトナムをはじめとした東南アジアで行われると予想されています(出典:International Finance Corporation)。

また、ベトナムでは都市部の大規模な街づくりの中で、和風建築の要素を取り入れたインテリアデザインが人気となっています(当社調べ)。そうした建設市場自体の伸びと日本文化への注目の高まりから、当社が手掛ける和風建築や造園などが受け入れられると考えています。

ベトナム以外でも、すでにパリやドバイなど海外の展示会でも多くの引き合いをいただいており、こうした受注の背景には、日本における「丁寧さ」や「ホスピタリティの高さ」といった、目に見えない価値を感じていただいているからだと考えています。

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一方、国産木材の輸出事業は、レバノンをはじめ世界各国から引き合いがあり、特に新興国の材木屋に高品質な建材を卸しています。また、すでに事業が進んでいるベトナム向けにも加工材を輸出しています。

海外には日本の質の良い材木はあまり流通していないため、付加価値をつけて販売することができると考えています。

▼3.ビジネス化の方法

【ビジネスモデル】ベトナムに現地法人を設立。設計から施工のフローは現地のパートナー企業と協業した業務連携体制を構築

ベトナム市場のターゲットは、現地の富裕層やマンション・リゾート施設のオーナーを想定しています。

国内では、設計から施工まで全てワンストップで当社が行なっていましたが、ベトナムでは設計やデザイン、施工管理を当社が担い、施行はベトナムのパートナー企業に発注し、建物や内装を完成させるスキームとなっています。

当社は、2022年8月にベトナム・ハノイに現地法人を設立しました。まずは2023年8月頃を目途に、現地施工会社と協業したアパート、オフィス、店舗のインテリア設計をメインにしたビジネスモデルを確立させていきたいと考えています。

また、2025年頃までには現地の施工業者との協業を深め、新築建物の設計も手掛けていく計画です。

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その後は、施工業務全体を現地業者に委託、あるいは当社のスタッフが現場監督と施工管理を遂行する形で、ベトナム全域での事業拡大を目指していきたいと考えています。

マンションの内装は坪単価約150〜189万円、レストランの内装では坪単価約3,000〜3,790万円で実施することが多く、日本国内での坪単価とあまり変わらない価格でサービスを提供することができています。数年後には、ベトナムの売上が日本の売上を上回ると想定しています。

【競合優位性】技術力とデザイン性の高さが強み。多様な国籍のメンバーが在籍していることで、海外展開しやすいチームを構築

海外事業を行っている日本の大手ハウスメーカーやベトナム現地の工務店などと比較した際、当社の強みや特徴は3つあると考えています。

1つ目は、木造建築に対する技術力とデザイン性の高さです。当社は木こり出身の代表の今井をはじめ、設計士や大工など知識や経験豊富なメンバーが揃っているため、木材それぞれの特性を活かした品質の高い和風建築を作ることができます。

また、それらのメンバーが設計から施工までの全工程をワンストップで行う点も、当社ならではの特徴です。海外で事業を行う際も、工程の中で重要な施工管理を当社が担うため、日本と変わらない品質でサービスを提供できると自負しています。

2つ目は、国籍多様なメンバーが在籍している点です。事業展開しているベトナムはもちろん、ベルギーやスウェーデンなどバックボーンの異なる様々なメンバーと働くことで、海外の市況やビジネス情勢にも常にアンテナを張ることができています。

こうした点は海外展開の際の強みになるとも考えており、当社の和風建築を世界のニーズに合わせた形で発信していけると自負しています。

3つ目は、小規模な工務店でありながら、世界に向けて事業展開している点です。前述の通り、当社は現在ベトナムに展開しており、将来的には成長著しい東南アジアや中東、アフリカにも進出する計画です。

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ニーズはあるにもかかわらず、和風建築を再現できる事業者は海外にはごく稀であると考えています。そこで、当社の知見やノウハウを活かすことで、和風建築の市場を創出しながら、海外での事業拡大を目指します。

【販売戦略】造園や建築に特化した現地のパートナー企業と提携。2023年度は8件の実績を作りながらtoB・toCともに販路を確保

受注先の獲得には、現地の造園や建築などのパートナー企業と提携する計画です。造園企業のクライアントは、約3割がリゾートや商業施設などであるため、ある程度売上が見込めるtoB向けの販路を確保できると考えています。

また、今後はベトナムの都市人口の増加や富裕層の拡大が見込まれているため、toC向けの新築住宅や内装も一定の受注数が確保できる想定です。

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2023年度は年間8件の契約を目指し、販路の確保を目指しています。まずは、toB向けのインテリア・内装を手掛けることで、ベトナムをはじめとした海外での実績・認知度を獲得していき、その後toC向けの住宅建築も手掛けていければと考えています。

▼4.今後の成長ストーリー

2023年に東京都内、2024年にドバイに現地法人を設置。グローバル展開の拠点を作り、世界へサービスを発信する

当社は現在、山梨県北杜市とベトナム・ハノイに拠点を構えていますが、今後は国内外の拠点をさらに増やし、事業拡大を目指します。

直近では、2023年11月頃を目途に東京都内に拠点を設ける予定です。東京では当社のこだわりや価値観を発信するモデルハウスをつくり、ブランディングを強化していきたいと考えています。

さらに2024年には、アラブ首長国連邦の中心都市であるドバイに現地法人を設立し、グローバル展開を行う上でのハブ機能を果たすような拠点の建設を計画しています。

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世界中の人、モノ、カネ、情報が集まるドバイに拠点を設けることで、めざましい発展を遂げている中東やアフリカの富裕層をターゲットとした、和風建築のグローバルなマーケットを創出したいと考えています。

ドバイの拠点が機能しはじめれば、リゾート施設やホテルなどのインテリア・内装を中心に、世界の様々な国の企業や個人から大規模な受注が発生すると予測しています。

それによって、2026年には海外向けの事業の売上が国内企業の売上を超え、連結で約13億円の売上規模を達成できるのではないかと考えています。

成長著しいアフリカ市場にも進出予定。和風建築による「日本の侘び寂び」を世界中どこでも実現できる世界へ

今後5〜10年後を見据えたグローバル展開の次のステップとしては、いずれはベトナム南部の都市・ホーチミンに拠点を設立し、東南アジア全域での事業拡大も目指します。

さらに、ドバイ拠点の発展性を考慮しながら、いずれは成長性の高いアフリカ市場への参入を検討しています。当社には、アフリカの市況や情勢に詳しいベルギー国籍のメンバーも在籍しており、社内の知見なども活かしながら、アフリカ進出を積極的に進めていきたいと考えています。

アフリカは現在、実質GDP成長率が約3.6%と日本の倍近くの勢いで成長を遂げています。2024年にはその成長率が約4.2%に上昇するとの試算もあり、日本からアフリカに進出する工務店が非常に少ないことを考えれば、挑戦しがいのある市場だと考えています(出典:JETRO 中東アフリカ課)。

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ここ数年、世界では「Less is More(少ない方が豊かだ)」という言葉とともに、シンプルなデザインや価値観が好まれ、自然や暮らしを大切に生きるライフスタイルが注目されています。

当社は、日本の質の高い木材を活かすため、伝統工法による建築で昔ながらの簡素で味のある建築物を多く手掛けてきました。当社の事業を世界規模で拡大させることで、日本ならではの洗練された和風建築を世界中に広めていきたいと考えています。

マイルストーン:将来的なExitは、IPOを想定

下の表は現時点において今後の経営が事業計画通りに進展した場合のスケジュールです。そのため、今回の資金調達の成否、調達金額によって、スケジュールは変更となる場合がございますので、予めご了承ください。また、売上高は事業計画を前提としており、発行者の予想であるため、将来の株価及びIPO等を保証するものではありません。

2023年:東京事務所「素朴屋設計事務所茶屋」をオープン

東京根津に築50年の木造建築を改装し、洞窟カフェ兼設計事務所として、11月にオープンする予定です。

首都圏から八ヶ岳周辺への移住希望者に対する認知度を高めることはもちろん、首都圏での設計、施工の受注獲得を目指します。また、今後の海外展開に向けて、有能な人材の獲得のための情報拠点としても考えています。

2024年:ドバイに現地法人を設立、ベトナムにモデルルーム兼カフェと工場をオープン

ドバイは、世界有数の人・物・金・情報が集積する場所です。和風建築のマーケットが存在しないドバイにおいて、和風建築の価値をアピールすることにより「和風建築を世界に広める」という当社の実現したい世界を形にすることが可能となると考えています。

また、ベトナムでは和風建築の需要はあるものの、当社の設計・施工事例がまだないため、モデルルーム兼カフェを現地に適した設計で建築し、新規顧客獲得の間口を広げる計画です。

さらに、ベトナムでの事業も本格的に施工部隊を充実させていくため、木造建築のための工場を設立する計画です。設計だけでなく施工も自社で行うことになれば、将来的な経費削減と大規模な木造建築案件の受注につながると考えています。

また、若く意欲あふれる人材を育て、会社をよりベトナム社会に浸透させていくことも重要な目的となります。

2025年:ドバイにモデルルーム兼カフェをオープン

ドバイには和風建築のマーケットがなく認知度が低いため、モデルルーム兼カフェを現地に適した設計で建築し、新規顧客獲得の間口を広げる計画です。

▼5. チーム/創業経緯/株主構成など

伝統工法を知る大工集団と、国内外の多様な経験・背景を持つ設計士たちが日本建築を世界に広めるべく、伝統と斬新さを持って事業を行う

代表の今井は、林業での経験を経て建築業界に参入し、日本の木材・建築業界に精通しています。

今井のシンプルで高機能な建築デザインを、多国籍の設計チームと経験豊富な大工職人で形にしていきます。

バックオフィスメンバーには、海外勤務、創業・IPO支援など経験豊富なメンバーが集まり、安定感をもって会社を支えます。

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たくさんの応援者の方々に支えられて素朴屋が成り立っています。

ありがとうございます。

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創業のきっかけ

捨てられてしまう間伐材の価値を再発見し、世界に向けて日本の良さを発信したい

代表の今井は20代の頃から林業に携わり、木材の特性を活かした建築を行なってきました。

しかし、高品質な国産の木でも、伐採してしまうと多くはそのまま山に捨てられてしまうのが現状で、すごくもったいないと感じていました。

そこで、これまで捨てられていた間伐材を使って日本風のインテリアにアレンジし、世界に和風建築を広めたいと考え、2014年に素朴屋株式会社を創業しました。

当社では、曲がりくねった木でも、その木の命を活かし、「建物」という形に変えて息吹を宿したいと考えています。

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▼7. プロジェクトにかける思い

伝統・革新・遊び心を持って木と真摯に向き合い、世界に和風建築を広めたい

当社は、山梨県の木材を使って、伝統的な日本の建築を行っています。

木の1本1本に命があり、その命を奪うものの責任として昇華させなければなりません。

そのため、奪った命の形を活かしてあらゆる建築に挑んでいます。

多様な設計士と熟練の大工たちが一つのチームとなり、伝統・革新・遊び心を持って、世界に和風建築を広めたいと考えています。

そうすることで、和風建築だけでなく、日本の古き良き文化を世界に発信し、もう一度日本に活気を取り戻すことができると確信しています。

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