金曜日, 11月 22, 2024
ホーム商品サービス第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞 ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進

第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞 ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進

~物流事業者が抱える2024年問題に向けてドライバーの労働環境を改善~

旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川畑 文俊、以下「旭化成ホームズ」)、センコー株式会社(本社:大阪市北区、社長:杉本 健司、以下「センコー」)及びフジテック株式会社(本社:滋賀県彦根市、社長:原田 政佳、以下「フジテック」)は、一般社団法人 日本物流団体連合会主催の第24回物流環境大賞において、ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進の取り組みが、「特別賞」を受賞しましたのでお知らせします。

  • 「特別賞」を受賞したドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進概要

旭化成ホームズとフジテックが行う関西と関東の区間の配送について、センコーが提案するドリー式「ダブル連結トラック」を活用する新モーダルシフト運用を導入し、関西はセンコー阪神主管支店阪神車輌センターへ※1、関東はセンコー厚木支店厚木LCへ※2集約することで共同幹線輸送や中継輸送を行う仕組みです。大型車2台分の貨物を別々に集荷し、2台を連結してセンコーの拠点を出発します※3。関西拠点(尼崎市)と関東拠点(厚木市)のダブル連結トラックは、それぞれ高速道路等の長距離区間をドライバー1人が輸送、途中のダブル連結トラック用ドッキングステーション(浜松いなさIC)に設定した駐車場でドライバーが乗り替わり※4、連結を切り離すハブ設定拠点(下記図では尼崎市と厚木市)まで1人で輸送します。切り離し後、大型トラック(前荷台)、セミトレーラー(けん引荷台)の2台に分け※5、同時にそれぞれの配送先に向かいます。

2022年3月から運用開始した結果、CO2排出量の削減とともにドライバーの拘束時間も削減しました。さらに、中継地点で車両を乗り替え出発地へ帰るため、ドライバーの負荷も減り日帰りの運行が可能になり大きな成果が得られるスキームが完成しました。

第24回物流環境大賞「特別賞」を受賞 ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進のサブ画像1_ドリー式ダブル連結トラックの仕組みドリー式ダブル連結トラックの仕組み

  • 開発の背景

働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生するとされる2024年問題は、物流事業者の課題の1つです。近年、トラックドライバーの高齢化や、長時間労働の慢性化を背景とした若年層の新規入職者減少による労働力不足などの問題を抱えていましたが、EC市場の急成長による宅配便の取り扱い個数の増加により更なる長時間労働が常態化してきました。今回の法改正は、ドライバーの労働環境改善に効果が期待できる一方で、運送・物流業者の売上、利益を確保し、ドライバーの収入を維持することは容易ではありません。加えて、CO2排出量削減など長らく抱えてきた環境問題も解決する必要があったため、今回、旭化成ホームズ、センコー、およびフジテックとともに今回のスキームを導入することにより、CO2排出量、車両数を削減するとともに、ドライバーの負荷を減らすことができました。

当社は人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスの提供を追求することで、長く、愛され続ける企業を目指しております。2024問題へ向けた今回の取り組みによって、ドライバーのサステナブルな労働環境創出や、脱炭素社会の実現への貢献を目指すことで、より一層、世の中に必要とされる企業を目指して参ります。

  • 物流環境大賞について

一般社団法人 日本物流団体連合会が主催し、物流部門において、優れた環境保全活動や環境啓発活動、あるいは先駆的な技術開発などを行なうことにより、環境負荷軽減の面から物流業の発展に貢献された団体・企業または個人を表彰する制度です。

以上

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments