旭化成建材×オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」。「環境配慮」「デジタル活用による業務改善」「新たな価値創出」をテーマに。2023年6月2日より。
株式会社eiicon(本社所在地:東京都港区虎ノ門、代表取締役社長:中村 亜由子、以下 eiicon)が運営する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームAUBA(アウバ、以下 AUBA)は、2023年6月2日(金)より、旭化成建材株式会社(本社所在地:千代田区神田神保町、代表取締役社長:山越 保正、以下「旭化成建材」とともに、共創プログラム『旭化成建材 OPEN INNOVATION PROGRAM 2023(以下 本プログラム)』の開催、ならびに同日より、3つの募集テーマで共創パートナー企業の募集を開始することを発表いたします。
本プログラムは、旭化成建材の持つ建築素材技術と業界ネットワークと、eiiconの持つオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を活用し、建設・住宅業界の新たなイノベーション創出に取り組む、同社初の単独によるアクセラレータープログラムとなります。
eiiconは、旭化成建材とともに、本プログラムの企画・設計・運用から、PR戦略の構築、専用Webサイト設置、メンタリングなど、全体を強力にサポートし、取り組んでまいります。
https://auba.eiicon.net/projects/34555
■『旭化成建材 OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』について
旭化成建材は、旭化成グループの一員として、主にALC(軽量気泡コンクリート)、鉄骨造建築物向け構造資材、鋼管杭、断熱材などの分野で、先進性を追求した高付加価値な製品と施工技術を提供しています。
旭化成グループならではの、無機化学と有機化学の技術を融合したユニークな建材メーカーとして、住宅だけに留まらず、各種施設、建築物などに活用される商材や技術を届けています。
建築業界に着目すると、社会構造の変化、個人の価値観の多様化に伴い、業界の環境には大きな変化が起き、お客様から求められるニーズもこれまでに類を見ないスピードで変化しています。
また、新たなテクノロジーの活用、DXの導入などで様々な変革はあるものの、旧態依然の体制や仕組みが多く残っており、他の業界に比べ、その変化は決して早いものとは言えない状態です。
そこで、旭化成建材では、自社のもつ素材技術や、業界に広く培ってきたネットワークを活用し、お客様の多様化するニーズに応えるための新たなサービスや、持続的な業界の発展に寄与するための仕組み、業務改善につながるイノベーションを創出することを目的に「オープンイノベーションプログラム」を実施します。
業界内・外、企業の規模を問わず、様々な技術やサービスを持つパートナー企業との共創を希望します。
□『旭化成建材 OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』募集テーマ
各事業部を代表し、テーマ担当者とプログラムの事務局メンバーを配置。
パートナー企業さまとの共創を強力に推進していきます。
募集テーマ1
ALC素材特性を生かした地球環境対策ビジネスの創出 「ALC素材や製造設備の活用による、地球環境への貢献を実現する新たなサービス」 アイデア例 1「CO2吸収や分解技術を活用した新たな価値の創出」 2「廃材コスト削減や再利用を実現する新たな技術との連携」 3「高温高圧養生窯の新たな活用方法の探索」 など |
募集テーマ2
デジタル技術を活用した、業界のアナログな業務の改善 「積算、構造計算、図面作成・チェック、現場工事、在庫・生産管理や需要予測などの省人化、効率化」 アイデア例 1「自動読取りやAI技術を活用した耐力判定システムの開発」 2「入出庫データを活用したデリバリー・商品管理業務の改善」 3「DX・ロボティクスを活用した自動積算ツールや現場省人化の実現」 など |
募集テーマ3
建材の利用シーンや販売ネットワークを活用した新たなサービスの創出 「建築物の構造材や外壁、その販売網などの活用による顧客への新たな価値の創出」 アイデア例 1「外壁を活用した新たな広告サービスの開発」 2「センシングなどによる建築物情報の収集・可視化・防災の実現」 3「ワイヤレス充電や発電機能などを取り入れた新たな価値の創出」 4「販売施工ネットワーク活用による新たな商材やサービスの拡充」 など |
□本プログラムに提供可能なリソース
サービス・技術開発
・実証に必要な、主要商材の利用、実際に活用されているフィールドの利用
・工事店、ゼネコン、住宅会社、設計事務所などステークホルダーとの連携
・当社の製造現場(企画開発部門、製造部門・工場)との連携
・各事業領域や商品の専門知識を有する当社のメンバーとの連携
開発資金・人員
・実証実験に必要な資金の提供 ※
・事業部の枠を横断した各種専門分野のノウハウを有する従業員のアサイン
※ 必ずしも全額の負担をお約束するものではござません
旭化成グループ
・旭化成グループの製品研究・開発ノウハウ
□スケジュール
2023年6月2日 応募開始
前期応募期間:2023年6月2日~2023年7月16日
後期応募期間:2023年7月17日~2023年8月30日
2023年8月30日 応募締切
以降 選考・インキュベーション・PoC実施後、2024年度以降の継続判断 PoC継続実施 事業化判断
□旭化成建材 担当者コメント
稲本 拓也(旭化成建材株式会社 住建事業部 東京構造資材営業部)
本プログラムでは、全体のプロジェクトリーダーとして、各テーマオーナーとの連携、経営陣や事業部門、リソース提供部門等との連携を推進していきます。オープンイノベーションを実践するための体制やフロー、資金等も準備が整っていますので、ぜひ多くの企業様からのエントリーをお待ちしております。
□eiicon担当者コメント
土谷勇太郎(株式会社eiicon Enterprise事業部 Incubation Sales)
旭化成グループの1社である旭化成建材として、単独での初の共創プログラムです。
本プログラムでは「住宅・建設」業界におけるさまざまな課題や、「労働力不足」「アナログな業務」「職人の習熟度による質・時間等のバラツキ」「環境への負荷」などに対し、旭化成建材のもつ技術と皆様の技術やサービスを掛け合わせ、その課題解決に取り組みます。
重要な社会インフラである住環境の課題解決に向けて、多くの企業様からのエントリーをお待ちしております。
□応募資格・応募要件
・法人登記がなされていること。企業規模は問いません。
・プロダクトや技術をお持ちであること。
・募集テーマに該当するプランであること。
・応募企業、当社の両社にとって新たな共創に繋がるプランであること。
・応募プランはテーマとの親和性があり、かつ実現性があること。
■『旭化成建材 オープンイノベーションプログラム 2023』エントリーページ
https://auba.eiicon.net/projects/34555 ※最終応募締切:2023年8月30日(水)
□参考記事
建設・住宅業界のイノベーション創出を目指す共創プログラムが始動
――”へーベル”で知られる建材メーカーが開催する共創プログラムの全貌
https://tomoruba.eiicon.net/articles/4182
■旭化成建材 概要 https://www.asahikasei-kenzai.com/
社名:旭化成建材株式会社
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-105(神保町三井ビルディング)
設立:昭和51年(1976年)9月
創業:昭和38年(1963年)12月
代表者:代表取締役社長 山越 保正
資本金:30億円
主要株主:旭化成株式会社(100%)
事業内容:1.建築材料の製造及び販売 2.土木資材の製造及び販売
3.建設工事及び土木工事の設計、監理及び請負 4.産業廃棄物及び一般廃棄物の収集、運搬、処理及び再生
5.損害保険代理業 6.前各号に付帯、関連する事業
■eiicon 概要 https://corp.eiicon.net/
社名:株式会社eiicon
本社所在地:東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 住友不動産虎ノ門タワー5階
代表者:代表取締役社長 中村 亜由子
事業内容:オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、イベント企画・支援サービス、ソーシングサービスなど
株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーションに特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせたOIの支援にて事業化をサポートしています。
・オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」:https://auba.eiicon.net/
「価値ある出会いが未来を創る」をテーマに、オープンイノベーションのパートナーを探すことができる、ビジネスマッチングプラットフォーム。登録数27,000社。課題・事業成長に必要なリソースなど自社情報を登録、相互に発信し、企業の新たなつながりを実現・サポートします。
・AUBA Enterprise:
社内新規事業・オープンイノベーションプロジェクト含め、弊社の事業創出支援経験豊富なコンサルタントが企業ごとのお悩み・ニーズに応じフルカスタマイズで支援を設計。事業戦略の支援から実際のパートナー共創にむけた具体的な出会いの場の創出・チームアップ支援、新規事業創出支援まで企業のフェーズに合わせた支援にて事業化をサポートします。
・メディア「TOMORUBA」: https://tomoruba.eiicon.net/ 事業を創るビジネスパーソンのための“事業を活性化するメディア”。全国各地あらゆる業界のスタートアップ・中小企業・大手企業から地方自治体・大学まで、資金調達・資金提供・共同研究などの様々な情報や事業を創るためのノウハウ情報などを配信しています。
2022年12月、革新的で優れたサービスとして「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を受賞。 https://service-award.jp/result04.html
2023年2月には、アクセラレーションプログラムを通じた全国のスポーツチーム/団体とパートナー企業とのマッチング、共創創出など、一連のオープンイノベーションへの取組により「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞しました。 https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html
※オープンイノベーション:
2003年(米)ヘンリー W. チェスブロウが提唱した、「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論。社内の資源に頼るばかりでなく、社外との連携を積極的に取り入れるべきであるという主張の方法です。
※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。