後悔した項目の1位は4割以上の方が選んだ「間取り・レイアウト」
1) 購入した住宅に対して後悔・不満を持ったことのある方の割合は84.4%という圧倒的多数派に。
2) 内訳をみるとマンションなどの「集合住宅」よりも「戸建て」の方が後悔を抱える割合が約13%高いことが分かった。
3) 後悔を持った具体的な内容は1位「間取り・レイアウト」41.8%で、生活スタイルの変化に対応しにくいという回答理由が目立った。以降は2位「費用面(ローンなど)」22.9%、3位「ベランダ・庭など屋外環境」21.2%と続いた。
4) 物件探しにおいて重要視した方がよいと思う項目の1位は「物件周辺環境の下見」50.9%で物件自体ではなく周りの環境をしっかり確認すること。2位には「知識がある第三者のアドバイス」42.8%がランクインし、第三者的なプロのサポートを求めている方が多くいらっしゃる結果に。
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不動産直販サイト「FLIE(フリエ)」を運営している株式会社FLIE(本社:東京都渋谷区)は、住まいや暮らしに関する様々な“気になるコト”を調査する「フリエ住まい総研」を立ち上げ、Webマガジン「FLIE magazine」上に調査結果を公表しております。
今回は「住宅購入で後悔したこと」について、住宅を購入した経験のある346名を対象に調査いたしました。
新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたことから、これまで以上に“住まいの環境”が重要視されています。これから理想のマイホームの購入を検討されている方は、「人生の三大支出」のひとつとも言われる大きな買い物において“失敗したくない”と考えていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
今回の調査では、住宅を購入した経験のある方へのアンケートを通して、これからマイホームを検討される皆さんへのヒントとなる「住宅購入における後悔」の実態をレポートいたします。
- 「住宅購入で後悔したこと」についての調査結果内訳
まずは、ご自身の購入住宅に対する後悔・不満の有無について聞いてみました。
<Q1. 購入した住宅について少しでも後悔・不満を持ったことはありますか?>
A. はい 84.4%
A. いいえ 15.6%
実に約85%が購入した住宅物件に何かしらの後悔・不満がある事が分かりました。
後悔の度合いの大小はあるものの、圧倒的に後悔・不満を抱えている方の割合が高いことが伺えます。
また、回答者の属性を「戸建て」と「集合住宅」の2つに分けて詳しくみていくと、「戸建て」を購入した人の方が後悔している割合が13%以上も高い数値となりました。
続いて、後悔・不満を感じた具体的な項目についてお伺いいたしました。
<Q2. 購入した住宅について後悔・不満を感じた項目は何ですか?> ※Q1で「はい」と答えた方のみ回答
1位 間取り・レイアウト 41.8%
2位 費用面(ローンなど) 22.9%
3位 ベランダ・庭など屋外環境 21.2%
4位 日当たり・照度 18.5%
4位 近隣住民の質 18.5%
6位 物件の立地 17.1%
7位 設備環境の質 16.1%
8位 近隣の騒音 15.8%
9位 駐車場の環境 11.6%
10位 その他(フリーアンサー) 5.5%
11位 地価・物件の価値変動 4.5%
圧倒的な得票となったのは41.8%が選んだ1位「間取り・レイアウト」で、生活環境の変化に対応できなかった…という理由が目立ちました。2位以下は「費用面(ローンなど)」22.9%、「ベランダ・庭など屋外環境」21.2%と続きました。
また、上位3位の回答項目について、その回答を選んだ理由についてお伺いしました。
<「間取り・レイアウト」を選んだ方の理由>
・老後や結婚や子供など将来についてもう少し考えてレイアウトするべきだった(40代男性)
・リラックスできる自分の書斎を作ればよかった(40代男性)
<「費用面(ローンなど)」を選んだ方の理由>
・コロナ禍の前に契約しました。もう少し費用を抑えればよかったと後悔してます(30代女性)
・収入面の変動などで当初の予定通りに返済が出来なくなった(40代男性)
<「ベランダ・庭など屋外環境」を選んだ方の理由>
・広さがほしいと思っていましたが、そのぶんお手入れをするのが大変(20代女性)
・土地面積の関係で庭を諦めましたが、家を狭くしてでも庭をつくればよかったと後悔しています(30代女性)
最後に、物件探しにおいて重要視した方がよいと思う項目をお伺いしました。
<Q3. 後悔をしないために、より重要視した方がよいと思う項目は何ですか?>
1位 物件周辺環境の下見 50.9%
2位 知識がある第三者のアドバイス 42.8%
3位 複数物件の比較検討 39.3%
4位 該当物件の内見 37.9%
5位 物件設備の確認 32.4%
6位 購入価格を見極める 29.8%
7位 販売元の信頼性・透明性 26.6%
8位 不動産関連の念入りな情報収集 22.3%
9位 その他(フリーアンサー) 4.6%
実際に購入した住宅に住んだ方のアドバイスとなる本設問ですが、第1位は約半数の方が選んだ「物件周辺環境の下見」50.9%となりました。物件自体に集中しがちですが、意外と見落としがちな物件周りの環境もしっかりと見ておいた方が良い…との結果です。
また、4割以上の方が選んだ第2位の「知識がある第三者のアドバイス」42.8%については、やはり専門知識が多い不動産売買において、自分自身ではなかなか判断が難しい場面もあり“第三者的なプロのサポート”があると安心する方が多いようです。
また、「その他(フリーアンサー)」の項目としては以下の回答が見受けられました。
・その地域の街の口コミは、近隣にどんな人がいるのかの目安になるかも知れません(40代男性)
・増築できるようにすること(40代男性)
・自分が支払うことができる価格を、無理なローンはやらない(60代男性)
・実際に住む地域の治安についての調査(40代男性)
- 【調査概要】
調査方法: インターネット調査
調査対象: 住宅を購入した経験のある方 346名
調査期間: 2021年9月28日~2021年10月5日
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代表取締役: 榎本 亮太
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