グループ全体で開発力強化し、スピード感のある開発体制を構築
事業を通して社会課題解決に取り組む、株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、東証プライム:2120、以下「LIFULL」)は、2023年3月にマレーシア首都クアラルンプールに新たな開発拠点を設立いたしました。LIFULLグループにおける海外開発拠点は2017年に設立したベトナム・ホーチミン市に続く2拠点目となります。
- マレーシア開発拠点の設立背景
LIFULLグループはこれまで、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズとして世界63ヶ国でサービスを提供してきました。今後もさまざまな領域への事業拡大・事業成長を続けるため、グループ全体の開発リソース確保を目的としてマレーシア開発拠点を設立します。
日本国内では人口減少にともないITエンジニアが減少・不足すると言われています。その中でも開発力を中長期に渡って強化し、スピード感のある開発体制を構築するために、優秀な人材をマレーシアにて確保・増員していきます。
マレーシアはアジア太平洋地域の中心でアジアの市場にアクセスしやすい位置にあります。マレーシア政府もIT人材育成に取り組んでいることから、デジタル競争力も国際的にも高く評価されています。日本との時差も1時間と少なく連携がしやすいという特徴もあり、現地会社での開発での1年間のトライアルを経て、今回マレーシアでの設立を決定しました。
マレーシア開発拠点の現地法人代表取締役社長として、元エアロダインジャパンCTO松尾直幸が就任します。松尾はベルトラ株式会社でのマレーシア法人立ち上げの他、複数回のマレーシアでの会社設立経験があり、現地でのエンジニア採用・チーム拡大の知見を持っています。マレーシア開発拠点の立ち上げに加え、本社及び、LIFULLグループ海外開発拠点の1拠点目であるLIFULL Tech Vietnam Co.,Ltdとの連携強化に向けた支援も実施します。
- 株式会社LIFULL 執行役員CTO(Chief Technology Officer) 長沢翼:新規開発拠点設立におけるコメント
近年の変化の早い時代において、スピード感のあるプロダクト開発は非常に重要であると考えています。そこで2017年にLIFULL Tech Vietnam Co., Ltdを設立し、海外開発拠点の1つ目として開発力の向上に取り組んできました。その拠点は、6年間の歳月を経て、人員、開発力共に成長しています。そして、さらなる開発力の拡大を模索するため、マレーシアでの開発にも試験的に取り組み、1年ほどのトライアルを経てマレーシア開発拠点の設立を決定しました。現地法人の代表には、上場企業の執行役員経験やテック企業でのCTO経験があり、アジアでの開発に豊富な経験を持つ松尾直幸氏が就任します。松尾氏の加入により、マレーシア開発拠点の発展とともに、本社、ベトナム、マレーシアの間の開発拠点の連携を更に強化し、LIFULLグループの中期長期に向けた開発力の拡大を目指していきます。LIFULL社グループは今後も、「あらゆるLIFEを、FULLに。」するような革新的なプロダクトの開発を引き続き進めていきます。
- LIFULL TECH MALAYSIA SDN. BHD.代表取締役社長について
・代表取締役社長 松尾直幸プロフィール
九州工業大学卒業後、国内大手Sierに入社。インドの大手Sierに転職し、インド拠点にて国内大手自動車会社のアドミンシステム開発にブリッジSEとして携わる。その後、東京・マレーシアの2拠点に会社を設立。CTOとして現地クアラルンプールのITチームビルディングおよび教育を行う。2011年、海外オプショナルツアー予約サイトの運営を行うベルトラ株式会社に入社、システム構築・社内開発チーム立ち上げを行いシステムの完全マイグレーション成功させた後、マレーシアに開発拠点を設立。現地Directorを行いながら、東京・マレーシアの2拠点を成長させる。2018年には執行役員としてマザーズ上場も経験。2022年よりマレーシアに本社を置くドローンソリューションプロバイダーエアロダインジャパンのCTOに就任。自社及び資本提携先のITチーム・ソフトウェアをIPOに向け改善・強化した。
・代表取締役社長就任におけるコメント
昨今コストのみに注目するオフショア開発からアジアを拠点の1つとする多国拠点化が活発になってきています。マレーシアはITレベル、人材、治安、給与、政治、経済といったあらゆる面で水準が高く、言い換えるならば、「悪いところが見つからない」と言っても過言ではありません。
首都クアラルンプールにおいては、IT人材のほぼ100%が英語でのコミュニケーションが可能であり、中華系マレーシア人の中には、英語、マレー語、北京語、広東語といった4つの言語を操る人も少なくありません。
現在、LIFULLでは、日本とベトナムに開発拠点を有していますが、マレーシアにも 独自の強みがあることを確信しています。
多国拠点化に向け、私が13年に渡って培ってきたマレーシアでの経験をフルに活かし、LIFULL全体のITチームを更に強化してまいります。
- マレーシア開発拠点概要
・名称:LIFULL TECH MALAYSIA SDN. BHD.
・所在地:マレーシア・クアラルンプール連邦直轄領
・代表取締役社長:松尾直幸
・事業内容:LIFULL HOME'Sを始めとしたLIFULLグループのサービス開発・運用
・設立日:2023年3月
- 株式会社LIFULLについて (東証プライム:2120、URL:https://lifull.com/)
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。