月曜日, 12月 23, 2024
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川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工

商業・医療・子育て施設・住宅一体の複合再開発事業

 川口栄町3丁目銀座地区市街地再開発組合(理事長:田中 宣充)と参加組合員として事業参画している野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:松尾 大作、以下野村不動産)は、権利者や地域の方々及び川口市と推進してまいりました「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業(以下本プロジェクト」)が、2023年3月22日に竣工を迎えましたことをお知らせいたします。

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像1_外観写真外観写真

1.経緯と目的


 本プロジェクトは2006年6月に地元有志による勉強会が発足し、2017年5月に都市計画決定告示、2018年3月に再開発組合設立認可(2017年12月に事業協力者として野村不動産が事業参画)、2019年3月の権利変換計画認可、2020年2月に工事着手し、約17年の歳月を経てこのたび竣工に至りました。
 <事業スケジュール>

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像2

 本地区はJR川口駅東口から東へ約300mに位置し、商業業務機能が集積した歴史ある中心商店街の川口銀座商店街(樹モール)に面しております。従前のまちの課題として、地区内には「不整形な敷地」、「低未利用な土地」、「都市計画道路の拡張」、「多くの老朽化建物による耐震安全性」があり、建物の更新が必要とされていました。
 このような課題に対し、「建物の不燃・耐震化による防災性向上」、「大規模災害時にも対応できる防災設備の設置」、「歩行者空間の拡充」を目指しました。また、川口の表玄関として、魅力ある商業業務機能の拡充により中心地区にふさわしい「商業業務施設、都市型住宅等の施設整備」を行いました。

2.本プロジェクトの特長


 再開発コンセプトを「THE FLAG SHIP~樹モールとともに未来を導く旗船~」とし、新旧が混在しながら生み出す変化・進化、新たな定住人口の増加、新たな商業施設による賑わいの創出、滞留できる魅力的な場所の創出等を推進いたしました。

(1)商店街の活性化
 川口銀座商店街(樹モール)の一部として、1~3階の商業業務施設との相乗効果や駅前エリアの新たな賑わいの創出を見込んでいます。商業集積地区という特性を継承するために、住まう方だけでなく地域の方、来訪される方にも喜ばれる舞台となるよう川口銀座商店街に面した位置に施設入口を設置しました。

(2)地域貢献
 子育て支援などの社会福祉施設、健康維持支援などの地域医療施設の誘導、高齢化社会を見据えたバリアフリー等の整備、大規模災害時にも対応できる防災設備等の設置、災害時においては一時滞在場所の協力に関する協定書を川口市と締結しており、地域に根差して安心・安全な暮らしを支える拠点となります。

(3)地域分断化への配慮
 従前敷地に川口銀座商店街(樹モール)から東に抜ける路地(市道)が含まれていたため、地域の方に安心・安全で快適に利用していただける敷地内を貫通する通路を配置することで、地域で親しまれてきた本地区の日常生活導線の機能を継承し、歩行者の利便性を確保しつつ周辺環境と一体になった空間となるようにしました。

(4)歩行空間の充実
 川口銀座商店街(樹モール)の街なみの連続性を考慮し、敷地全周にゆとりある歩道状空地を4m確保することで安全で快適な歩行空間とし、商業業務施設との連携を図り賑わいある空間としました。

<配置図>

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像3

 

 

3.施設概要(商・医・育・住一体の大規模複合再開発)


 地上28階地下2階建ての多彩な生活利便施設が併設された複合再開発施設です。建物低層部1~3階は商業・業務施設(樹モールプラザ)、4~28階は総戸数481戸の共同住宅(プラウドタワー川口クロス)を整備しました。

<断面図>

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像4

(1)商業・業務施設(樹モールプラザ)
 1~3階に位置し、生活必需品を中心としたショッピング施設や飲食モール(樹モールフードアベニュー)、医療施設、子育て支援施設等、約40店舗が入居します。

<商業・業務施設(1~3階)配置図>

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像5

 施設名である「樹モールプラザ/JU-MALL PLAZA」のデザインコンセプトは「若葉」「街の緑」「ファミリー」をモチーフとし、ロゴマークのかたちには「やさしさ」に加え、「未来」「発展」「持続性」などのイメージを重ねています。リフレッシュな印象やエネルギーが溢れる空間を象徴し、新しいライフスタイルを創造します。有機的なマークに直線的な文字を組み合わせることで、一体感があり、力強く印象に残るデザインとしています。

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像6_樹モールプラザ 外観樹モールプラザ 外観

 

 

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像7_樹モールプラザ ロゴマーク樹モールプラザ ロゴマーク

(2)共同住宅(プラウドタワー川口クロス)
 4~28階に位置し、3LDKを中心に幅広い世代に対応した間取り展開になっている他、個別ブースを備えたスタディルーム、ライブラリーラウンジ、シアタールーム等、多様な共用スペースを設けています。また、環境に配慮している建築物として川口市より「低炭素建築物認定」※を受けています。
 本物件は、「都内へのアクセスの良さ」、「商業利便性の高さ」、「最寄り駅まで徒歩4分の立地」、「商業・医療・子育て施設の複合再開発」等を、30代を中心に単身世帯からファミリー、シニア層まで幅広い層にご評価いただきました。

※二酸化炭素排出の抑制に寄与する建築物の認定基準である省エネ法で定める省エネルギー基準に比べ、一次エネルギー消費量が10%以上低く抑えられ、さらに低炭素化に貢献する措置や仕様を採用している建築物

4.事業概要

事業名:川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業
事業主:川口栄町3丁目銀座地区市街地再開発組合
所在地:埼玉県川口市栄町三丁目601番(地番)
交通:JR京浜東北線 「川口」駅徒歩3分 ※敷地入口まで徒歩3分(住宅エントランスは徒歩4分)
構造・規模:RC造(一部鉄骨造) 地上28階 地下2階建て
主要用途:住宅、店舗、事務所、医療施設、子育て支援施設、駐車場、駐輪場 等
敷地面積:9,069.41m²
延床面積:66,572.28 m²
住宅戸数:481戸 (非分譲住戸31戸含む)
間取り:1LDK~4LDK
専有面積:46.63m² 〜 115.77m² (一部住戸にはトランクルーム面積1.59㎡・2.96㎡含む)
売主(参加組合員):野村不動産株式会社
設計・監理:株式会社INA新建築研究所
施工(特定業務代行者):前田建設工業・埼和興産共同企業体
商業コンサルタント:野村不動産コマース株式会社
管理会社:野村不動産パートナーズ株式会社
共同住宅/入居時期:2023年3月下旬
商業施設/開業時期(予定):2023年4月12日プレオープン・同年5月24日グランドオープン
公式サイト:
 樹モールプラザ       :https://www.jumallplaza.com/
 プラウドタワー川口クロス:https://www.proud-web.jp/mansion/b115430/

<現地地図>

川口銀座商店街と一体となった再開発、17年の歳月を経て実現 「川口栄町3丁目銀座地区第一種市街地再開発事業」 竣工のサブ画像8

 

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